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カラーバス効果ってなに?

QAエンジニアのつーつーです!
今回はあらゆる面で応用できる「カラーバス効果(Color Bath Effect)」についてです!
心理学やマーケティングの分野で注目される現象で、ある特定の情報に意識を集中すると、その情報に関連するものが自然と目につきやすくなる効果を指します👀
例えば、車を購入しようとした時に調べている車種などが、街中で以前よりも多く見かけるようになると感じることです🚗

これらは日常生活のみならず、仕事においても活用できるので私が仕事でどのように意識・活用しているのかについて語りたいと思います!


カラーバス効果の具体的な例

どんな例があるのか?については例えば下記のようなものになります。

  1. 新しい単語の学習

    • 新しい単語を覚えた後、その単語を本や会話の中で頻繁に見つけるようになる。

  2. 子供を持つ親

    • 自分の子供が好きなものが目に付くようになる。(私は電車に全く興味がなかったのですが、息子が電車好きで気が付けばここの踏切は電車見やすそう!とか目に付くようになりました😊

  3. ブランドの認識

    • ある特定のブランドに興味を持つと、そのブランドの広告や製品が目に留まりやすくなる。

カラーバス効果が働く理由

カラーバス効果が働く背後には、脳の働きが関与しています。
人間の脳は膨大な量の情報を処理していますが、そのすべてを意識的に処理することはできません。
そのため、脳は重要だと認識した情報を優先的に処理し、他の情報は無視する傾向があります。このメカニズムがカラーバス効果の基盤となっています。

実験では次のようなものがあります。
「今から5秒、絵を見せます。赤は全部で何個あるか覚えてください。」と。

図1

そして、「ピンクは全部で何個ありましたか?」という意地悪な問題🤡
このとき大半の方は、赤に意識を持っていかれているため、ほとんどの確立でピンクが何個あったのかを答えることができません。
そりゃあそうですよね。だって、赤は何個ある?って聞かれてるんだもん😒
このように前提を設けて意識をすることで潜在的に無意識下の中で目的に関係ない情報を記憶することを脳は行っています🧠

カラーバス効果の応用・活用方法

仕事全般やメイン業務である品質改善活動においては、以下のように活用していますので、ご参考になれば幸いです🙏

目的を見失わないようにする(主に自分向けて

最初に掲げた目的に対して、時間の経過や様々な人のフィードバックをもらっていく過程で本質を見失うことがよく起きてしまいます。
いわゆる、目的を達成するための手段がいつの間にか目的になってしまっているケースですね😱
これらを防ぐために「嫌でも目に付くところに目的を示しておく」ようにすると、一定防ぐことができます。私は目的となるポイントは視覚的に気づけるようビビットカラーを使ったり、文字サイズをやたら大きくしたりしています🥳

繰り返し伝えるようにする(主に他者に向けて

大事なポイント、伝えたいメッセージなど認識してほしい、注意してほしいことを伝えるときにカラーバス効果が発揮できればどれほどラクになるか・・・と何度も思ってきました😁
そうです。この効果は脳に潜在的に刷り込んでいくものになります。
でも対象となる人が意識的に取り入れようとしないと効果は発揮されません。だって、不要だと思われたらどんだけアピールしても脳が排除してしまうから🥶🥶🥶

なので、よく聞く「繰り返し伝えるのが大事」というところです。
とはいえ、やみくもにやってもあまり効果もないと私は考えています
抑えるポイントは大きく二つ。
・対象となる人にとってのメリットが明確であること
・エビングハウスの忘却曲線と組み合わせるとより強く脳に刻み込めること

この2つのポイントを押さえてカラーバス効果の考え方を活用していくことで、様々な場面でみなさんの助けになると思います!

まとめ

カラーバス効果は、意識を集中させた情報が自然と目につきやすくなる現象であり、日常生活や仕事、学習において効果的に活用することができます!
この効果を理解し活用することで、目標達成や情報処理がより効率的になりますので、意識的に重要な情報を引き寄せていきましょう😊

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