建国記念日に空から寄せて(無意味な文章)
(注:世の中には意味のある文章が多すぎるため、無意味な文章を書いています。決して意味を見出さないでください)
ムーンウォークを知っているだろうか? もしもあなたが知っていなくてもこの記事を読むのに問題はない。なぜならムーンウォークを話題にすることがないからだ。
さて、あなたは唐突に10分ほど演説をしてくれと言われて、何か話すことができるだろうか?
例えばそれが単に場をつなぐためであれば、あなたは面白い話をする必要はなく、ただ人を不快にさせなければ良い。多少つまらなくても構わないし、脈絡も整合性も正確性も不要だろう。
とはいっても何事も練習は必要だ。僕もここで少し話してみよう。テーマはそうだな……まぁいい加減に決めてしまおう。大丈夫、最初に言ったテーマなんて1分もすれば誰も覚えていないからね、儀式的な厳粛さを持ちつつも清々しい、そんな雰囲気で決めればいいだろう。
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さて、本日このような場で僕のような立場の人間が話す機会をいただき、とても光栄に思っている。これから10分間だけ、『建国記念日に空から寄せて』というテーマで話をさせていただこう。
皆さんは人が一生のうちに関係を持つ人の数を知っているだろうか。それはおよそ1万人と言われている。多いだろうか。少ないだろうか。しかし、誰かと出会う確率が100万分の1であるといえば、その希少さに少しイメージがつくだろう。ここでこうしてこの場に集った我々は、その一人ひとりが天文学的な縁で結ばれてここに出会ったといえる。
天文学的、といえば、そもそもがこの太陽系の9つの惑星の中で遥か昔に誕生した歴史の萌芽が、こうしてここで、このような形で結実しているということ自体が、果てしないスケールの話である。そんな昔から数えなくても、21世紀が始まってから今日2019年5月1日でちょうど6700日となる。21世紀だけでもそれだけの時間をかけて我々はこうしてここに共にある。そのことを何よりも僕は嬉しく思っている。
皆さんと僕の関係も、今日という日を最後に会うことのない人もいるだろう。逆に、生涯の友として長い時間を過ごすことになる人もいるかもしれない。しかし、こうして希少な出会いを果たし、お互いの顔を見ながら会話することができる。この機会を無駄にすることなく、また新たな、かけがえのない縁を築いていくことが出来ると幸いだ。
最後に。
21世紀から今日までで6700日というのは嘘だ。太陽系の惑星は9個じゃないし、一生のうちに関係を持つ人の数が1万人という話は今考えた話だから間違っているだろう。もちろん『出会う確率が100万人に一人』というのも根拠のない数字である。
あと、覚えている人がいたら教えて欲しいのだけど、この演説のテーマはなんだっただろうか?
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(EON)
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