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株式会社リンクアンドモチベーションの決算分析をしてみた

こんにちは!POLのまさしです!
最近引っ越しをして、家での作業環境が整ってきて幸せです。隔週ペースで決算分析を行っています。本日は株式会社リンクアンドモチベーションの決算分析をしてみようと思います。

目次
・株式会社リンクアンドモチベーションについて
・ビジネスモデル
・強みと課題
・決算分析を行っての気づき

・株式会社リンクアンドモチベーションについて

株式会社リンクアンドモチベーションは2000年創業。現在時価総額約331億円、売上は約381億円です。事業内容は組織開発、個人開発、マッチングという3つの事業区分でエンゲージメント向上コンサルティング、キャリア開発、人材紹介などを行っています。

・ビジネスモデル

上記3つの区分で事業を行っているリンクアンドモチベーションですが、セグメントごとの売上、利益の比率を見ると、主になっているのは組織開発Divのようです。

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ですので、今回は主に組織開発Divの事業について調べてみます。
組織開発DivではモチベーションクラウドというSaasサービスとメディアサービス、コンサルティングサービスを提供してみます。
決算分析資料をからですが、モチベーションクラウドは現在MRR1.9億円を上回ったようです。また、導入社数と1社あたりの平均MRRも記載されていましたが、導入社数が921社、平均MRRが約21万円のようです。
一方コンサルティングサービスはやや苦戦しているようです。

詳細にビジネスモデルを分解してみると、モチベーションクラウドのビジネスモデルは以下のように分解できます。(今回はコンサルティングサービスは割愛します。)
売上高 = 導入社数 × 1社あたり平均単価
また、1社あたりの平均単価ですが、モチベーションクラウドは従業員数の多い企業ほど単価が上がる設計になるので、どれだけ大手企業への導入を進められるかが全体の売上をあげる上で効果的になります。

モチベーションクラウドは2016年7月リリース、その時点で65社導入以来12月時点で120社、2017年12月で380社、2018年9月時点で563件導入、2019年12月時点で921件導入と導入社数の伸びが著しいように感じます。
当初は既存顧客への販売で社数を拡大しながら販売代理店の強化、CMの強化と行って順調に社数を伸ばしています。

・強みと課題

強み
・顧客基盤が一定存在していること
 (競合になるアトラエや識学などに比べて組織向けコンサルティングを過去から行っていた為販売拡大がしやすいのでは?)
・組織エンゲージメント、組織開発が時流に乗っていること
・成長企業に導入された場合、従業員数の伸びに従って自然にアップセルされる仕組みであれば、売上増加しやすいのでは
課題
・モチベーションクラウド自体の契約継続率はどうなのか?
 (あまり言及が無かったが、売上の伸びをみてると好調か?)
・時流とはいえ組織エンゲージメントという売上への繋がりが見えにくい指標に対して投資する企業がどこまであらわれるのか

・決算分析を行っての気づき

・顧客獲得の営業戦略について調べてみたが特別な施策を行っているというよりは一般的な施策を正しく、早く行ってる印象だったがそれでも顧客開拓のスピードが早い。PRからフィールドセールスまでの各施策が相互にシナジーが効いて営業効率が上がるのがBtoB営業。
・顧客基盤をすでに持っている事は強い。
・自社の顧客の事業成長に伴って、売上が上がる仕組みはユニーク。

最後までお読みいただいた方ありがとうございました!今年に入ってから決算分析もある程度行ってきたのでそろそろ過去の分析を元に近いモデルの比較やより深く1社を調べてみるなども行おうかなと思います!
また、今後も人材市場や採用周りのインプット、アウトプットは継続的に行ってまいります!情報交換も大歓迎です。よろしくお願いします!!

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