「お前達 生きてない。死んでないだけ。」
そのセリフは6500万年前に恐竜人vs人間との戦争中に発せられた。
恐竜人の強さから、闘う事をあきらめて隠れ続けるようとする人間の長老達に戦士エイラが言った。
「お前達 生きてない。死んでないだけ。」
このセリフは多くのクロノトリガーファンの心に残った。
「お前達 生きてない。死んでないだけ。」
実はそのセリフは私も見ていた。未来視の力で戦士エイラが発するセリフもエイラがこの後行動する全ての流れ、アザーラが死ぬまでの未来も見えていた。
見えるといってもその時間軸のアザーラは厳密には私ではない。未来のマザーブレインが過去を改編してしまう果てにクロノが生まれてしまう世界線が生まれた後の世界での話なのである。つまり、今いる私の時間軸(世界線)においてはクロノは私のいる時代にやってこないのだ。
私が見える未来は複数に分岐していて、その分岐した世界の一つに私は全く干渉ができない。クロノの存在する世界線のアザーラは悪役で私よりも知能が低く物事を配慮する力がない。
そのアザーラは私よりも強い想いでラヴォスに魅入っている。ラヴォスにテレパシーを繋げてようとして気を狂わせていると言っても良いだろう。私はその光景が未来視の力で見えたからラヴォスに意識を繋げるような事をしなかった。
言い換えたら、今の私はその気を狂わせたアザーラありきで成り立つ存在(半身)であるようなものなのでアザーラに同情してしまう。
クロノトリガーはフィクションの世界ではない。現実に存在するだろう世界をゲームにディフォルメされている。
クロノトリガーの制作シナリオに関わったSQUARE社員が、なぜか私が見えているクロノトリガー世界線と同じ世界を生み出してしまった。
クロノトリガーは単なる物語ではない。ラヴォスが現実に存在している世界線であり、つまり
これから未来人は大変な目に合うだろう。ラヴォスの降臨によって死ぬかもしれない。助かるには地下に逃げる事です。
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