毎日、小さなことを

ふと、自分の人生を変えていきたいと思い始めた。

そこで、一日、10分でいいから部屋の掃除をすることを決めた。

そんなことをして、どうにもならないかもしれないけれど、ともかく、何でもいいからこれまでとは違う何かをはじめてみたかった。

スマホでタイマーを設定して、10分の掃除を始める。まずは机を100円ショップで購入した除菌ペーパーで拭いていく。しばらく掃除をしていなかったので、かなりホコリまみれだった。そのペーパーで拭くと、一瞬で机がきれいになった。机が終えたら次は棚の掃除を始める。そこもホコリだらけだったので、ペーパーで拭くとそこも一瞬できれいになった。

そうして、10分というのはあっという間に過ぎ去った。

1周間くらい10分掃除を続けると、ずいぶんときれいになったように思える。というのも、これまでがあまりにもひどかったから。
それと以前から探していたものが見つかったときは嬉しかった。これは、こんなところにあったのかと、なぜか感動をしてしまった。

ただ、僕はかなりのめんどくさがりなので、いつまでこの10分掃除が続くかどうかが分からない。
もしも、1年くらい続いたら、何か自分の人生が少しずつ変わっていくような気がする。なんとかこの習慣を続けることができないだろうかと思っているけれど、ともかく、自分が続けることができるまで続けていこうかと思う。

これまで、僕は「人生を変える本」というものを幾冊も読んできた。もちろん、それを読んだときには、何か人生が変わるかもと期待したときもあったけれど、そんな感動は長くは続かなかったし、何も人生に変化は訪れなかった。

もしも、人生を変える魔法があるとすれば、それは、

「小さなことを継続できること」

なのかもしれない。

ダイエットにしても、結局、一日二日頑張ったところで何も変わらない。たとえライザップで短期的に変化をしたとしても、リバウンドする確率は高い。

僕の知り合いの男性で、耳つぼダイエットを行った人がいた。それはどんなものかといえば、基本的に食事量を半分にする。それで、耳には空腹を抑えるツボというのがあって、そこに特殊はシールを貼るというもの。さらに栄養素が不足しないようにサプリメントを摂取する。
簡単にいえば、カロリーが半分になるので、痩せていくというもの。確か、3ヶ月で30万円くらいでした。サプリメントがそれなりに高価なのと、週に2回ほど耳つぼシールの貼り替えが必要なので、それで人件費もそれなりにかかるので30万円なのかなって思いますね。

それで、その男性は10キロ以上痩せました。それだけお金をかけたので頑張らなければならないという心理が働いたのかもしれません。

でも、ダイエットが成功して数カ月後、もとの体にリバウンドをしていました。むしろ、前よりも太りつつあるような体になってきています。

痩せることができたとしても、それをずっと維持するのは難しい。

生活習慣病という言葉があります。それは、日々の習慣によって、病気が形成されていくというもの。つまり、体に悪いことを日々、習慣にすることにより、病気になっていくということ。健康になるには、その逆で良い習慣を身につけるしかない。

ここで、僕はできれば今後も健康に行きたいと思い始めて、ふと、足つぼマッサージを行うことに決め、時間は5分くらいをめどにしているけれど、ともかく毎日続けてみる。それによってどんな体に変化があるのかが楽しみにしている。できればこの習慣も1年くらい続けてみたい。

昨今、年金だけでは2000万円足りないという報道がありました。なんとなくは分かっていたことですので、政府に文句を言ってもどうにもならない。国民年金だけだと2000万円でもぜんぜん足りない。かといって、僕がその金額を貯めることができるような気がしない。

そこで、僕ができることといえば、できるだけ健康でいて、それでできるだけ、じじいになっても働き続けるということでしょうか。
たとえば、75歳の後期高齢者となっても働き続けて、もし月に5万円を10年間ほど収入を得ることができたら、約600万円を稼ぐことができます。

稼ぐということはどういうことか? それは人の役に立つことができるということにもなりえると思うのです。世の中に価値を与えつつ、お金を得るというのは、生きがいの少なくなってくるじいさんには、ありがたいこと。

僕は、できれば生涯、働き続けたいと思っている。

そのためには、今のうちから、少しずつできることを行動していくしかないように思える。

行動を変えるしか、人生を変化させることができないのだから。

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