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#稽留流産 #自然排出 #体験記

今回これまた貴重な体験をしたので書き残しておこうかと思います。私自身もネット検索して先人の女性たちの体験にとても勇気づけられたので、この体験も誰かのお役に立てたら。

(※以前にインスタグラムでまとめていたものです。)


過去のこと( #掻爬術 のトラウマ)

私は3人の子供がいますが(4人目妊娠中)、これまでに2回流産をしています。どちらも心拍確認前の初期流産で、1回目は子宮外妊娠の疑いで入院し自然排出で手術なし、2回目は自然排出したけどまだ残っていて掻爬術(子宮から残留物を掻き出す手術)をしました。

総合病院で流れ作業のように受けたこの掻爬術が、ものすごく痛く、なぜかレイプされているかのような屈辱感を感じ、涙したことを覚えています。
(あまり説明をされず、こんなに痛いなんて知らず「すぐ終わりますからね」って言葉に油断していて、大学病院から変わるがわる来ている顔も知らない男の先生にカーテンの向こうから、穴に器具突っ込まれて子宮内をぐりぐりされたので)

↑あまりにも衝撃的だったので脳内脚色しているかもしれませんが、もしこれから掻爬術を受ける可能性のある方は、気の許せるような信頼できる先生にお願いすることを強くオススメします!

麻酔なしでの掻爬術は、陣痛のような、重すぎる生理痛のような痛みで、おそらく2〜3分くらいで終わっていたと思うけれど、体感時間はかなり長く感じました。

今回の稽留流産について


稽留流産というのは、胎児は死亡しているが、まだ、出血・腹痛などの症状がない状態。自覚症状がないため、医療機関の診察で初めて確認されます。治療としては、全身麻酔で入院して子宮内容除去手術を行う場合と、外来で経過を見て自然排出を期待する場合があります。

今回私は9週あたりで稽留流産と診断され、後者の自然排出を待ち、12週で自然排出を迎えました。

手術か自然に出てくるのを待つのか?


妊娠の判断をいただいた産婦人科では、早めに手術を受けることをオススメされました。感染症などのリスクも高く、上の子たちがいるなら尚更、いつ大量出血するかわからない状態で待つよりも日にちを決めて手術したほうがいいと。
ここではできないから紹介状を書きますね、と言われました。

でも私は、前回のトラウマがあって、総合病院には絶対に行きたくなくて…二番目三番目を出産した義実家近くのなるべく自然なお産をしてくれる病院( #吉村医院 )に相談しにいきました。その時は、手術以外の選択があることも知らなくて、手術してもらうならここの病院がいいと、話しました。

そしたら、
「よく聞いてください、まずはおめでとうございます。とても小さくて見えないほどですが、しっかりご懐妊されています。ただ残念ながら、今回は染色体などの異常で肉体持って成長できなかった魂だったようです。それでも小さな赤ちゃんがここにいるんですよ。」って写真を見せてくれました。

「手術を希望されているようですが、うちでは手術をやっていません。できる限り、自然に排出されるのを待つようにしています。しかし、これはリスクも伴いますので、今から説明することをよく聞いてもらって判断してもらえたら。」

と、説明用紙(ネットで検索すれば出てくるリスクなどが書いてある)をもらいました。

「ただ、誰にでも勧めるわけではなく、あなたは3人を御安産されている実績もありますし、感覚や感性的にもきっと大丈夫だと思います。稽留流産の自然排出といえど、これは立派なお産です。おしるしがあって、陣痛がきて、出産する、というような登山です。(いつもお産を登山に例え、富士山の写真をみながら説明してくれます。)」と真っ直ぐに目を見て伝えてくださいました。

そんな風に話してもらえて、手術の選択肢しかないと思っていた私には目から鱗で、自然に排出してみたいなぁと思うようになりました。

できれば義実家でゆっくりしている間に出てきて欲しかったし、自然排出後の問診もこの産院に通いたかったけれど、出てきてくれたのはそれから1ヶ月ほど経った頃でした。
(いつも、この陣痛待ちの期間が、私は待てなくてソワソワしちゃう。)

<リアルな心情>


あえて先に書くと、
ひと通り終わってみて結果的には
『これを経験できてよかった!!』と
思えるけれど…

正直、人にはオススメできません。。。
(人にもよるけど、多くの人には)
「全身麻酔で手術してもらった方がいいよ!」
と同じ状況の方がいれば伝えると思います。

陣痛のような痛み、出産と同じとは聞いていたものの、自宅で血まみれ、意識も飛ぶ寸前で、必死でなんとかした…という状況でした。

とはいえ、出てくる赤ちゃんと呼吸をあわせること、それをサポートしてくれるひとたち(旦那は出張でおらず、たまたま来てくれてた看護師見習いの友達と、居候の若者が介抱してくれました)、人に素直に頼ること、その後の身体の観察などなど、出産と同じようにドラマがあり、大きな学びがあったことも確かです。(言われるがままに、手術を選んでいたら、こんなことも書いてなかったと思います。)


時系列で何が起こったか書きます。


ここから、実際に何が起こったかをリアルな時系列で書きたいと思います。どんな経過なのか、どのくらい血が出て、どんな塊がでるのか、どうやって対処したらいいのか、、、友達の助産師さんにも相談しながらでしたが、先人の方々のブログや投稿で経験を読ませてもらって色々知れたので…私も書き残してみたいと思います。

腹痛がはじまる


#妊娠12週
(8週頃には心拍確認できず、稽留流産の自然排出を待っていた状況。診断から約1ヶ月程は特になにも体調の変化はなく、そわそわしてました。)

生理1日目のような血が出ていて(おしるしかも?)
あ、そろそろかなぁと思っていた日。

19時 やばお腹痛い 陣痛ぽい
   出血してナプキン溢れそう
   (お風呂に移動)
   ドロンってのが少しずつでてくる。
   なかに白い透明な袋みたいなやつが出た。
   (※これが赤ちゃん👶の気がする
    胎芽&胎嚢というやつ)

20時 なかなか出血がとまらずお風呂で待機
   ドロンと大きいのが出たのでスッキリ
   夜用ナプキンつけて、布団に横になるが、
   大量出血でパンクして再びお風呂へ

   ポタポタと出血が止まらないので、
   足湯しながら
   30分ほど座ってると
   ギューーーっとお腹が痛くなり
   腹圧かけたらドロロロロンと大量にでた。

   ゆっくりお茶を飲みながら
   出血が落ち着くのを待ち

21時 他の人がお風呂に入りたそうだったので、
   夜用ナプキンをつけてでる。
   立ち上がって諸々やってるとふらつく
   ものすごい疲労感に襲われて 
   「疲れたーーー」と倒れ込む。
   唇があおく、顔色わるいと言われる。

   アクエリアスを飲みながら
   駆けつけてくれた看護師のたまごの友達と談笑していると、
   笑うだけで血が止まらないのでしんどかった。

   最終的にゴミ箱の上に座っていた。

   とりあえずみんな帰って行った。
   けど、やはり血がとまらない。

22:40 夜間救急のある市立病院に電話

「全部出ちゃえば、落ち着くだろうけど…診察しますから心配なら来てください」って。でも自分で全部でたか判断できないし、どうしようかなぁと思っていたけれど、うちに運転できる大人が他にいなくて、とりあえず家で安静にして様子見ることに。

3歳の娘がおきてきて
どうしようもならないから
携帯を貸してパズルアプリをさせる。

信頼する助産師さんたちに連絡とりたいけど、、とれない
パソコンで試みるも打つのしんどくてむり。

23:00  電気を消して寝ようとする

23:10  市立病院に再び電話

ゴミ箱に座ってたところから
寝ようとおもい、ゴミ袋を敷いて寝転がったら、冷や汗でるほどの腹痛が。そして呼吸ができなくなってきて、ちょっと焦る。
運転者がおらず……でも看護師さんから「自分では運転してこないで」と言われ、でも「救急車はタクシーがわりにつかわないで」と言われる。
普通のタクシー呼んでも、立てないから乗り込めないし、出血やばいので申し訳なさすぎる。
子どもたちもいるし、1番下もまだ起きててしんどいピーク。

とりあえず我慢して寝ることに。
ナプキンではすぐに溢れるので、
子どものオムツを破って2枚つけて寝てみる。

寝れない。
たびたび、お腹が痛くなる
後陣痛に似てる、と思った。

けど、まだ、血が出てる

1:43  尿意を感じて、風呂場へいく。
オムツを外し、シャワーをかけたら
ドロンと最後の?固まり?が出てきた

フラフラしてなにかアクションするたびに3分うずくまってないと、次の行動ができない。貧血やばい、息が苦しい。

3:23  寝れないのでドラマみてたら、無性に味噌汁が飲みたくなる。梅干しがたべたい……

冷蔵庫にとりにいこうとしたら
3歩あるいて立ちくらみで動けなくなる
うずくまって、なんとかとりにいって、もどってきて食べる。

用意してもらってた
アクエリアスをがぶ飲みして
梅干し3つ食べて
味噌なめたら
元気出てきたかんじする。

結局梅干したべきる。
たぶん全部で10個ぐらい。

ほっとして眠りにおちる。
(というか、気づいたら意識がとんで朝になってた)

実際に出てきた血の塊

どんなものが出るのか、どの程度出るのか、あまりにもわからなくて困ったので、参考までに以下に載せておきます。閲覧注意⇣⇣🩸

↑で、「ゴミ箱に座ってた」って書いたのですが、うちはトイレが昔ながらの汲み取り形式で、でたものすべて闇の中に吸収されちゃうので…トイレに居るって選択はなかったのですw
(みんなは結構トイレで痛みを耐えてた、みたいなこと書いてあったなぁ🥺)

2日目の朝

貧血で朦朧としながら眠って気づいたら朝だった。

7:00 目覚める。だいぶ回復していて安心する。

 正直、朝起きたら出血多量で死んでるんじゃないかと、覚悟してたw
   そして、全身なぞの筋肉痛。

9:00  近所の産婦人科受診
   (市立病院は待ち時間長いし広いししんどい。)

フラフラなりながらも到着。
内診してもらい、まだちょこっと残ってるやつを #掻爬術 することに。痛い、やっぱり痛い(涙)
陣痛並みに痛かったけど……助産師さんや看護師さんたちがあたたかく手を握ってくれて声かけ続けてくれたから大丈夫だった。
(だから、①で書いたトラウマのときのような苦痛はなくて安心だった。)

ちなみに、「いまやっちゃう?後日手術にする?」って選ばせてくれて、「いまやっちゃいたいです!」と答えた。「そうだよね、後日にするとまた出血続いちゃうからね〜」と。

「前もってわかっていれば、全身麻酔で手術になるけど、急だったからね〜 」って苦笑い。
少し痛かったけれど、先生も看護師さんも温かくて、本当によかった。

それから、かなりの貧血だったので点滴をしながら休ませてもらって、鉄剤もらって帰ってきた。
次の日や数日後にも経過をみてもらい、少しずつ回復してきて、日常生活に戻ることができた。

わたしは出産の時もそうだけど、すこし出血が多いタイプみたいだ。




その時の簡単なメモでしかないけれど…誰かの役に立てたら嬉しい、と思って書き残していた。(こんな経験するなら、手術してもらおっと!ってなるのでも全然いいと思うw🙆‍♀️)

とはいえ、私的には
\死ぬかもしれない!/と覚悟するほどのことってなかなかないし、自分の身体と向き合うすごくすごく貴重な経験だったな、と今でも思っています。


娘が赤ちゃんと話していた。

妊娠が発覚するかしないかの頃、娘が「女の子がハハのお腹にきたね〜」と言っていました。生理が来なくて、妊娠検査薬やって陽性が出てたけど、妊娠7週くらいまで待って、産婦人科へ。
(前回の自然流産のときは、この時点で赤ちゃんはすでにおらず、袋も確認できなかったけど)今回はちゃんと「ここにいるね〜」と確認できた。でも2週間後にもう一度確認してから妊娠届を書くね、と言われ………その時点で心拍確認できず「稽留流産」と診断、という状況でした。

その日、ちょっとガッカリして家に帰って「赤ちゃんいなくなっちゃったみたいなんだ。」って娘に報告するも、

「え?でも、ここにいるよ〜〜!」って言う。

(あ、そうなのか、まだ魂はお空に帰ってないなのかな?)と思いつつ、紆余曲折あり(前回までの投稿参照)、自然排出を選んだものの

たびたび娘に「赤ちゃんってまだいる?」って聞くと「いるよ!赤ちゃんが、ママ大好きだよ!って言ってるよ〜」と伝えてくれる。(涙)

心臓は動いてないのに、わたしの子宮の中に留まっていることがなんだかもどかしくなってきて……「はやくお空に帰るように伝えてもらえないかな?」なんて言ってみたりするけど、なんでか娘には、そそのかされてばかり。。

そんな折に、赤ちゃんと会話をする #たいわ ( #胎話 )ができる友達にヘルプして話してみると…

( ※わたしも赤ちゃんとコミュニケーションとれるけれど…先入観と雑念だらけで、なんか自分じゃうまく繋がれてない気がしてて。。と正直にヘルプしました。)

「ママが大好き、家族みんなが大好きで、会いにこれて嬉しいって伝えてくれてるよ。お腹のなかが居心地良くて、物理的に心臓が動いてないことがわかってないかもしれないね。ちゃんとお話ししてる?お空に帰って、またいいタイミングできてね〜ってお腹の子に伝えたらいいよ!」

ってアドバイスをしてもらった。

その日、美容院でひさびさにヘッドスパを予約して気持ちよさを感じながら、赤ちゃんと話してみると…

わたし「お腹に来てくれてありがとう。でもいまはもう身体が成長できないみたいだから、お空に帰ってもらってもいいかな?とっても幸せだったよ!ありがとうね〜」

そしたら、赤ちゃんが
「おっけー!わかったよ!お空に戻るからね!」って言ってくれたような気がした。

その夜、娘にもう一度確認してもらったら
「あ、赤ちゃんいなくなったー!!」
って言ってて、びっくり💓

そんな感じでお空に帰ってくれたようです。
…だから、そろそろ自然排出になるかなぁ?と思ったけれど、、、そんな甘くはなかったのでした。笑
(実際に物理的に出てきたのはそれから3週間後くらい。)

やはり、魂と身体って
別々なんだろうなぁ。

とはいえ、身体にも声があって。
「そろそろ出るよ〜」ってのをちゃんと教えてくれたのでした。
.
.
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それから約半年、ほどなくしてまた赤ちゃんが戻ってきてくれました◎

「あ!また赤ちゃんきたね〜」と娘が教えてくれて、今度はしっかり心臓が動いてる!!(何度も流産経験してると、ちゃんと心拍確認できるまでほんとソワソワだよね…)

何度聞いても「赤ちゃんは女の子!」としか言わない。案の定、おそらく女の子のようです。

きっとお空に帰ってくれた子と同じ子。
稽留流産したときは、いろんな意味でドン底にいて、SNSの更新もできなければ、すべてをネガティブに考えちゃうような時期で…子どもたちを理由にして自分のことを後回しにしてどんどん不機嫌になるループから抜け出せずにいました。

あのときもそうだけど、今回の妊娠も、いっぱいいっぱい愛を伝えに来てくれた感じがしています。

あぁぁぁ、幸せだぁ。
物理的にみると流産って辛くて悲しいことかもしれないけれど(もちろん、思いっきり泣いて悲しむことも大事!)、、やっぱり何かしらの意味があると感じています。

#わたしが稽留流産したときのこと

のお話はここまで!

お付き合いいただき、ありがとうございました🌟

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