碧空の果てに (濱野京子)

児童文学、結構好きです。

結局書いてるのは大人なんだから、大人も楽しめるものだと思ってます。

あんまり情報収集をきちんとしないので、これを読んでる人はこれがオススメ!とかあんまり知らずに本を買うのですが

この本は

荻原規子さんの本が好きならぜひ! (私)

上橋菜穂子さんの本が好きな方もぜひ! (それも私)

どうやらRDG(荻原規子)と同じ、角川銀のさじシリーズのようです。

(kindleで買ったのでそのあたりがちょっとわかりづらく)


ざっくりとしたあらすじは

某国のお姫様が、その怪力故に嫁に行けず、自分の居場所を探してたどり着いた国で、男装の麗人としてその国の首長に仕える話です。

私が書くとなんとも安っぽいあらすじになりますが・・・


この手の話だとすごく跳ねっ返りの女の子が主人公かと思いきや、全然そんなことはなく。

自分が普通だと思っていたことが周りから見ると普通じゃないってことに戸惑うくらいなので、別に力を誇示したいわけじゃなくて。

ただただ自分を普通に扱って欲しいと思っている女の子の話。

でもって出奔した身とはいえお姫様なので、国のあり方とか色々考えちゃう話です。

読み口は軽いですがちょっと政治的、かな。


でもってこの話はシリーズものなので読むならぶっ通しで、

「白い月の丘で」と「紅に輝く河」まで読んじゃいましょう。



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