ゼルダの伝説の言説

タイトルのセンスがないですがまあいいでしょう。

ゼルダの伝説をあまりやっていませんという話をします。あまりやっていないのにそのシリーズの話を書いちゃう暴挙をお許しください。

ゼルダの伝説。もはや説明のいらない、世界に誇る大人気シリーズです。マリオシリーズと並び、任天堂の2大IPとなっております。「そもそもゼルダシリーズとは…」などという話は置いておきます。というか、そんなに詳しくありません。なんせ、あまりやっていないので。

ディスクシステムでの第一作発売から今年(2016年)でまるっと30年。三十路です。30年前というと、山本昌の一軍初登板の年です。山本昌はすごい。

さて、そんなゼルダシリーズなのですが、冒頭でも言いましたように、私はそんなにプレイしていないのです。やったものも少ないですし、クリアしたものは当然さらに少ない。最後までクリアしたものは「4つの剣」「4つの剣+」くらいで(独特の偏り方)、あとは半端な状態で止まったりしています。持っているもので言うと「神々のトライフォース」(GBA「4つの剣」と同ソフトに収録)、「時のオカリナ3D」(3DS、キャンペーンにて無料入手)、「ムジュラの仮面」(Wiiバーチャルコンソール)、「風のタクトHD」(WiiU)…があります。そう、やりたい気持ちはあるんです。任天堂は好きですし、特にロクヨン(ニンテンドウ64)時代の2作品「時のオカリナ」「ムジュラの仮面」は世代直撃でもあります。むしろなぜやらないのかとすら言えるのです。

その理由は非常に単純です。怖いのです。

こわい! 動物一般が持つ普遍的な感情! こわい! ゼルダの伝説シリーズはこわい! あるいはその「こわい!」という先入観! それがいまいち手を出せない理由なのです。

先述のように、私はロクヨンの世代であり、友達の家に行っても基本的にはロクヨンのゲームで遊ぶなどしていました。家が近い友達の家には何度も行くので、マリオパーティやスマブラやウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー 電流イライラ棒をみんなでやる日の他に、その家の子が1人用のゲームをやるのをみんなで見ている日もありました。そしてその子がやっていたゲームのうちのひとつが「ムジュラの仮面」というわけです。2000年発売。その年の山本昌は2ケタ勝利。山本昌はすごい。

この「ムジュラの仮面」が私にはとにかく怖かった。月のビジュアルも怖いし仮面を被ったときの「うわああああああ!!!」も怖いしボスの見た目も怖いしギブドも怖いしスタルチュラも怖いしお面屋がブチギレるのも怖い。チンクルもある意味怖い。ロクヨン時代の3Dポリゴンがこれまた絶妙に不気味さを煽るのです。サコンが爆死するのは楽しかったです。まあ、その、サコンの爆死以外がとにかく怖かったのです。

行く場所行く場所すべて薄気味悪くておどろおどろしいし、月は着実に近づいてきて恐怖を煽るしで、あれは本当に恐怖の演出が秀逸なゲームだと思います。もちろん大ヒット作なので、同年代の人たちが「ムジュラの仮面」をやっていた話はよく聞くのですが、そのたびに私は「あんなに怖いゲームを幼少期によくやれたなあ」と感服してしまいます。私は元来あまり怖いものが好きではないので、「MOTHER」の冒頭なんて、怖すぎて心臓が止まるかと思いました。2じゃないほうです。

ええと、若干脱線してしまいましたが、とにかく、幼少期の経験で「ゼルダの伝説は怖い」というのが刷り込まれてしまいまして、どの作品をやるにしても「怖いんだろうな…」が出てきてしまって、購入だけして尻すぼみになっていくパターンやそもそも購入しないパターンが非常に多いのです。「任天堂が好きだからゼルダシリーズも好きでいなくちゃならない! 買わなくちゃならない!」とは微塵も思っていないので、そこは気楽です。でも「4つの剣」は最後まで行けたよ! なぜならみんなといっしょだからね! 友情ってすばらしい! 協力抜け駆け何でもありだー!

そうですね。

さすがにいい年してゼルダ怖い〜とか言っているのもキツいなあと思い、それを克服しようとしてバーチャルコンソールの「ムジュラの仮面」を購入したわけです。2009年に配信開始。この年の山本昌は22年連続勝利のセ・リーグ新記録を樹立。山本昌はすごい。

で、プレイして、「やっぱり怖〜い」ってなって止まってます。バカだ!

じゃあタッチの違う「風のタクトHD」をやってみよう! ちょうどリメイクされたし! となって、WiiUを買いたての2013年に同ソフトを購入。山本昌はプロ入り30年目。山本昌はすごい。


止まってます。はい! 今回は根気がないだけです! ごめんなさい!

というわけで、多角的に見て私はゼルダシリーズに向いていないのだと思います。


そう言えば私は蜘蛛があまり好きではないのですがあれはたぶんスタルチュラのせいで合っていると思います。

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