【SUPER GT🇯🇵Rd.6 SUGO300kmハイライト】


TOP3リザルト

スポーツランドSUGOで行われたSUPER GT Rd.6、GT500レースを制したのは8号車ARTA MUGEN NSX-GT!2位には23号車MOTUL AUTECH Z、3位には久々のTOP3となったDENSO KOBELCO SARDとなりました。

GT300は52号車埼玉トヨペットGBが優勝、2位は20号車シェイドレーシング、3位は6号車DOBOT Audiが入る結果となりました。

レースハイライト

予選

今回は予選から大接戦となりましたね!驚いたのはGT500のPP争い。
17号車Astemoがコースレコードを更新するタイムを叩き出し、「決まったかな」と思いましたが(松下信治ファンの僕はニヤニヤ笑)、その後23号車Motulがそれを更新し、さらに8号車ARTAが塗り替えてくるレコード連発の嵐!
元々8号車は今回サクセスウェイトが周りよりも軽かったのでチーム力も踏まえると頭角を表すかなと思ってましたが、レコード更新した大湯のアタックは流石でしたね!

GT300は96号車K-tunesがポール、20号車シェイドレーシングが2番手、61号車SUBARUが3番手というトップ3。
K-tunesとシェイドはサクセスウェイトの軽さを活かしてかっ飛ばしましたね。SUPER GTではこのサクセスウェイトでタイトルコンテンダーではないチームでも上位に顔を出すレースもあるから面白いですよね!

決勝

決勝はSUGOサーキットの短さ、狭さも相まって序盤からクローズバトルの連続。GT500もすぐにGT300に追いつきあちこちがトラフィックパラダイス笑。
正直もうどこをどうハイライトしていいのか分かりません(汗)

GT500では特に終盤の17号車Astemoと8号車ARTAのバトルは圧巻でしたね!
17号車Astemoが8号車ARTAを抜いた時の松下の雄叫びは僕も震えました。

8号車ARTAはさらにその後23号車Motulが後方に迫り防戦。最終的には僅か0.5秒差のフィニッシュとなり、大湯は見事に守り切りましたね!

GT300では6号車DOBOT Audiで後半を担当したロベルト・メリが圧巻の走りで見事な追い上げを見せてくれましたね!

そしてGT300の波乱だったのはフィニッシュの瞬間。
そこまで52号車埼玉GBがトップを快走し優勝するかと思われましたが、ファイナルラップの最終コーナーから坂を駆け上がってダンロップのアーチを超えたところで突如スローダウン!なんとかフィニッシュラインを目指し進んで行くも後方から18号車UPGARAGEが爆速で迫り、なんとフィニッシュライン直前で入れ替わり18号車がトップチェッカーを受ける結末!
様々情報が交錯してましたが、レース後に採取出来た燃料はほぼ空の状態だったようでガス欠による失速だった模様。
ピットウォールで優勝を迎えるべく待ち構えていた埼玉GB陣営もショックを隠せませんでした。

しかし、波乱はレース中に止まりません。
なんとレース後の車検にて、17号車Astemoと18号車UPGARAGEの2台に違反が見つかりなんと各クラスの勝者が揃って失格!

それによりGT500は8号車ARTAが今季初優勝、そしてGT300は逆転負けを食らったかと思った52号車埼玉GBが一周回って逆転優勝!
サーキットの高低差と同じく浮き沈みの激しい劇場型レース結果となりました笑

また今回のレースで衝撃だったのはなんといっても100号車STANLEYの大クラッシュではないでしょうか?

マシンの破損がかなり大きく次戦までに準備が整うのか気になるところですが、まずはドライバーの山本が無事だったのが何よりです。
Xに挙がっていた動画を観ると、最終コーナーを立ち上がってきたところでGT300の56号車リアライズとGAINER(10号車か11号車かは不明)が争っており、その後ろをGT500の14号車ENEOS、そして100号車STANLEYが続いてました。
そこでGAINERが56号車の外側(左)に動き、56号車はピットに入る予定だったようでピットレーンに向かってイン側(右)に一瞬動いたものの14号車ENEOSがインに入ってきて56号車はそれに気付き接触を回避。そして100号車も14号車に続いてイン側から56号車を交わそうとしましたが、56号車は100号車の存在に気付けずにピットレーンへ向かい100号車の車体が前に出たところで100号車の左リアと56号車の右前が接触し、100号車はその反動でスピンしてウォールをヒットしたようでした。
一個人の方のXでポストされた動画でしたのでこのnoteでの掲載は控えさせて頂きますが、正直なかなか誰の非とも言いづらい非常に難しい接触だったかなと思います。クラスの異なるマシンが混走するSUPER GTやWECなどではこういうアクシデントは起こり得ます。
先ほども述べましたが、ドライバーの山本が無事だったのが何よりです。

シリーズランキング

今回のSUGO戦を終えてのランキングはこちら
※詳しくはSUPER GTホームページまで

GT500

ドライバー
1 : 千代/高星(3号車Niterra) 51pt
2 : 坪井/宮田(36号車au TOM'S) 49pt
3 : 松田/クインタレッリ(23号車 Motul) 40pt

チーム
1 : 3号車Niterra 68pt
2 : 36号車au TOM'S 63pt
3 : 14号車ENEOS 53pt

GT500は3号車Niterraに対し36号車au TOM'Sが近づいてきましたね!
スキッドブロック違反さえなければここに17号車Astemoも加わっていただけに残念。ポイント差やチーム力を考慮するとGT500ドライバーズに関しては37ptのランキング5位14号車ENEOS(大嶋/山下)、チームに関しては5位16号車ARTAくらいまでがタイトルコンテンダーになるかなという印象。

GT300

ドライバーズ
1 : 吉田/川合(52号車埼玉GB) 50pt
2 : 小林/小出(18号車UPGARAGE) 40pt
3 : 荒(7号車Team Studie) 60pt

チーム
1 : 52号車埼玉GB 65pt
2 : 7号車BMW M Team Studie 56pt
3 : 56号車リアライズ 53pt

GT300はドライバーズもチームも、逆転の逆転となった埼玉GBが頭一つ抜けた感じですね!18号車UPGARAGEは今回のノーポイントが痛かったものの今季2勝を挙げているのが大きいですね!

次戦

さて、次戦はRd.7オートポリス。標高が高いためエンジンへの負担が通常より大きく、路面が荒いためタイヤへの攻撃性も高いサーキット。
さらにサクセスウェイトは通常の半分になり、マシンの素直な性能が速さに繋がりやすいレースになって行きます。
残り2戦となりタイトル争いに向けてより激しさを増していくオートポリスラウンド、見逃せないですね!
オートポリスは土曜日のみになりますが僕自身も足を運ぶ予定でいます。
予選模様だけでなく、現地の様子とかも含めて次回はお届けしたいなと思っていますので、ぜひお楽しみに(^^)

※GT500ダイジェスト

※GT300ダイジェスト

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