キノコにネガイを

早々と切り口を変えてみます。ギフトピアのお話。

ナナシ島には、ただのキノコの他に、七色のキノコが生えます。

みどりキノコ、きいろキノコ、藍色キノコ、オレンジキノコ、みずいろキノコ、むらさキノコ、真っ赤なキノコ。これらのキノコについてちょっとだけ書いていこうかなあと思います。

ギフトピアをプレイしていく上で、キノコは欠かせない存在です。何に使うかと言うと、食べるわけではなく、以前お話しした「ネガイ玉」を作る際です。必要というわけではないんですが、効率がかなりよくなります。

…ここまで書いて以前の記事を見返してみたんですが、ネガイ玉の説明は無に等しかったですね。

このゲームは主に島民のネガイを叶えるものなんですが、そのためにはまず、からのネガイ玉を持ってネガイを持つ島民に話しかける→ネガイ玉がネガイで満たされるという手順を踏みます。そのネガイを叶えることによってネガイ玉は「カナエ玉」になり、それを神社にホウノウするとオトナに近づくわけです。ネガイネガイうるさい文章になってしまった。

まあ、そういうわけで、島民のネガイを吸い出すためにはネガイ玉が必要なんですが、それを作るのにちょっと手間がかかります。神社の賽銭箱にオソナエをすることでポイントが少し貯まり、それが一定数になることでからのネガイ玉ひとつが生まれます。そのオソナエというのが、賽銭箱の中に食べ物やら何やらを片っ端から突っ込んでいくというまあまあシュールなものなんですが、そのポイント還元の効率がよいアイテムがキノコなんです。パイナップルやナナシイモ(ナナシ島のイモ)の数倍になりますし、なによりキノコはそこらじゅうに生えています。ネガイ玉を作るためには、利用しない手はありませんね。それでは、各キノコについてのお話をしていきます。

ただのキノコ: ただのキノコです。食べてもハラはほぼ回復しないので、これこそネガイ玉用アイテムですね。以上です。ただのキノコですし。

みどりキノコ: 緑色のキノコです。入手方法が特殊で、「水かけ草」という草にバケツやペットボトルで水をかけることにより、その草の中から出てきます。これを食べると、その日は「ゴシンボク」という木と会話をすることができます。このゴシンボク、いろいろなことを知っています。なんせゴシンボクですのでね。いろいろなことを教えてくれます。キャッピーにビンタされた回数とか。

きいろキノコ: 黄色いキノコです。食べると金髪になります。脱色作用があってうんちゃらかんちゃらみたいな説明がされています。金髪になった状態で島民に話しかけるとだいたい「おっw 不良だねw かっこいいねw」みたいな態度を取られます。まあ、結局は子供ですしね。1日経てば髪はすっかり元に戻ります。あとヤンキー座りで坂を滑るミニゲームができます。

藍色キノコ: 藍色のキノコです。夜になると怪しい光を放ちます。道端に生えているキノコが光っているのはかなり不気味ですが、光っているときに食べると普段よりハラがよく回復します。「よく」と言ってもそんな大したことないです。大したことないキノコです。

オレンジキノコ: オレンジ色のキノコです。このキノコを食べると、しばらくハラが減らなくなります。デンデデッデッボワァーンというBGMが流れます。ハラが減らないのですから要するに他の食べ物の節約になります。ポックルのハラが減るのは主に移動でのことなので、遠出の際に持っておくといいですね。まあ、それほど長時間は効きませんし、生えている数も多くはないんですけどね。

むらさキノコ:紫のキノコです。なんかちょっとシャレた名前なのがムカつきますね。食べるとハラ全回復、しかし食べた瞬間に倒れ、強制的に1日が終わり、罰金1万マネを課されます。なぜ食べてはいけないのかは、「規則だから」です。このゲームには他にも禁止されていることがいくつかあるのですが、そのほとんどが理由について「規則だから」以上の説明をしてもらえません。「体に悪いから」というような説明すらなしです。現代社会に対する風刺か。現代社会に対する風刺なのか。

みずいろキノコ: 水色のキノコです。食べても何も起こりませんが、高値で売れます。1個1万マネ。このゲームは500万マネ集めても別エンディング(最後に「おわり?」と表示される)を見ることができるのですが、単純に言えばこのキノコを500個売ればそれだけでいいということです。…高値で売れるということはもちろん、入手が難しいのです。ああ、人生は甘くない。このキノコ、スコールが降っている間(ゲーム内の1時間、現実の1分間)に、決まった場所にしか生えません。もちろん雨が降らない日もあるので、手に入れたい場合は、事前に家のテレビで天気予報(毎日「今日はスコール あるかもね〜」or「今日はスコール こないっぽいね〜」の一言のみ)をチェックし、キノコが採れる場所の近くにスタンバイするしかありません。それでも採れる数は多くて5個くらい。これだけを狙った生活なんて嫌です。ちなみに、みずいろキノコが採れる場所が増える日もあります。その増える場所というのがですね、ええと、ポックルはタオという犬を飼っているのですが、そのタオがおしっ…はい。あとは察してください。このゲームではのちのち畑で作物を育てることができるようになるのですが、そうなればみずいろキノコが増やせます。ひとつ植えると9つになるので、雨を待つよりずっと効率はいいですね。

おまけ・冷凍キノコ: 各キノコをポックルの家にある冷蔵庫で凍らせると(冷蔵庫なのに凍る)できます。凍らせてしまえば全て「冷凍キノコ」なので、むらさキノコもこうしてしまえば食べることができます。脱法キノコ。

おまけのおまけ・虹色キノコ: 虹色のキノコです(ずっとこれ言っててさすがにアホっぽい)。ナナシ島でひとりしか見たことがない…らしいです。七色のキノコが生えるナナシ島に伝わる伝説のキノコ。入手には、ある程度マネを貯めることでポックルにプレゼントされる畑が関わっているとのこと。私は初回プレイ時に「虹色キノコって言うくらいだから七色のキノコをどうにかするんだろうなあ…」と思い、全種類のキノコを持って畑に行ってみますが、特に何も起こりません。植えられるモノも普通にひとつだけ。もうどうにもならなかったのでそのときはあきらめました。のちのちまたプレイしたとき(とてもおもしろいので何回もやりたくなっちゃうんですよ! 覚えとけ!)も、結局わからないままだったので、攻略情報を調べました。

「肥えた畑に冷凍キノコを植える」

七色のキノコ関係ねーのかよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


取り乱しました。

というわけで、冷凍キノコを肥えた畑(ヘンプーという良い肥料を撒いた状態の畑)に植えれば、虹色キノコが栽培できます。七色のキノコが本当に関係ないのでびっくりしました。あのときの衝撃はこのゲームをやっていて一番だったかもしれません。ちなみに他の作物はひとつ植えて9つ収穫できますが、虹色キノコは冷凍キノコをひとつ植えてひとつだけ収穫できます。育つのにも時間がかかりますが、売ると30万マネ。

さらに、ゲームを進めると、キノコで染め物ができるようになる(右靴・左靴・ポシェットの3ヶ所)のですが、コツさえ掴めば栽培がめちゃくちゃ早くなるので、すぐ3つすべてを虹色にできます。90万マネの染め物。コツというのは、ペットボトルの水を買い溜めして…おっと、なんでもありません。

このように、ナナシ島生活をする上で、キノコというものの存在はとても大きいのです。キノコの食べすぎでニワトリになるおじいさんやおばあさんも出てくるギフトピア。機会があれば…機会と機械があれば、みなさんもぜひプレイしてみてください。



真っ赤なキノコは食べると移動のスティック操作が逆になります。以上です。

ここから先は

0字

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?