【20200227】今日のストーリーキューブ

鳴り止まぬ雷鳴のように、災いの発生を告げる声がどこからも聞こえてくる。たまに会うひとたち、家族なども、誰が悪いだの対策が悪いだの言い合っている。楽しいイベントは次々と中止になり、でも、みなそこそこに嘆きながら、淡々と思いを呟いている。たぶん、もうちょっとしたらもっと切実な嘆きで満たされる。
そろそろ僕の周辺はひきこもりが増加しだすだろう。外に出ても楽しいことは制限されて、そもそも電車やバスに乗ること自体が怖くなって、休日や仕事終わりでも家の中。いろんなライブはたぶん無観客中継がたくさん開催される。テレビは悲しいニュースだらけなのであまり見なくなり、代わりにサブスクや無料動画をたくさん観るようになる。欲しがりません勝つまでは、ではなく、欲望は肯定したままで、出かけません勝つまではだけど欲しいものがほしいの。ものが動かなくなるね。あの小説のラストみたく、冷凍ピザとハイネケンでも大量にストックしときますかあ。
そういえば、あのアイドルさんの運転免許試験はどうなったんだろう、とかふと思う。いま人混みに出るのは怖いからなあ、やめちゃったのかなあ。そんなふうにみんな外に出なくなり、ライブや○○式とかがどんどん中止されていったら、経済が、というよりは、あのお店やあの会場に務めていた人はどうなるんだろう。運転免許試験場の試験官とかね。2週間仕事しないと詰んでしまう人とか、ふつーにいるよね。

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