5/26 BOS vs BKN プレイオフ1回戦Game2観戦記
試合前
前戦から2日空けてのGame2。Game1ではBKNのビッグスリーが104点中82点を奪う予想通りの展開。
104点に抑えたのは好材料と言いたい所ですが、割と良いシュートも外してくれていたのでもっと開いていてもおかしくない様に感じました。
両チーム共にポジション関係なくオールスイッチで守っていたGame1。BKNはスイッチしても何となく守れてしまう感じがしましたが、BOSはTTがスイッチを促されて執拗にハーデンに狙われたりケンバが穴だったりと付け入る隙の多いDFだったと思います。
レギュラーシーズンに比べると、強度も上がりヘルプやローテーションの意識が圧倒的に良くなったと感じたBOSのDFですが、相手は強力な「個」の力×3を擁するBKN。流れの中でスティーブンスHCがどんなアジャストメントを見せるか期待したい。
前戦はベンチから登場した遅刻が9ブロックを記録し、ハーデンとの1on1でもしっかり対応していました。今日はスタメンかな?
OF面ではジェイレンを怪我で欠く中、テイタムちゃんがチームを勝たせるパフォーマンスが出来るか。
あとケンバ、君の給料おいくら?働いてね!!
1Q BOS 26 - 40 BKN (26 - 40)
スターターは前戦と変わらず。TTがセンターのラインナップでスタート。
両チーム共オールスイッチは前戦と変わらず。ケンバがグリフィンをアンクルブレイク。
BKNもハーデンがスイッチでTTを引き出しプレイメイク。KDの3P、グリフィンのダンクをアシストしていく。
11番とKDがいる時間帯も基本的にプレイメイカーに徹するハーデン。ハーデン→11番→ジョーハリスと渡ってコーナースリーを沈める。
11番がヘジテーションムーブからレイアップ。うまい、、
トランジションから11番、KD、ジョーハリスと渡ってコーナスリーがもひとつヒット。8-1のランを作られてセルツTO。
TO明けは何の捻りも無くテイタムちゃんの1on1を選択。しっかり止められて手詰まりになったところからスマートにパスアウトしてスマートがTOV。トランジション走られてもひとつコーナーのジョーハリスが3Pを沈める。
更にテイタムちゃんのショットミスをTTがリカバリーするも相手に渡ってしまいハリスにトランジション3Pを食らう。1Q残り6分で3P 4/4 14PTSのジョーハリス。一気に12点差に。
何見せられてるんやろ。ジョーハリスに3P決められるのはしょうがないとして、トランジションどんだけ走られるんや。
18-0のランを作られるBOS。流れが悪い時間帯にチームを落ち着かせられる選手が見当たらない。DFの待ち構えるところにドライブして停滞、簡単に3P打って走られる、リム周り決められない。
相手のシュートが落ち始めたところを、フォーニエが1on1からステップバック3P、ドライブからレイアップとなんとか繋いでいく。
さらにフォーニエがタフショットを落とすも遅刻がプットバック。
なんとか1桁点差で食らいついていくも、理不尽KDがミドル、3Pと得点を重ね突き放す。
1Q
BOS FG 38.1% 3P 28.6%(2/7)
BKN FG 61.5% 3P 66.7%(6/9)
ジョーハリスが1Qだけで3P 4/4を含む16PTS。
ただでさえやっかいなビッグスリーに対応するだけで精一杯な中ジョーハリスまでケアするのは流石に無理がある。
リーグTOP5クラスのOF能力で引力が半端ないビッグスリー。オールスイッチで対応するBOSに対してスクリーンで有利なマッチアップを引き出し、しっかりフロアバランスを作った上で仕掛ける1on1から高精度のフィニッシュも良いパスも出てくるBKN。
対するBOSはスクリーンプレーも少なく、オフボールの動きも乏しい。テイタムやケンバにエントリーした後に周りの選手が地蔵になってスペースを空ける事すらしないので、狭いエリアで仕掛けて相手のヘルプに捕まって手詰まりになってしまう。
相手に40点を奪われ14点差で2Qへ。
完全に狂ったゲームプランをスティーブンスがいかに修正するか。手腕の見せ所。
2Q BOS 21 - 31 BKN (47 - 71)
2Qはプリちゃんとニスミスを投入するBOS。早速TOVで始まる嫌な立ち上がり。
BKNのOFはトップからのハーデンを起点にリムを攻めるも遅刻、テイタムのDFでなんとか守るBOS。
流れを持ってきたいBOSですが、テイタムがOFファールでTOV。開始1分で2TOV。
見逃さないハーデンがニスミスとの1on1からステップバック3Pをヒット。17点差。
さらにジャバリがOFファールを吹かれてTOV。悪い流れが止まらない。
さらにハーデンが3P&ワン。KDと11番が休んでても関係無しに強いBKN。
フロップを主張して2Qでチャレンジを使うBOS。そして失敗。。。
1Qを踏まえてボールを動かそうと試みるも、狭いサイドでプレーして簡単にTOV。
対するBKNはハーデンにトラップを仕掛けた所から嘲笑うかのようにシャメットが3P。
BOSは次のポゼッションもTOV。戦術以前にイージーなミスを繰り返す。さらに次のポゼッションもTOVで4分で6TOVのBOS。ビッグスリー云々の前にこんなんしとったらどこにも勝てんて。
フォーニエを狙ったハーデンがアイソからドライブ&ワン。もうやられたい放題。
テイタムの速攻レイアップミスからトランジションでジョーハリスのピックアップが遅れて3Pを決められる。1Qやられまくったのもう忘れたの?
ケンバが簡単に打った3Pを平気でミス。シャメットはTTのミスマッチをついてリバースレイアップ。
残り約5分、リードを22点に広げてハーデンは一旦お休み。代わりにでてくるKDと11番。これなんの地獄ですかぁ??
KDがロミオ相手にポストアップ。ダブルチームに行くもケンバが逆サイドでオープンになっていたジョーハリスのチェックに飛び出してしまい良いタイミングで飛び込んだブルースブラウンがイージーレイアップ。
スマートのドライブ&キックでフォーニエが3P。やっと良い形で点が取れたBOS。
さらにスマートのドライブから遅刻がアリウープ。さらにもう一本スマート to 遅刻のアリウープ。大きな点差はあるも良いOFが出てきた。1Qに比べてスペーシングは改善してきたように見受けられる。
しかし、DFの穴が多すぎるBOS。塞ぐ穴が多すぎて多彩なオプションを持つBKNを止められない。
2Q
BOS FG 38.1% 3P 20%(1/5)
BKN FG 41.7% 3P 41.7%(5/12)
ジョーハリスが前半だけで22PTS。
少しでも追い上げたい状況の中2Qで7TOVを犯したBOS。リム周りのシュートも外しまくりDFは穴だらけ。
24点差に広がって後半へ。
3Q BOS 35 - 38 BKN (82 - 109)
KDがケンバ相手にポストアップ。ダブルチームを仕掛けようと寄ったスマートを見逃さずハーデンの3Pをアシスト。
ケンバがドライブからナイスフィニッシュ。
11番に対してTTがポストアップもエントリーパスをKDがSTL。嗅覚が良いね。更にケンバをブロックするKD。強すぎる、、、
悪い事は重なるものでテイタムちゃんの右目にKDの手が当たってテイタムちゃんが下がる。以降出番無しだったので次戦が心配です。
フォーニエがTOV。そしてジョーハリスが3P。もうボッコボコ。
ハーデンのパス&ゴーから簡単に崩されてグリフィンのダンク。デトロイトで手抜き過ぎやろグリフィン。
もひとつ素晴らしいボールムーブからグリフィンのダンク。もうやめたげて。セルツのライフはゼロよ。31点差。
スマート to 遅刻のアリウープ。今日3本目。ロブシティかよ。
唐突にスマート3Pガチャ劇場開幕。
3:54
3:42
2:50
1分で9点荒稼ぎのスマート。
点差縮まるかと思いきや、KDと11番がきっちり全部お返しして縮まらず。
3Q
BOS FG 48.1% 3P 50%(7/14)
BKN FG 80% 3P 60%(3/5)
セルツのシュートは多少改善するも尽く守れないBOS。スマートガチャで反撃の機運は生まれるも守れないお陰で流れを持ってこれない。
どうしたらええの?
4Q BOS 26 - 21 BKN (108 - 130)
4Q頭からTT以外ベンチメンバーでスタート。ガベージ突入。
終戦。
4Q
BOS FG 43.5% 3P 25%(2/8)
BKN FG 34.8% 3P 25%(3/12)
まとめ
前戦と同じくオールスイッチで対応したBOSですが、試合前展望を書きながら危惧していた悪い事が全て起こった試合でした。
1on1で止めるのが難しい選手が3人もいる上、ロールプレイヤーが要所で良い働きをして更にジョーハリスがホッカホカになってしまうと手の打ちようがない。
たっぷりスペーシングを取ってビッグスリーのアイソから広大なスペースを活かしながら連動して攻めるBKN。
対するBOSは1on1で守り切られてしまうケンバと狭いスペースで仕掛けて手詰まりになるテイタム、そして地蔵と化すロールプレイヤー。ちょくちょく良いプレイは生まれるもそれが続かない。
流れの悪い中繰り返されるTOVと焦って簡単に打って外れる3P。
止めるところが明確で的確なヘルプポジションを取っているBKNとヘルプの寄りが甘く簡単にやられるBOS。
前戦の観戦記のまとめで書いたOFはまったく改善されず、DFはやられまくったこの試合。スティーブンスHCならなんとかしてくれると微かな期待を抱いていましたが、完全に裏切られました。
プレイオフでこんなに情けない試合を観るとは思っていませんでした。
ヘッダ、アイコンイラスト協力 : ソンソン
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