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日本ダービー全頭診断(最終見解)

今回はダービーということで印、買い目に加え全頭診断を載せようと思います。


1枠1番 アスクワイルドモア △
京都新聞杯はレコード勝ちしたとはいえ、メンバーレベルも高くなく、そこまで評価をできるものではないと思う。
きさらぎ賞で、マテンロウレオより上がりを支えていないところを見ると力はここでは足りないと思う。
しかし、ダービーにおける1枠1番は神枠であり、10年で5着が馬券内。人気薄も来ているところを見ると何かあると思える。
ダービーには運が必要ということもあってここは3列目に入れておく。


1枠2番 セイウンハーデス
前走プリンシパルSでは、競馬のうまさで粘り込んだが、キレる脚もあるわけではなく前走でかなり苦しい競馬になっていたところを見るとここでは力が全く足りない。


2枠3番 アスクビクターモア ▲
皐月賞ではかなり強い競馬をしたと思っている。馬場が悪い中、逃げる想定の馬が躓いてこの馬が逃げる展開になった。
終始馬場の悪いところを通って最後は勝ち馬と0.4秒差の5着。
今回ダノンベルーガが人気しているがそこまで差があるとは思えない。
Cコース替わりのダービーで、2枠3番といういい枠を引き、今回こそおそらく外枠のデシエルトが逃げるのではないかと考え、さらには有力馬が外枠に固まっており、展開さえ向いてしまえば一発あると思っている。
東京があまりあっているとは思えず中山向きの馬であるという点を踏まえて、3番手の評価


2枠4番 マテンロウレオ
新馬戦を見てホープフルでは2戦目にも関わらず△印を付けたが、きさらぎ賞の時に思ったほどという勝ち方。その後は弥生賞、皐月賞と強いメンバーを相手に凡走が続いている。
脚質は後方からになるがそれでも、東京が合うようには思えないし、キレがある馬にもあまり思えない。


3枠5番 ピースオブエイト △
毎日杯はメンバーレベルこそ低かったものの、あそこで押していって前に行く競馬をできたことで、今回この枠と展開さえハマれば好走してもおかしくない。
ただ、この馬スタートがうまくないだけに、前走のように出していけるかどうかはかなり怪しいところ。
2走前は8ヶ月の休み明けを勝ち、そのまま連勝で3連勝中。勢いはあるし狙ってみても面白い。


3枠6番 プラダリア
まず、青葉賞組のダービーでの成績がかなり不振である。その上、タイム的にも遅いタイムであり、スローからの瞬発力勝負ならまだしも1000m通過が58秒台でこのタイムであれば、レベルの低かった一戦であると考える。
また、この馬は前が飛ばしており、いい位置で競馬ができ、馬群がバラけたことで直線もスムーズに外に出して追い出すことができた。
レベルの低かったメンバーでスムーズな競馬をできての勝利。過剰評価は禁物


4枠7番 オニャンコポン
そもそも東京が全く合わないと思っている。新馬戦の内容を見て、その後百日草特別で勝ちはしたものの、ホウオウプレミアが上がり33.1に対してこの馬は33.7秒。比較的前にいた馬に有利な展開での勝利。その後ホープフルで惨敗し、京成杯を勝っているように使い方から見ても中山巧者である。皐月賞は6着と頑張ったもののここは皐月賞より確実に順位は落とすと見ている。


4枠8番 ビーアストニッシド
今年に入ってから5戦目。さすがにもうお釣りはないという印象。重賞で善戦続きだったが、スプリングSでようやくの勝利。スローでマイペースに落とし込めることができればいいが、おそらく今回もそういうわけには行かないと思う。そして今年に入ってからここまで4戦しており、この5戦目で前回よりパフォーマンスを上げてこれるとも思えない。
さらには2400も距離的に長い。1800でギリギリ粘りこめるくらいの馬が東京の2400に対応できるとは思えない。


5枠9番 ジャスティンパレス
前走は直線外を回して不利があったという見方もできるが、そこまであったとは思えないし、上位組とはあきらかに力の差があると感じた。
さらには出遅れもあり、この馬が出遅れたら巻き返すだけの脚はないと見ている。
ホープフルステークスでも完璧な競馬をしたにもかかわらずキラーアビリティには届かずハッキリ言ってここは能力が足りないと見ている。


5枠10番 マテンロウオリオン
横山典弘騎手がこっちを選んだことは評価ができるが絶対的にマイラーである。
マイルでは後方でしっかり足を貯めれていたが、この距離になるとポジションがどうなるのかは未知数。そしてそこまでの脚を使えるのかもわからない。
この馬は2000でも長いと思っているので2400は絶対的に厳しきと思っている。
ただ、賞金もありダービーに出すことは可能なので出しているのではないか。


6枠11番 ジャスティンロック ○
現状15番人気の大穴ではあるが、高く評価している。
皐月賞ではダノンベルーガと同じところを通っているが、ラスト3Fはダノンベルーガよりも0.4秒速い。
そしてこの馬は向正面でのパトロールビデオを見てみると、戸崎騎手がずっと外に出したがっていたが、外側に馬がいて出せず3コーナーでは腹を括って最内を選択している。
あの日のトラックバイアスを考えれば外に出していたらまた結果は変わっていたのではないかと考えられる。
京都2歳Sを制してそこから弥生賞でプラス10キロ。結果こそ出ていないものの、この馬に中山は合わないと思っている。
競馬がうまくないからこそ中山のような小回りの直線の短いコースではどうしても後手を踏んでしまう。
東京を走るのは初めてだが、中山に比べてパフォーマンスを上げてくるのではないかと考えている。
有力馬に外枠の差し馬が多いだけにその馬たちを見ながらついていってほしい。
しまいの脚は確実に使えるので、自分の競馬に徹することができれば結果も出せると思っている。
ここまで人気がないのであれば面白いと思える1頭。


6枠12番 ダノンベルーガ △
まず、東京に変わることは絶対的にプラスでそれは騎手も調教師も言っていることなので間違いはないと思う。
それでも、前走の皐月賞を評価している人が多いが、正直そこまで強いとは思わなかった。
同じところを通った馬として逃げていたアスクビクターモア、さらには後ろにいたジャスティンロックと比べても、アスクビクターモアとは4コーナー過ぎたあたりでは並びかけているが結局クビ差しかつけられていない。ジャスティンロックには先着はしたが上がりは0.4秒差で負けている。この点を踏まえるとそこまで強いとはやはり思えない。そして、ラスト100mではイクイノックスが右によれて、ほぼ同じところを通っているが全く差が詰まる感じもない。
共同通信杯を見ればわかるが東京での末脚は申し分ない。東京替わりでどれだけ上積みが見込めるかどうかだが、能力面で勝つまでは行かないと見ている。馬の状態的にもダービーを見据えていたが、前走は仕上がってしまったと言っているほどで、前走はベストの状態だったといえる。
元々対抗にしようと思っていた馬だが、なにか過大評価をしすぎている気がする。

7枠13番 ドウデュース △
能力は十分にあると思う。ポテンシャル的にはこの馬かイクイノックスが一番だと思っている。
ただ今回は距離が長いと思っている。この馬の一番強い競馬は朝日杯であるように感じた。それで皐月賞は最後方からの競馬になったと思っている。
あの位置からなら終いの脚を使えるのは正直当たり前だと思っているが、それでも前目にいた馬が上位を独占している中で3着に来れたのはこの馬の強さだと思っている。
しかし、東京2400のダービーとなるともちろんどの馬も勝ちたいレースであり、厳しいレースになることは間違いない。その中でしっかりポジションを取って勝ちに行く競馬をすると最後伸びきれないのではないかという不安もある。
前走のように自分の競馬に徹して末脚にかけることができれば2.3着はあるかもしれないが勝つのは少し厳しいと思う。
また、2戦目のアイビーステークスを見る限り東京がそこまでいいとも思えない。小頭数のレースで自分の力を出しやすい中でそこまでキレる脚を使えなかったところを見てもキレで勝負するタイプではないと思える。
今回消したい一頭だが、ポテンシャルをみても消しまではいけなかったので紐の一頭。


7枠14番 デシエルト
岩田騎手の発言などからも皐月賞がメイチである。皐月賞を本気で勝ちに来ていたし、そもそも、ダートを走っていた馬で東京の2400は流石に厳しいと思う。
外枠に入ったことと、前走スタート後躓いてハナに立てなかったことをみても無理にでも押していって今回は逃げて自分の競馬をするだろう。
それでも、この馬では末脚自慢の馬たちから逃げ切ることは想像もできないし、おそらく馬群に沈むと思っている。
皐月賞を見て評価を下げることはできないが、皐月賞である程度好走したとしてもダービーは確実に向いていないと思える。


7枠15番 ジオグリフ △
この馬も4強の中では低い△の評価。これで4頭中3頭が△の印。
この馬は皐月賞では対抗に評価していた馬。札幌2歳Sを見て貰えばわかるがコーナーでの加速が素晴らしい馬で小回りを全く苦にしない強さがある。そのため広いコースでキレ味勝負になる東京ではあまりプラスになるとは思えない。朝日杯では本命にしたが脚を余して距離が足りなかったと思ったが福永騎手の発言からも2400はプラスにはならないと思っている。2000がベストであると思うがこなせないこともないと思っている。
共同通信杯では負けはしたものの、内側の馬場が悪くなっているところを馬の間をこじ開けてきての2着。
勝ち馬は外でスムーズな競馬をできていたところをみてもそこまで悲観する内容ではないと思うしこの馬は57キロでの出走であった。
ただ、小回りのレースに比べるとやはりここでは舞台的な面でマイナス要素というかあまりプラスの要素がないため、5番手の評価。勝ちは微妙だが4強の中では2番目の評価である。


8枠16番 キラーアビリティ ▲
内枠に入っていたら対抗の評価まであった。この枠は正直マイナスである。
ホープフルステークスを見た時にこの馬は競馬がうまく皐月賞を勝てると見ていたが(皐月賞の本命はイクイノックスでした。)、スタートを出遅れ終始馬場の悪い打ちを通らされる展開で見せ場なく13着。
この馬もホープフルの勝ち馬で小倉の勝ち実績があるように小回りのコースが得意な馬だと思っている。
それでも、このレースにおけるディープインパクト産駒の実績の良さに加え、2歳時のG1勝ち馬。そして横山武史騎手がかなりこの馬の力を見込んでいて期待している馬である。速い時計にも対応できると思っており、小倉の2戦目はレコード勝ちしており、それもパーソナルハイ(桜花賞6着、フローラステークス2着)を7馬身ちぎってのレコード勝ち。さらには3戦目の萩ステークスでは後の3歳マイル王ダノンスコーピオンの目標にされてのクビ差2着。このレースでは道中かかっていて、チグハグな競馬をしており、ポテンシャルを見るとこの馬の方が上に思えた。
状態面で2歳時よりも上がってこないと斉藤調教師も言っているか、新馬戦で凡走したように使って良くなる馬だと思っている。皐月賞時よりは状態がいいと思っており、何よりクロノジェネシスの引退レースの時もそうだが、ある程度本音で話してくれる調教師であるし、悪いなりに仕上げてくれるという印象を持っているので、ここは買える一頭だと思っている。
能力の割に過小評価されすぎていると思う。


8枠17番 ロードレゼル
先週10番人気スタニングローズで爆走を演じたレーン騎手。個人的に好きな騎手ではあるが、この騎手は内枠に入った時に馬の後ろでじっとさせるポジショニングのセンスとそこから外に出すスムーズさが素晴らしい騎手であると思っている。それが噛み合ってオークスでは人気薄の馬を持ってこれたと思っている。
青葉賞の勝ち馬ですら評価していないのに、2着のこの馬で、しかも枠は8枠17番と最悪と言える枠ではいくらレーンといえどどうにもできないと思う。馬の力が足りていないと考えている。
それでも青葉賞では、逃げ馬が飛ばしてある程度ついていったこの馬は勝ち馬よりは厳しい競馬をしていたと感じているが勝ちタイムが平凡な上に間隔も短く状態面でもなかなかに厳しいと思う。賞金的にも青葉賞で結果を出さなければいけない立場であり、ここはさすがに厳しいと思う。


8枠18番 イクイノックス ◎
東スポ杯が終わった時に来年のダービー馬になると確信していた馬である。その後どのレースに使うかずっと追っていたが、皐月賞まで使うことなく、少し不安視しており、それでもポテンシャルを見て本命にうち2着。皐月賞後にダービーの本命は8枠18番に入らない限りは決めていたがそこでの8枠18番。それでも勝てると感じており結局本命に。
まず、ルメールの強気の発言が理由の一つである。皐月賞の共同会見で「皐月賞は自信がある。勝てなくても次のレースで勝てる」と言っており、この時に3歳児のアーモンドアイと同じだと感じた。あの時も桜花賞前にオークスは絶対勝てると言っており同等の馬であるというふうに感じた。
もちろん体質的に弱い面もあり全く不安要素がない馬ではないが、それでもまず新馬戦での2着馬を6馬身ちぎり、サークルオブライフを7馬身ちぎった競馬は驚異的と言わざるを得ない内容。そのサークルオブライフは2歳女王であり、オークスこそ人気を背負って不利もあり負けはしたものの2歳女王を2歳時で7馬身差をつけるのは強いとかいう次元ではないと思っている。
そして東スポ杯では32.9の上がり。それだけでなく最後加速ラップを踏んでいるところを見るとあの競馬をしてまだ余力を残しているというのが伺える。距離が延びたらさらに突き放していたのではないかと考えるとこの東京2400に変わって一番プラスになるのはこの馬だと言える。さらには5ヶ月ぶりの前走の皐月賞をプラス10キロで迎えて太かったとルメール騎手が話していることからも今回はベストに持ってこれていると思う。体調面の心配こそ若干あるものの、2歳児からわかっていたことであり毛艶がいいということで、そこまで心配はしていない。2戦目までは馬群を縫ってくる競馬をして、前走は大外をぶん回しての競馬。スタートも良くポジションも取れて競馬センスがあるこの上なく信頼できる馬である。
大外に入って一瞬迷ったが現時点で3番人気と大外に入ったことをプラスに捉えて自信の本命。


【印】
◎ 18   イクイノックス
○ 11   ジャスティンロック
▲ 3     アスクビクターモア
▲ 16   キラーアビリティ
△ 1.5.12.13.15


【買い目】
単勝 18   イクイノックス(4万円)
単勝 11   ジャスティンロック(1000円)
3連複フォーメーション
18 - 3.11.16 - 1.3.5.11.12.13.15.16   
計18点(各500円)  9000円

今回はダービーでさらには2歳時から自信を持っていた馬が出るということで5万円の大勝負をしようと思います。
新卒1年目なので手取りの3分の1に迫る金額ですので外れた場合来週から競馬ができるかどうかというところがありますが、楽しみたいと思います。
おそらく次に前頭診断を載せるのは有馬記念なのでそれまではきっちり毎週最終見解を上げていこうと思います。
ぜひ参考にしてください。

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