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エムスリー 株式会社決算分析をしてみた。

こんにちは!POLのまさしです。
本日は今年になって続けている決算分析の第4回目、エムスリー 株式会社の決算分析をしてみました。

目次
・エムスリー 株式会社のビジネスモデル
・エムスリー株式会社の強みと課題
・気づきと学び

・エムスリー 株式会社のビジネスモデル
エムスリー 株式会社は2000年の9月に創業した、医療ITサービスを展開する企業です。
従業員数は2019年3月で約400名、時価総額は約2兆円です。
メディカルプラットフォーム事業が現在の主な収益源です。
メディカルプラットフォーム事業の中核となるのがMR君です。
MR君は製薬企業のMRと病院の医師をつなげるプラットフォームです。
売上高 = 利用企業数 × 利用金額 = 利用企業数 × (基本料金 + メッセージ料金 + コンテンツ作成料金 + オペレーション料金)
という構成になっています。
トップクライアントになると1社あたり約10億円の料金が発生しているようです。




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・エムスリー株式会社の強みと課題
強み
・国内30万人の医師の80-90%を会員として抱え、アクティブに利用している
課題
・MR君以外の医療領域での事業展開が必要
 医薬品市場が規模の小さな専門医向けの医薬品が中心となっている
 医師の数が頭打ち

・気づきと学び
・ターゲットとなる市場選定の金額がそもそも大きいことによる得られるリターンの大きさ
・ターゲットユーザーを囲い込むこと、ユーザー課題の解像度の高さが強いビジネスモデルを作る
・ユーザーを囲い込むことによる参入障壁の高さ
・1事業を伸ばし切ることによる、新規事業立ち上げの必要性、新規事業を立ち上げられる人材が必要になる

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