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訪問マッサージ虎の巻(前編)

今回は『訪問マッサージ』について深掘りしていきます。

同業者の方や有資格者、学生さん、高齢のご親族がいらっしゃる方がお近くにいる方はなんとなーく聞いたことがあるかな?っていうくらい世間様には認知度が低い仕事ではありますが…。

私は胸を張って誇りの持てる仕事だと自負しておりますw

そんなニッチ産業ではありますので概要を説明させていただきます。

『訪問マッサージ』とは?

ここでお話しする『訪問マッサージ』は皆保険制度を利用できるものを指します。

2000年の介護保険法制定ごろから台頭した比較的、新しい事業で医師の同意書を元に患者様に健康保険適用し施術を行うものであり、「人生100年時代」と言われるなか国が目指す「病院、施設から在宅へ」の政策を追い風にその市場規模は2015年度で700億円を超え2020年度には1000億円超えの予想がでている程、決して小さい市場では無いそうです。←他人事みたいですが調べて初めて知りました。

なんか難しく書いてしまいましたが重要な事は訪問マッサージのなかに医療が入っているという事。

そして慰安の為のマッサージ施術ではなく痛み神経痛等の緩和、機能改善などを目的に行うマッサージ施術を患者様のご自宅や施設で行っているということです。

保険適応なので患者様が支払う一回あたり(30分程度)の金額は国と都道府県が全額補助する場合は0円、高齢者であれば580円〜1740円(2020年5月現在)と巷の正規、非正規のマッサージ屋さんに比べればかなり安価になります。

しかし。

前述した通り慰安目的ではありませんので、施術内容が違うのです。場合によっては30分間ひたすら関節運動のみを行うこともあり、それは決して気持ち良いものではなく患者様からすればあまり嬉しくない時間に思われてしまうかもしれませんが、大義(機能改善)の為に術者だけではなく患者様も一緒に汗をかき目標達成のために努力する光景はこの仕事では珍しくないかもしれませんね。

第三者から見たらキラキラ輝いた仕事ではないとは思いますが私がこの仕事を知ったのは専門学生時代でした。まさか自分がこの仕事に就くとは思いもしなかったのですがw

次回は私と訪問マッサージの出会いと煩雑すぎる訪問マッサージのシステムについて触れてみようと思います。


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