ギフトピアの思い出(キャッピー編)

はい。前回は説明ばっかりだったので、もうちょっと細かく書いていきます。

まあやっぱりまずは主人公・ポックルとガールフレンドのキャッピーらへんについてですよね。

オトナ式に寝坊してしまうポックル。作中でもずっとイジられています。なんせスタート時点では犯罪者ですからね。寝坊しただけなんですが。そんな犯罪者のポックルですが、ガールフレンドがいます。うらやましい限りですね。村長であるメイヤーさんの娘、キャッピーです。

基本的にはポックルのことを大好きでいてくれるキャッピーなのですが、その割には結構な頻度で大胆なビンタをかましてきます。振り抜いています。ちなみにこのゲームは隠しステータスとしてキャッピーにビンタされた回数をカウントしています。なぜだ。みどりキノコを食べたあとに「ゴシンボク」という木に話しかける(?)とその回数を教えてくれます。もちろんビンタだけではなく、「ポックル だ〜い好き!」と言って抱きついてきてくれたりもします。うらやましい限りですね。そのときポックルは顔を真っ赤にして頭を掻くというわかりやすい照れ方をします。

ポックルがオトナになりたい理由として最も大きいのは「キャッピーとシマウラに行きたい」ということです。恋人のために行動するんです。かっこいいですね。

島の人々は、毎日同じように社会生活を営んでいます。何時から何時まではここで仕事をしていて、昼休みの時間には噴水の前のベンチで昼寝をして、仕事が終わったら家に帰って、また決まった時間に食事をして…というように。このゲームはそれぞれの住民の生活を眺める楽しみもあります。キャッピーの行動を見ていると、チビタという生意気な子供と遊んであげているのがわかります。子供想いですね。チビタの口の悪さは相当なものなのですが。

そんな(?)キャッピーなのですが、ゲームを進めていくとみんな必ず1回は目にするであろう行動パターンがあります。1日の始まり、ベッドから起き上がったポックルは、玄関のドアを開け、外に出ます。するとキャッピーが、ポックルの家の玄関から地面に続く小さな階段に腰掛けていることがあります。話しかけてみると…

「あらポックル! おひさしぶりネ… 昨日はあいさつ なかったヨ!」

こわい。根に持つタイプですね。キャッピーに話しかけないまま1日を終えると、次の日にこうなります。ガールフレンドを無視したらいけません。と言っても、他の人のネガイを叶えるために朝からあれこれやっているとついついこの状況になってしまいます。キャッピーだってずっとわかりやすい場所に居座っているわけでもないですしね。好感度のようなステータスはないので、ただこわいだけで済みます。ただこわいこれを言われた後は普通に会話できます。本当にただこわいだけなので安心してください。

キャッピーが強烈な印象を与えてくるイベントがもうひとつあります。夢です。寝て1日が終わり、起きて1日が始まるという、それはそれはわかりやすい進行なわけですが、その寝ている間に、ポックルがまれに(おそらくエンディングまで通して2回だけ)夢を見ます。

その片方のパターンは、暗闇の中から「ポックル〜!」と声がする→ポックルが声のしたほうを向くと、キャッピーが駆け寄ってくる→立ち止まったキャッピーがかわいい仕草をして「エヘ」と笑う→「エヘ エヘ エヘ…」とかわいい仕草を繰り返す→ポックルが照れまくる という流れです。目が覚めたポックルは、ベッドから起き上がりまた照れます。

…こっちのパターンはいいんですよ。かわいいんでね。問題はもうひとつの方です。キャッピーが駆け寄り「エヘ」と笑うところまでは同じ。問題はその後。


ビンタ。ビンタ。ビンタ。ビンタ。ビンタ。ビンタ。ビンタ。ビンタ。ビンタ。ビンタ。ビンタ。ビンタ。ビンタ。ビンタ。ビンタ。ビンタ。ビンタ。ビンタ。


起き上がったポックルは、その光景を思い出し、身震いするのでした…。

その夢というプチイベントは全く脈絡なく起こるもので、初プレイ時には(特に後者のパターンが)強く印象に残りました。


そしてカップルが出てくる以上、物語の構成として欠かせないのが、恋敵の存在です。…まあ、言うほどのもんじゃないんですがね。ポックルにとっての…ではなく、キャッピーにとっての恋敵です。ナナシ島の住民の中に、アンという女優がいます。ポックルはこのアンのファンであり、家にでっかいポスターまで貼ってあります。別にアンはポックルのことが好きというわけではないのですが、キャッピーはアンの話となるととにかくヤキモチを焼きます。本当にポックルのことが大好きなんですね。うらやましい限りです。モテモテ気分を味わいたい人はぜひギフトピアをプレイしてみてください。ちなみにストーリーを進めていくとアンのパンツが手に入ります。アンのパンツを手に入れたい方はぜひギフトピアをプレイしてみてください。なかなかないですよ、女優のパンツを手に入れられるゲーム。ちなみにそのパンツは、フィギュアを飾る棚に並べることができます。パンツを棚に飾りたい方はぜひギフトピアをプレイしてみてください。

このゲームは自由度がかなり高いですが、それでも「キャッピーはポックルとシマウラに行きたい、ポックルはキャッピーとシマウラに行くために大人になりたい」が全てです。愛の物語ですね。ラブイズソーワンダホー。

長々書いていますが、言いたいことは「ギフトピアおもしろいよ」だけです。素敵な愛の物語ですのでぜひに。

今回も投げ銭はできますが課金要素はありません。

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