Aterm WG1800HP を他社アクセスポイントへのコンバーターとして設定する

ゴール

有線LANのみを持つレコーダー、テレビを無線LANアクセスポイントへ接続したい。

経緯

もともとイーサネットコンバーター機器を使って接続していたのです。ただ、故障してしまいました。空気の流れがないテレビ台の中に設置するせいか、これで3台故障しました。
また購入してもいいんですが、そういえば昔使っていた無線LANルーター・アクセスポイントを流用できないかと思いつき、試してみました。

構成

使う機器はNEC の Aterm WG1800HPです。2013年あたりの製品のようです。10年前です。
10年前といってもスペック的には実効スループット751Mbpsとのこと、テレビやレコーダーをつなぐ程度には十分です。
各種説明では"親機"と呼ばれる無線LANルーターですが、我が家はソフトバンク光でして、光BBユニット(E-WMTA2.3) になります。

設定手順を探す

10年前の製品ですが、公式サイトでも説明書などを参照できますし、メジャーな製品ですので結構情報はでてきます。
ただ、当たり前ですが、公式では同社製品同士の設定方法の案内のみのようです。「AtermWG1800HP イーサネットコンバータセット」という、2台セットになったパッケージがあったようですね。少なくともこれで私がやりたいことを実現する能力のある製品だとわかりました。

設定手順

手順は下記のようになります。設定のために有線LAN接続できるPCが必要です。

  1. アダプターを外し電源を切る

  2. モードスイッチがCNV (コンバーターモード)に切り替える。(既にセットされていればそのまま)

  3. らくらくスタートボタンを押しながらアダプターを接続、ボタンを押し続けているとCONVERTERランプが緑点滅する(20秒ぐらいでしょうか。ちょっと待つ感じです)

  4. 設定用のPCをLANポートに接続する

  5. 強制的に固定DHCPとなり、接続クライアントへ 192.168.1.246 が割り当てられる。WG1800HPのアドレスは 192.168.1.245 となる

  6. WEBブラウザから http://192.168.1.245/ へアクセス

  7. 初期状態の場合はパスワード設定(自分の場合は初期化していたのでここで設定しました)

  8. メニュー:基本設定を開く

  9. SSIDを入力するか、アクセスポイント検索して選択

  10. 暗号化モード、暗号化キーを指定し、[設定]クリック

  11. メニュー:保存をクリック

  12. メニュー:メンテナンスから、再起動する

再起動後

再起動後しばらくすると、POWER・CONVERTER・ACTIVEランプが緑点灯します。
WG1800HPは設定した無線LANアクセスポイントへ接続します。設定したアクセスポイント次第で、2.4GHzまたは5GHzランプが点灯、アクセスごとに点滅するので接続していることが分かります。
あとは機器をLANポートに接続すればOKです。LAN5ポート+WAN1ポートがありますが、どれも同列のようです。

その他

接続機器からはWH1800HPは見えません。直接無線LANアクセスポイントに接続したように動作します。
たとえば、無線LANアクセスポイントがDHCP有効であればそれに従ってアドレスが割り当てられます。

WG1800HPの設定ページへアクセスしたい場合は、再度設定手順通り、らくらくスタートボタンを押しながら起動すればOKです。




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