散歩




東京タワーひとりで登っちゃう系女になってしまった。

でも、うん
登ってよかった

駅までの道のり東京フラッシュ聴きながらスキップしちゃったしね


登ろう!って思ったのは
単純に「自分の存在のちっちゃさを目で確かめたかったから」。

エレベーターが上昇して、ひらけた先に見えた景色はやっぱりくそデカくて。
なんか飲み込まれてしまいそうで怖かった


大都会を目の前にすると、やっぱ自分ってちょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ちっぽけな存在なんだなって思えた

悩み事が塵みたいなサイズに見えてくる。
ミクロサイズ。

なんでこんなことでウジウジ悩んでたんだ!?ってちゃんと、しっかり馬鹿馬鹿しくなれた



よく物事を客観的に見ることは大事っていうけど
もうね、東京を一望するとね、”客観的”の規模をバカデカくできるからおすすめだよ

こんな数多あるビルの中の
ワンフロアの中の
ずら〜っと並んだデスクの中の
たった一席に座ってる自分の悩みって
サイズ感にしたら顕微鏡でも見ることができないようなものじゃん!
って自分で納得できた


わたしから見れば、もうこれ以上イジる必要もない、完璧な区画整理ができてる東京は
まだまだいろんなところでクレーンを使った工事が行われていた
成長に貪欲な街だ

東京にもプライドってものがあると思うから
常に形を変えながら最新鋭ドヤ!みたいなことしてるのかなって思ったら、なんか急に可愛く思えてきて親近感を覚えた

江戸時代には大火事
明治には関東大地震
昭和は東京大空襲

そうだよね、東京って街そのものがちゃんと何回も何回も挫折を味わってきたんだよね〜ってリピートされてる映像見ながら納得してた

だからなんだか冷たい街に感じてたのに
どこか憎めなくて
「がんばれよ!」って景色に言われてるような謎の説得力があって
なんかちゃんと泥臭い場所なんだなって思った、東京。
挫折も悩みも不安も
全部「その気持ちは間違ってないんだよ」
って包み込んでくれてるみたいな感じがした



ちなみに東京タワーから見えたスカイツリーはちょっとお上品に見えた。
例えると、吹奏楽部の夏コン会場ですれ違う強豪校みたいな圧(?)

絶妙な距離感があるのがいいよね、東京タワーとスカイツリー。

東京タワーのメインデッキは、地上から150メートル。

だから登ってみると、このメインデッキ地点から見るとそれより高いビルは結構ある。
東京タワーができた当時はこのメインデッキで全てを見下ろせたであろう景色は
令和には見上げなければならないビルで溢れている

それでもかわらずその場に鎮座する真っ赤なタワーは荘厳で強くて美しかった



何周もして、夜景に吸い込まれてしまいそうになる前に降りた
帰る直前男子大学生3人組に写真撮影を頼まれて
快くオッケーしたりして

夜のぬるい温度と湿度が溶け合うタワーのふもとは
行きの道よりわくわくした
夜なのに、お店の電飾があまりに多すぎて
なんだか昼間より明るく見える

今日見た景色があれば、しばらくどんな悩み事も塵レベルのことに思えそう!


もしなにか悩んでることがある人にはぜひ行って欲しいし、周りにそういう人がいたら誘っちゃう
連れてくよ

まあ埼玉県民なんだけどね〜(オチ、なに?)

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