メンタル

 皆さんお久しぶりです。怠姉です。以前、ツイッターのメインアカウントがまだ残っていた時、マシュマロやDMで「メンタル面のnoteを書いてほしい」との声を複数頂戴しておりましたので、遅ればせながら書きたいと思います。引っ越しやそれに伴う家具購入などもひと段落つき、ようやく新生活にも慣れてきたところですが、依然として部屋は散らかったまま、忙しい毎日を送っています。書こう書こうと思っていながら、今日まで執筆できずに先延ばしになってしまい申し訳ありません。思い出せる範囲で自分の経験を記していこうと思いますので、最後までお読みいただけたら幸いです。
 どうしても浪人生向けの記事になってしまう部分が多くあると思いますが、現役生の方、ご容赦ください…

睡眠

 さて、予備校に通っている方はそろそろ授業に慣れてきた頃でしょうか。宅浪の方も、自分なりの勉強サイクルが確立できてきた人が多いだろうと思います。ここから来年の2月、3月まで勉強までしていかなければならないと思うと、長い道のりのように感じられますよね。でもきっと、来年のその時期には「あっという間だったな…」と思っているはずです。気が付けば夏になり、秋風が吹き、クリスマスを横目で見送ったかと思えばもう本番です。多方面から言われている言葉で耳が痛いかもしれませんが、私自身の経験から鑑みても、「まだ〇月だ」と油断せず、多少の「焦り」を持ちながら勉強していくことが、浪人生活のポイントだと思います。
 とはいっても、思うように勉強が進まなかったり、成績が伸び悩んだりして辛くなることもあるでしょう。「どうしても今日ここまで終わらせたい」と無理をする日も、疲れた体に鞭打って、眠い目をこすりながらペンを走らせる日もこの先きっとあるでしょう。その「多少の無理」は時に必要です。どうしても結果を出したい模試が近づいてきて、確認しておきたい分野が沢山あるときなどはその筆頭ですね。確かにその通りなのですが、ひとつ心に留めておいていただきたいことがあります。「いつかその無理のツケが回ってくる日が来る」ということです。

 ではどのように回ってくるのでしょうか。これは本当に多岐にわたります。睡眠不足で眠くて頭が回らない、頭痛や体のだるさのせいでいまいち集中できない、コーヒーやエナジードリンクで目を覚まそうとしてもカフェイン耐性がついてしまって大事な日に頼れなくなる、などの身体面での不調がまず挙げられます。これは経験がある方も多いのではないでしょうか。そしてこの場で私が最も言及したいのは、この無理は精神面にも悪影響を及ぼすということです。経験上、睡眠不足は人をネガティブにします。この一年、「なんだかすごく辛い、でも理由がわからない」というとき、私はたいてい睡眠不足でした。それに気づいて睡眠時間を確保すると、その鬱が軽くなることが多かったです。「原因不明の鬱」が襲ってきたら、十分な睡眠がとれているか確認してみてほしいと思います。自分では十分だと思っていても、実は身体は悲鳴を上げているかもしれません。是非、たまには少し長めに睡眠をとってみてください。
 睡眠は、このような「原因不明の鬱」だけではなく、「原因がはっきりしている鬱」も和らげてくれます。意外と思われるか、イメージ通りと思われるかはわかりませんが、私は自己肯定感が低く、ネガティブで落ち込みやすい性格です。勉強面はもちろん、それ以外、例えば人間関係でのちょっとした悩みでも極端に病んでしまうことが多くあります。加えて昨年は、浪人という立場上、「今年落ちたらどうしよう」という将来の不安などが急に迫ってくることもありました。今振り返ると、メンタルがやられて勉強が手につかなくなってしまうことも多々あったなあと思います。そんな時は、直近の休み(前期中は授業はすべて出ていたので、この「休み」は授業が無い日、主に土日を指します)にしっかり睡眠をとるようにしていました。例えば木曜日に激病みモードになってしまったら、金曜日は好きなものを食べるなどしてなんとか乗り切り、金曜夜から土曜朝にかけてたくさん寝るようにしました。ただし、できれば10時前、遅くとも昼前には起きるというルールは設けていました。こうすると少し元気になり、また一週間頑張るための活力を得たような気分になっていました。

 以上の理由から、無理をした日があるなら、できるだけ次の日などはしっかり睡眠をとるなどしてほしいです。精神と肉体が健康でないと、最大出力で勉強を進めていくことが出来ません。生産性が高い状態で勉強を続けていけるよう、ぜひ健康第一で頑張ってほしいと思います。

早寝早起き

 さて、睡眠の必要性について声高に叫んだわけなのですが、それでも解決されない鬱が訪れることもあるでしょう。私は秋が一番しんどかったです。思うように取れない点数、成績への不安、今年ダメだったらどうしようという恐怖、それに加えて人間関係での苦悩や親との意見の相違などが重なり、限界まで悩んでいました。今だからこそ言えますが、夜な夜な死にたくなって寮のベランダから飛び降りようとして、でも死ぬには高さが足りないような気がして一歩前には踏み出せず…振り返ると不思議なくらい冷静でしたね。なんだかんだ言って死ぬのが怖かったからでしょうか。
 ただ、死にたいなどと言っている割に、自分でうっすらと「このくらいの鬱はたぶんうまくやれば乗り切れる」と感づいていた節がありました。昨年落ちた時にうつ病(軽度ではありましたが診断もつきました)になったことがあり、その際に感じていた絶望感よりは薄かったからです。あの頃の感情は思い出したくもありませんが、話がうまくつながらないので少しだけ述べます。うつ病だったときは、夜よりも朝の方が辛かったです。夜「次目が覚めることはありませんように」と願って布団に入り、朝起きて「目が覚めてしまった、まだ生きている…」と絶望する毎日でした。薬を飲めば少しは楽になりますが、体を動かすのが億劫で、すべての物事へのやる気がなくなっていました。心配してくれる友人からの「気分転換にカフェでも行かない?」という誘いすら、あの時はしんどく感じました。断れない性格なのでなんとか自分を奮い立たせて会いに行き、少しは楽しんで帰宅、ヘトヘトで寝る。毎日泣いていました。私の精神状態のせいで、父をも母をも苦しませてしまいました。私が与えるストレスが父の身体の不調として表れ始めていること、母が少しずつ壊れてしまってきていることに気づいたとき、責任を感じて消えたくなりました。でも(詳しくは割愛しますが)心療内科の先生の支えのおかげで、私も両親もなんとか命を落とさずに乗り切ることが出来ました。両親と先生はもちろんですが、毎晩電話に付き合ってくれた友人、励まそうと連れ出してくれた友人には頭が上がりません。今でも本当に感謝しています。
 と、思ったより長々と書いてしまいましたが、要するに、秋ごろの鬱は、この苦しみを超えるものではなかったわけです。加えて、うつ病の特徴は「夜よりも朝の方が絶望感が大きい」点ですが、秋ごろにしんどかったのは夜でした。うつ病を経験していたため「それと今ならどちらがましか」「典型症状に当てはまっているか」など、客観的に自分と向き合えたのだと思います。そしてこの「なんとなく乗り越えられそうな鬱」の解決策を見つけようと試行錯誤しました。

 その解決策は案外早く見つかりました。先述の「睡眠」に加えて、「早寝早起き」を導入することです。先ほど申しあげたとおり、私は自己肯定感がとても低い人間です。そして、この低すぎる自己肯定感が鬱を加速させているのではないかと考えました。では自分を少しでも褒めてあげられるような行動をしてみようと思い、手始めに部屋の片づけをしました。お恥ずかしいことですが、私は部屋の片づけがあまり得意ではありません。疲れ切って帰宅したら、物をそこら中に散らかしたまま寝てしまう人間です。おまけに朝は片づける暇などないため、一度部屋を綺麗にしてもすぐに乱れてしまいます。そんな私にとって、綺麗に整理された部屋は紛れもない「自己肯定感爆上げ案件」です。案の定この作戦は多少なりとも功を奏し、綺麗になった部屋を見て「なんか私えらいかも。次は苦手な早起きにも挑戦しちゃおうかな!」と、次の行動を思いつくことが出来ました。ということで 第2ミッション:早起き に挑戦しようとしたのですが、その前の数日間寝不足だったことに気が付きました。寝不足続きで早起きなどうまくいくわけがありませんから、まずは数日間、思う存分寝ました(と言っても先述のルールは守ります)。そして待ちに待った早起き当日、なんとアラームよりも先に目が覚めたんです!もうテンション爆上がりで、とりあえず秋晴れの澄んだ青空のもと、近くのセブンにコーヒーを買いに行き、朝食までの間勉強をしました。これを数日続けていたら、「最近早起きできてる私えらい!」と自分を褒められるようになり、睡眠もそれなりにとれていたため精神が安定していきました。実はこの早起きチャレンジ、あまり長続きせずに終わってしまったのですが、睡眠以外に有効な精神安定剤を見つけられたという点で大変有意義だったと感じています。

自分なりの発散方法を

 ここまで私が有効だと思ったメンタルケア方法を紹介してきましたが、残念ながら万人に通用するものではないと思います。例えばたまにカラオケに行ったり、お気に入りの入浴剤を入れてゆっくり湯船につかったり、ちょっと贅沢をして美味しいものを食べたり、一目ぼれした雑貨を買って持ち歩いてみたり…など、様々な方法があります。私の場合はバイト代のなかでうまくやりくりして、夏終わりや防衛医大合格などの節目に自分にプレゼントを買っていました。私のような「形から入るタイプ」の人の場合、使う文房具をテンションが上がるものに変えてみるのも良いかもしれません。是非ご自分に合った方法で、上手にメンタルケアをしていっていただければと思います。


 また長々と書いてしまいました…急いで仕上げたので推敲不足な点も多かったかもしれませんが、ここまで読んでくださった皆さん、ありがとうございます。ストレスが多い受験生活、大変なこともたくさんあると思いますが、どうか最後まで踏ん張って乗り切ってください。心から応援しております。

 また折に触れてnoteを更新したいと思います。気が向いたら読んでくださると嬉しいです!

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