アレクサンドリアに行った話

🐪السلام عليكم 

約2週間ぶりになってしまいましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私はホームシックになることもなく、食事の時に現れるハエも無視できるほど、ここでの生活に慣れてきました。アラビア語であいさつをしただけで「ブラボー!最高!」と言ってくれる優しいエジプト人に囲まれて幸せに暮らしてます。(ちゃんと勉強してるよ)

私の大学はかつて砂漠だった新興都市にあるので、周りは砂!家!茶色!という感じなのですが、アレクサンドリア(カイロに次いで二番目に大きな街)から車で一時間くらいの距離なので、先週末急遽アレクサンドリアに行ってきました。

私は先週まで二人部屋の寮に一人で住んでいたのですが、隣の部屋に住んでいた女の子もなぜか一人暮らしだったので、一緒に住もうよ!となり、突然ルームメイトができました。実はその彼女がアレクサンドリア出身で、週末は実家に帰るというのでうちに泊まりにおいでよ!というまるで飲み行こうよ!(ハラームです)みたいなノリで言ってくれたので、お言葉に甘えてお邪魔することにしました。校外学習も大事だよね!うんうん

アレクサンドリアへは、学校の近くにあるバスターミナルでバスに乗って行くのですが、このバス、私が知ってるバスじゃないんですよね(?)。バンみたいなのに老若男女が10人くらい乗り込んで、満員になったら出発するっていう初めて出会うタイプのやつでした。私はなぜか運転席と助手席の座高の高い席に座らされ、絶好調のスタートを切りました!

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えっ、やばいやばい、と騒いだら友達に"cows."とマジレスされました。

昼頃、無事アレキサンドリアに到着。ちなみに誰得情報感満載ですが、アレクサンドリアでは日本人を一人も見かけませんでした。カイロとかギザのピラミッドあたりには沢山いるんですけどね、もしアレクサンドリアに来る機会があれば現地のエジプト人と来ることをおすすめします。そうじゃないと100万回くらいの「ニーハオ!」に病みます。

さすが大都市アレキサンドリア、一般道なのに交通量が毎日お盆の首都高みたいです。それなのに、誰も道路交通法を守らないのでクラクションの嵐、もはやクラクションは楽器。しかもバスのドライバーのおにいちゃん達は気性荒めの人が多いらしく、隣のバスを抜かすことに必死で、去り際に「ざまみろや!犬!」みたいなことを言ってました。運転はもうね、常にインディージョーンズ乗ってると思ってください。

友達の家ではママと可愛い可愛い妹2人がお迎えしてくれました。パパもモスクから帰ってきてから、みんなでお昼ご飯を食べたのですが、めっちゃ恥ずかしがってて可愛かった。「最近英会話を習い始めたのを使ういい機会なのに」と娘たちに煽られてて可愛かった。そんなパパ、送り迎えもしてくれ、初対面の私に御駄賃もくれました。やさしい。とにかく可愛くて愛がたっぷりな家族でした。来週はこのパパの誕生日パーティーに行きます、家族かよ

色々落ち着いた後に、街探索に行ってきました。

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アレクサンドリア最大のモスクのアブー・アル・アッバース・アル・モルシ。写真の何倍も大きいです。誰でも中に入ることができます。友達がお祈りをしている傍、スピリチュアルを感じてきました。宗教の見えないパワーってなんだか筆舌に尽くしがたいですよね。

エジプトは人口の約8割がイスラーム教徒(ムスリム)です。普段は普通に接してる友達も、部屋に話しかけに入ったら目をつぶってお祈りを唐突に初めていたり、部屋の壁にもクルアーンの一節が書いてあったり。私はムスリムではないけど彼らが大事にしているものを一緒に学ぶのは楽しいです。イスラームについても今度書いてみようと思います。でもね早朝四時のアザーンはちょっと辛いのよ

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あと、モスクのすぐ隣にあったこんな遊園地のボート(手動)に乗りました。景観という言葉はエジプト人の辞書にはありません。ちなみに馬は本物です。此処のおっちゃんに日本から来たと話すと「日本一番好きだよ!」とナショナルアイデンティティをくすぐられました。つくづく日本国に生まれた恩恵を享受しているなーといろんな場面で感じます。

アレクサンドリアといえば海!!!夜になると対岸の明かりがきらきらしていて超ロマンチックなデートスポットですが、肝心の写真を撮り忘れましたので、ググってください。すいません。

エジプト人、というかイスラーム教は家族をめちゃくちゃ大事にします。この日私はなんだかよくわからないまま、友達の両親、妹、ママの妹、ママの妹の旦那、いとこ、ママの両親、ママのママの姉に会わせていただきました。初対面の人とババ抜きしたのは、この日が最初で最後でしょう。それでも、みんなおやつよーって私もおやつをもらえるし、初対面でも家族の一員みたいな気持ちになれました。好き

本当にあっという間の時間でしたが、ローカルマーケットやモール、アレクサンドリア図書館やカイトベイなど行きたいところがまだまだありすぎるので、また来週リベンジします。そしてなんだか話がまとまってないのでここで終わります。

マアッサレーマ🐪またね









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