マリオストーリーの思い出2

クッパに敗れて、天空に浮かぶキノコ城から落とされてしまったマリオ。さてさてどうなる。

マリオが落ちたのは、クリボーの一家が住むクリ村近くの空き地でした。クリボーの女の子・クリコに発見された意識不明のマリオは、クリ村にある宿・キノコハウスへ運ばれます。このキノコハウスはどの村にもある無料の回復施設で、これから何度もお世話になります。

眠り続けるマリオに、星のせい・チョールの声が届きます。「星のふるおか」に来てほしい…そう告げられたマリオは、星のせいたちの加護もあり、目を覚まします。ここで注目なのは「星のふるおか」ですね。どんな丘かというと、星の降る丘なんです。実際に星が降ってきます。…まあ、そんなことより、「星のふるおか」という名前にピンとくる人もいらっしゃるでしょう。そう、スーパーマリオRPGに「星のふる丘」という場所が出てくるのです。スーパーマリオRPGでは、願いを叶えるための「スターロード」が壊されてしまい、その欠片であるところの「スターピース」を集めました。のちのち出てくる今回の「スターロード」は、遠く離れた星の国へ行くための道のことです。意味は違いますが、ところどころスーパーマリオRPGを踏襲しているのがわかりますね。ちなみに私はマリオストーリー→スーパーマリオRPGの順でプレイしたので、初見のときはな~んにもわかりませんでした。な〜んにも。

はい、えーと、目覚めたマリオは、その星のふるおかを目指します。正確には、目指そうとしました。しかし、クリ村から星のふるおかやキノコタウンがある方角へ行くための門が、地震で壊れてしまって開きません。ここで言う地震とは、キノコ城が空に昇ってしまったときの、あの大きな揺れです。修理をしていたクリボーのパパ・クリパパの言うことには、もう少しで直るので、一家のみんなと喋っていてください、と。ゲームによくある、村人みんなと喋ることによりフェーズが進行するパターンのやつですね。喋ろうではありませんか。クリボーの一家は、クリパパ・クリママ・クリばあ・クリじい・クリオ・クリコの6人です。誰がどのポジションかは自分で予想してください。それで合ってます。この作品ではいいクリボーと悪いクリボーがいて、一家はもちろんいいクリボーのほうです。悪いクリボーはそのへんの道にいるザコ敵です。

みんなと話したところで、門の修理が終わります。クリボー一家がマリオとの別れを惜しんでいると…現れます。カメックババです。今作が初登場の、クッパの補佐役です。カメックのババだからカメックババ。クリボー一家と同じ原理ですね。わかりやすくてよいです。

さて、そのカメックババ、マリオを妨害するために、大きな黄色ブロックを生み出し、村を出る門を叩き潰します。「プレゼントぢゃ!」とか言ってます。クリパパの「せっかく修理した門が…」というひとことが切なくて印象的です。黄色ブロックに道を塞がれて村から出られないマリオに、クリパパが「クリじいが持っているハンマーならこのブロックを壊せるかもしれない」と教えてくれます。クリじいはさっき会ったとき、ベランダで物干しの修理をしていました。そのためにハンマーを使っているようです。借りに行きましょう。クリボーたちの家の中に入り、ベランダに通じる扉を開けると、ベランダがありません。

…?

ベランダがありません?

ベランダが、ありません。

扉を開けて外へ出たマリオは、そのまま家の裏手に落ちていきます。なんせベランダがないので。誰でも落ちますよね、ベランダがなかったら。

マリオが落ちた先には、バラバラになったベランダの残骸と、腰を強打したクリじいが。クリじいの言うことには、突然の大きな振動で、ベランダが丸ごと落ちてしまったとのこと。カメックババが大きなブロックを落としたせいですね。ハンマーを借りようとすると、どうやらベランダごと落ちたときにどこかへ飛んで行ってしまったようです。近くの空き地にありそうなので、探してみます。

マリオストーリーの「調べる」システムは、調べられるものに近づくとマリオの頭の上に「!」が出て、そこでAボタンを押せばいいという単純明快なものです。調べられないものは「!」が出ません。某RPGで「もんだいなし。」という表示を3万回くらい見た私からすると非常にありがたいシステムです。調べられない物を調べたときに、律儀に「もんだいなし。」と表示されると、調べられるものを「これもどうせ『もんだいなし。』なんだろうな」とついついスルーしてしまいそうになるので、近づけば調べられるものかどうかわかるというのは本当にありがたかったです。

そんな感じで草むらをガサゴソやって、ハンマーを見つけました。マリオがハンマーを使うのもマリオRPG的ですね。今作ではフィールドで好きなだけ振ることができ、それが謎解きにも役立ちます。木を叩いて揺らすことで何かが落ちてきたり、ピーチ姫に扮したニセモノをぶん殴ったり。いま手に入った木のハンマーでは、黄色のブロックだけが壊せます。のちのち手に入る強力なハンマーではストーンブロックやメタルブロックも壊せるようになります。ちなみに、この空き地で木を叩いていると、クリコがなくした「おにんぎょう」が落ちてきます。あとで届けてあげましょう。

空き地を出ようとすると、ガキ大将のコワッパが現れます。いかにも子供といった感じの見た目です(http://www.pixiv.net/tags.php?tag=%E3%82%B3%E3%83%AF%E3%83%83%E3%83%91 )。たまごのカラかぶっていますし。バトルになりますが、なんてことはないので、ジャンプとハンマーの攻撃でぼっこぼこにします。「おぼえてろよー!」と叫びコワッパ退場。村に戻りましょう。

手に入れたハンマーで黄色ブロックを壊し、マリオはキノコタウンに向かうことになります。クリボー一家とお別れのあいさつをしていると、クリボー一家の少年・クリオに、クリじいが言います。「マリオさんについて行き、旅のお手伝いをしてきなさい」。クリオはマリオに憧れており、自分もいつか旅に出たいと思っていたので、とても喜んでついてきてくれます。ちなみに「クリオ」という名前も、両親がマリオにあやかって名づけたものだそうです。そういうわけで、クリオが今作一人目の仲間となってくれました。

言うまでもないことではありますが、仲間の能力は謎解きに欠かせないものとなっています。クリオの能力は「ものしり」。フィールドでは謎解きのヒントを出してくれます。クリオのセリフはエリアごとに変わり、特に謎のないところでは雑談なども聞かせてくれます。つまり、進行フェーズではなく、エリアの数だけクリオのテキストが用意されているということです。ちなみに、なぜか街にいるNPCたちひとりひとりにも専用の解説が用意されています。つまり、そのへんを歩いているキノピオの個人名、さらに趣味や性格とかもわかります。なぜだ。

仲間はバトルにも参加してくれます。クリオは「クリオずつき」と「ものしり」でマリオを援護してくれます。今作に出てくるクリボーの攻撃方法はずつきです。敵も味方も。ずつきはマリオで言うところのジャンプ攻撃で、トゲのある敵などには効きません。逆にダメージを受けてしまいます。マリオがダメージを受けると普通にHP(ヒットポイントではなくハートポイント)が減りますが、仲間にはHP(ヒットポイントではなくハートポイント)はないため、ダメージを受けると、ダメージと同じ数だけのターン動けなくなります。2ダメージ受けたら2ターン動けない、という感じです。まあ、仲間がダメージを受けることはかなり少ないです。みんなマリオを狙ってきます。かわいそう。

長くなってきてしまったので、バトルの詳しい話とかはまた次回。もうちょっとするとバトルの要素も増えますのでね。

投げ銭は(中略)ません。

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