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Bad Buddy: GMMTV2021 個人的期待作①


こんにちは。12月3日にGMMTVの2021年新作ドラマの発表がありました。その中でも特に興味のあった作品について取り上げようと思います。

当日の様子はYouTubeのこちらの動画で見れます。

発表前は、Dark Blue Kissの続編でSunMork主演をやってくれないかなと思っていたんですが叶わず。事前の発表でシンガポールに行ってしまったPluemくん以外揃っていたので期待していたんですが...。Theory of Loveのスペシャルエピソードは公開直前に発表されていたので、チャンスがないとは言えませんが、Sun役のPoddもKhaotungとTonhon Chonlateeに主演していて、さらに2021年はMork役のGawinが新しいBL作品のEnchante'に出演が決まっているので、なかなか厳しいのかなとも思っています。SunMorkもう観られないのかな...

無いものに嘆いていてもしょうがないので、気を取り直して、ざっと予告編を観た感じでの期待できそうな作品を紹介しようと思います。

初回はBad Buddy Seriesです。

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He's Coming To Me(通称:とな墓)やThe Shipperに出演していたOhmくんとThe Gifted/The Gifted GraduationBlacklistに出演していたNanonくん主演のシリーズY(BLシリーズ)のようです。英語の題名のBad Buddyは「悪い相方」みたいな意味でしょうか。Buddyという言葉自体はブロマンスの作品によく使われますが、発表時のインタビューでしっかり「BL作品」と呼ばれていました。

あらすじ

発表された模擬トレーラーでのあらすじを以下にまとめました。

ガサツな性格のPat(Ohm)と完璧主義なPran(Nanon)は、実家が向かい同士の幼馴染でありながら長年犬猿の仲。その対立は母親のお腹にいた時から始まり、両親同士も仲が悪いという筋金入り。どんなことでも互いに競争したがる二人だが、成績を上げるために互いの書いた物理と英語のエッセイを交換することを約束したところ、二人は秘密の友情を育んでいく。学校(大学?)で互いの友人の前ではそれぞれ仲が悪いままのふりをしながら、裏では親しくなっていく二人。「家族の仲が悪くなかったら、友達になれたのかな」と言うPatに、「なんだよ、友達になりたいのか?」と言うPran。Pranが女子といるとなんだか気になってしまうPatだが、その気持ちはPranのPatに対する気持ちと同じよう。いつしか二人はお互いを意識するように...。"友達にはなれそうになかった二人が、"友達だけ"じゃいられない二人へ。"


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こちらのじゅさん(DugongdugongR)のツイートから日本語字幕の予告編がご覧になれます。

OhmとNanon以外のキャストは、2getherに出演していたLoveとDrake、そしてMilk Pansaさんという女優さんです。Milkさんはタイ版花より男子のF4 Thailandにも出演するみたいですね。

期待しているポイントは、演技力に定評のある二人の主演OhmとNanonと良作を生み出してきた監督P'Aof。加えて、これまでのBL作品とは少し違ったテイストのキャラクター設定です。

主演の二人:Nanon KorapatとOhm Pawat

Twitter見ている限りだと、やはり話題になっているのは子役からのキャリアのあるNanon (Korapat Kirdpan)が初めてBL作品に出演するということでしょうか。発表のイベントでなぜ出演を決めたの?と言われた時に「親友のOhmと共演だったから」と言っていたのと、以前から自身が出演するBL作品は3 Will Be Freeのような作品がいいと言っているくらいだったので、本作は相当凝ったものになるんじゃないかという期待をしています。

一方Ohm (Pawat Chittsawangdee)は、Make It Rightシリーズ、とな墓、映画『Dew』など、BL作品の申し子かというほど、BL出演が多い役者です。タイのサオワイ(腐女子)文化を描いたThe Shipperでも、主人公Kimの弟Khett役で出演していましたね。

ベテランBL俳優とBLはルーキーだけど子役出身でキャリアのある俳優のシリーズYということです(この設定自体はめちゃくちゃ社会人BLっぽいですが...)。

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合わせて、監督のBackaof (Noppharnach Chaiwimol、私はP'Aof監督と言及しています)はOur Skyとな墓Dark Blue Kiss(通称:DBK)などのBL人気作を手がけてきた方です。私はDBKがタイ沼に本格的にハマったきっかけだったので、この監督を心底信用しています。ちなみに、2getherのスペシャルエピソードStill 2getherも監督されたましたが、こちらは個人的にはあまり好みではなく...おそらく増えすぎたスポンサーの忖度タイム(本編中に挿入される商品コマーシャル)が気になりすぎただけであって、この監督のせいではないですが。2021年に延期されたBL作品A Tale of Thousand Stars(通称:千星物語)の監督もされています。

人気作品を多く手掛けてきたP'Aof監督と、演技力に定評のある二人のBL作品で、今回発表された中でも特にファンの期待度が高いんじゃ無いでしょうか。ちなみに12月7日現在すでに予告編は100万回再生を超えたそうです(!)。


期待しているポイント

キャストと監督以外に期待しているのは、主人公の関係性が良い意味で他のタイBLと違っている点でしょうか。特に、タイBLドラマは割とステレオタイプな受けと攻め(年下で体型が小さく性格も控えめの受けと年上で体格が大きく性格がやや荒い攻めなど)の役を描いているものが多い気がしていたので、今回の二人が両方とも"攻め"っぽい性格で、体格にも差がなく、同級生だという設定というのは新しく感じます。

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タイBLあるあるの怪我の手当をするシーンも、なんだか二人とも甲斐甲斐しくお世話をされるというより、なんだか荒々しいところが今までと違う。

主人公の両親が対立しているというストーリーが『ロミオとジュリエット』っぽいなと思っていたんですが、予告編にはPatがPranの部屋のテラスによじ登って会いにいくという箇所がありました。

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はたして、BLのシェイクスピア劇となるのでしょうか...?

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道路を挟んで向かいにある相手の部屋に糸電話を繋いで秘密の会話をしているのもかわいいですね。

OhmとNanonの過去作品

この二人とDrakeが共演していて、同世代のFrank、Chimon、Firstも出演しているドラマBlacklistは未見なんですが、この機会に観てみようかなとも思っています。

あと、Nanonくんが出演していたThe GiftedはまだEP4までくらいしか観れていませんが、続編のThe Gifted Graduationが周りの評価が高かったのと、最近映画『バッド・ジーニアス』を観て、タイの高校生についてのドラマを観たいと思ったので、また視聴開始すると思います。


Ohmくんの出演作品ですが、今ちょうどTwitterでとな墓の"タイ沼実況"というツイッターでの同時再生企画が始まっています。

とな墓は日本の版権会社の元で放送が決まっていますが、それが衛星放送...ということでVPNを使用すれば観られるYouTubeを使っての実況のようです。

EP1の実況はすでに終わってしまったんですが、私も参加して初めてとな墓鑑賞しました。切なさとコメディが入り混じった一話で、まだBLって感じではなかったので、これからどう発展していくのかとても楽しみです。


ちなみに、Ohmの出演作The Shipperのタイ沼実況を今私の方で企画しています。以前1日だけYouTubeリンクがジオブロされたのをきっかけにずっと実況を企画したいと思っていたんですが、最近GMMとテレビ朝日との業務提携が発表され、またジオブロされる前に開催したいなと思っていました。

腐女子のPanがカップリングを妄想してファンフィクションを書いていた先輩Kimと事故にあってから身体が入れ替わってしまうコメディなんですが、終盤にかけてローラーコースターのように入れ替わりの謎が解けてくる展開に、リアタイしていた当時はツイッターに考察する人が続出していました。

サオワイ(腐女子)文化を批判的に、しかし従来の「イロモノ」としてのBLファンではなく、Ship(=Relationshipの意。主にBLのカップルを含む様々な関係性)を通してShipperたち(Shipのカップリングを想像して楽しむ人たち)が何を学んでいくかをとても真摯に描いた作品でもあります。

細かいスケジュールなどはこれから発表しますが(おそらく木曜日21時開始になると思われます)、未視聴の方も何度目かの方もぜひ一緒に参加してくださいね。他の実況企画との兼ね合いで、平日の早めの時間の開催であることご了承ください。

Bad Buddyの放映スケジュールはまだ未定ですが、OhmとNanonの作品を予習しながら楽しみにしたいですね。


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