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GREGORIAN MODAL EAR TRAINING 4 ( Dorian 4 - A Dorian )
Dorian 4 A Dorian
A Dorianによる課題です。
これは、aを終止音(finalis)としたドリア旋法で、f に ♯ がつきます。
調号は使用していません。
四分音符だけの基礎的な課題は今回で最後です。
次回からは八分音符が含まれたものになり、少しずつ、音数が増えていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1693482615003-SS1jinnEw4.jpg?width=1200)
実施方法
上段 ガイド(ヒント)付きの楽譜
空いている箇所を次の再生で聞き取るようにする。
簡単に聞き取れる場合は見ないようにする。さらに、対声部も覚えるようにする。つまり、2声の記憶聴音として実施する。
中段 音源の画面
再生ボタン(三角)または"Listen in browser"をクリックする。
再生している時、対声部の流れも同時によく意識する。
なるべく少ない回数での再生の後、上声を歌う。(音が大きく出せない場合は心の中で歌う。またはキーボード等で弾く、等)
下に解答画面があるので見えないように気を付ける。(分かりにくい場合は、ちらっと見る。どうしても分からない場合はは全てを見て覚えるようにする)
下段 解答
解答の画面で確認し、歌唱する。
全体を覚えるようにする。
10の課題がありますが、最後まで実施したら、また、最初から繰り返して下さい。
特に終止音(finalis)は、開始音としても使われているので記憶に残ると思います。
音律について 3
(ピタゴラス音律)
ヨーロッパでは15世紀までは、ピタゴラス音律でしたが、ヨーロッパ以外の国でも基本はピタゴラス音律だったようです。
古代中国では三分損益法と呼ばれ、弦、管などを三分割し、その一つ分を取り除いてもとの長さから$${2/3}$$の長さを設定(三分損一)、また、その一つ分をプラスして$${4/3}$$の長さを設定する(三分益一)、それぞれ$${3/2}$$の比の値(完全5度高い音)、$${3/4}$$の比の値(完全4度低い音)を見出せます。
これは日本の雅楽も同様です。
アラブ音楽はこの音律を基礎とし、独自の旋法を発展させています。
しかし、雅楽などの演奏から分かるように、音の揺らぎが大きく、おそらく、ヨーロッパ以外では「うなり」のない純正な響きを求めるということに、あまり価値を置いていなかったのではないかと思われます。
Dorian 4-1
![](https://assets.st-note.com/img/1692931770138-ywMREq9cx2.png?width=1200)
Dorian 4-1 解答
![](https://assets.st-note.com/img/1692932100065-pSDtGYSKto.png?width=1200)
Dorian 4-2
![](https://assets.st-note.com/img/1692931783227-wIuAW5bro3.png?width=1200)
Dorian 4-2 解答
![](https://assets.st-note.com/img/1692932113945-VHylgOVLVG.png?width=1200)
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