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「Now Playing 2」の使い方

久々にDJ関係の記事を書きます。

DJ配信で現在流している曲の情報を出したい、という目的のツールは、
以前僕が作ったものがあったのですが、
KUVOというサービスに依存しており、そのKUVOが終了してしまったので
お役御免になりました。

じゃあ今は何使ってるんだと言いますと、TRIODE氏制作の「Now Playing 2」です。(以下、「NowPlaying」)

なんかいろいろ高機能です。すごーい。

使い方

以下、rekordboxとOBSでの使用を前提に話を進めます。

導入

DownloadのページからDLしてインストールします。

Windows / Mac に対応

インストールしたので起動します。

この画面が出ているはずです

rekordboxを起動します。

するとNowPlayingがrekordboxを検知して、以下のような画面になります。

いつぞやの履歴が

rekordboxをPERFORMANCEモードに切り替えて、何でもいいので曲を再生して少し待ちます。

すると先程のNowPlayingの画面の情報が更新されます。
これを確認できたところでOBSの準備を。

OBS側

ソースを追加→「ブラウザ」
プロパティを開き、URLにlocalhostを記入。

エンジニアには見慣れた文字列

お好みでカスタムCSSなどを書き込んで調整します。
するとご覧の通り。

画像はレイアウトの一例です

NowPlayingにはいくつかテーマが収録されており、曲のジャケット画像を表示してくれるテーマもあります。
さらに、課金(月$4.99 or 年$49.99)によって、自分で一からhtmlなどを書いてカスタムテーマを作成することもできます。

配信用PCとDJ用PCが別の場合

配信用とDJ用でPCが別だよという方は、まず2つのPCが同じLANに接続していることを確認してください。そして両方のPCにNowPlayingをインストールしてください。
最初にDJ用PC側でNowPlayingを起動します。こちらがホストになります。
続いて配信用PC側でNowPlayingを起動します。こちらがクライアントになります。
あとは配信用PCでOBS等の設定をしましょう。
テーマ等の設定はホスト側のNowPlayingで行ってください。

補足

さて、このツールは、rekordboxの再生履歴を読み込んで流している曲の情報を取得しているようです。

で、今まではこのレコボの再生履歴の更新条件がネックで、曲を再生して60秒経たないと履歴に反映されなかったのです。
なので「(rekordboxで)すぐに情報を出したい」というニーズには応えられませんでした。

最近のrekordboxのアップデートで、この履歴に反映するまでの再生時間の変更ができるようになりました。これが大革命。

PERFORMANCEモード画面で環境設定を開き、「詳細」→「ブラウズ」の一番下に設定項目があります。

1秒〜60秒の間で設定可能

ここで注意してほしいことですが、再生時間の判定は、通常流しているトラックだけでなく、フェーダーを0に下げているトラックも判定の対象になっていることです。
なので裏でCUE確認の再生して放置するとそっちが読み込まれます。以前そういうやらかしをしました

そういう意味でも、この設定は短くしすぎるのはあまり良くありません。
自分のDJスタイルに合わせて変更しましょう。


とりあえず一通り説明しました。
あとの細かいことは作者に直接問い合わせましょう。英語は頑張ってください。

では良きDJライフを。

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