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GREGORIAN MODAL EAR TRAINING 2 ( Dorian 2 - E Dorian )


Dorian 2   E Dorian


E Dorian
による課題です。
これは、eを終止音(finalis)としたドリア旋法で、fに♯がつきます。
調号は使用していません。

実施方法

  • 上段 ガイド(ヒント)付きの楽譜

    • 空いている箇所を次の再生で聞き取るようにする。

    • 簡単に聞き取れる場合は見ないようにする。さらに、対声部も覚えるようにする。つまり、2声の記憶聴音として実施する。

  • 中段 音源の画面

    • 再生ボタン(三角)または"Listen in browser"をクリックする。

    • 再生している時、対声部の流れも同時によく意識する。

    • なるべく少ない回数での再生の後、上声を歌う。(音が大きく出せない場合は心の中で歌う。またはキーボード等で弾く、等)

    • 下に解答画面があるので見えないように気を付ける。(分かりにくい場合は、ちらっと見る。どうしても分からない場合はは全てを見て覚えるようにする)

  • 下段 解答

    • 解答の画面で確認し、歌唱する。

    • 全体を覚えるようにする。

10の課題がありますが、最後まで実施したら、また、最初から繰り返して下さい。
特に終止音(finalis)は、開始音としても使われているので記憶に残ると思います。

音律について 1

音律について少し触れます。

平均律 現在ではこれが一般的です。これは1オクターブを比率の値が平等になるよう、12に分けたものです。

純正律 これは純正の5度$${(3/2)}$$に純正の3度$${(5/4)}$$を組み合わせてできた音律です。

ピタゴラス音律 これは純正の5度$${(3/2)}$$を組み合わせた音律です。

その他に、中全音律(ミーントーン)、キルンキルンベルガー、ヴェルクマイスターなどの音律があります。

純正の3度が含まれる音律(純正律、中全音律)は15世紀ぐらいになってから発表されたようで、それ以前はピタゴラス音律でした。

課題で再生される音源は、もちろん、平均律です。
この音律が一番、合理的です。

しかし、合奏、合唱などで、他と合わせる時には、おそらく無意識で純正の響きを求めようとします。
ここで、純正とそうでないものとの間に齟齬が生じます。

(続く)



Dorian 2-1


Dorian 2-1 解答


Dorian 2-2


Dorian 2-2 解答


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