【オクトラ大陸の覇者】「他人の背中」・3【トラベラー別簡易解説・神官編】

★3トラベラー

○ホセ 属性:光 補助型 影響力:名声
・初期固定加入メンバー
・属性攻撃&防御バフ持ち
・杖物理アビリティ無し
◇必殺技 高威力光全体攻撃+属性防御デバフ


最初に必ず加入する神官らしい基本を抑えたハg…もとい、誠実で眩しい青年。
味方の回復に光属性攻撃という要素を兼ね備えているだけでなく、属性攻撃及び防御に関するバフを扱える。
加えて属性防御デバフを与えることも可能であり、自身の旅団に属性攻撃に長けたトラベラーが居るなら、バフを絡めた戦術を最初から行うことが出来るという、小規模ながら巧みな動きが出来る玄人。
アタッカー性能は乏しく、パラメーターこそ平凡ではあるが、彼は味方との連携で味方を輝かせ、村の掟を理想的にこなす人物であることは間違いない。

まあそれはそれとして、レッドバリーとかいう村は焼かねばなるまい。
※追記
必殺技初期実装組として遂に属防デバフ付きの高火力属性攻撃を手に入れた。流石は初期仲間面子。
回数や回転率を強化しやすく、アビリティと組み合わせて属防デバフを重ねつつ、本体の威力も高いので余った導石で強化するのも悪くない

○テリー 属性:氷 属攻型 影響力:富
・氷の全体攻撃及び二段攻撃所持
・前後の獲得経験値強化持ち
・杖物理アビリティ無し
お調子者な8つ子の長男。
色々願ったり、多くのことを神様にねだったりする移り気で浮気性な姿勢の割に役割は極めて明快で専心的。
炎属性のダメージを複数のアビリティで軽減し、複数の氷属性攻撃で攻めるというもの。
自身の特殊アビリティに加え、バトルアビリティでヴェールを張ることで自前で炎属性の軽減値は30%、しかも分類が別なので更に味方のものを重ねれば最大半減視野という意外性の持ち主。
前衛の耐性を上げながら、交代時には一応持ってる回復アビリティを振る舞うことも出来る。
ついでに経験値一割増しも付いてるので、いずれ討伐依頼での影響力需要に向けて、つれていくのはどうだろうか?

○パール 属性:炎 物理型 影響力:権力
・炎及び杖の全体攻撃所持
・開幕相互属性攻撃強化持ち
・比較的高めの速度
台詞があれだからってツンデレで括るのは何か違う気がする、幸せそうにご飯を食べる姿で人を幸せにする神官のお姉さん。
★3面子では唯一の物理型神官で、与えられた属性物理ともに全体攻撃を使いこなす。
また、ボードの振り分けも物理寄りで他二人に特殊アビリティやサポート能力で劣る分、物理や速度で勝っている。
また、開幕属性攻撃バフ持ちなので、強力な属性アタッカーの後列に置いていきなり高火力を叩きつける補助としても運用が可能。
雑魚戦や短期決戦になりがちな討伐依頼で影響力稼ぎとあわせて、連れていくと仲間が戦いやすくなるだろう。
ただし物理寄りといえど、全体から見れば本人の火力は控えめかつ多段技がないので、ブースト管理はしっかり行うこと。
がっつきすぎてはやっては行けない。恋も戦いも。

★4トラベラー

○マドレーヌ 属性:雷 バランス型 影響力:富
・杖3連擊持ち
・SP関連の特殊アビリティを二つ所持
・前衛全体属性攻撃バフ可能
一人称マドの、というとおおよその旅団に覚えて貰えている賑やかなあの子。
杖物理アビリティを2連、全体、3連と三つも収得するため物理型と思われがちだが前述の前衛全体属性攻撃バフを使ったり、一応雷単体も扱えたり、当然単体大回復をも使いこなす。
何より一番の特徴はたたかうのダメージ1%をSPとして吸収する特殊アビリティを序盤から使え、更には瀕死時に消費SPが半減するユニークなものも備えており、余程無計画に使わなければSPが枯渇することはない。
流石は孤児院の運営の為に頑張っている子である。
見ての通り杖打撃の豊富さ、ブレイクさせやすさは神官で現状未だトップクラスなので弱点持ちには積極的にぶつけて、とーどーめー!!をさしてやろう。

○ラモーナ 属性:氷 回復型 影響力:権力
・前衛全体回復、前衛全体属性防御バフアビリティ所持
・杖物理&氷属性全体攻撃所持
・SP自動回復&前衛HP自動回復を付与可能
皆の女神にして所属したなら数々の旅団の回復事情をやりくりしてくれるであろう回復関連のエキスパート神官。
全体回復ばかりが話題に上がるが、特殊アビリティによる自身のSPと前衛のHP回復が非常に便利。
商人などのタンク役の後ろに据えればその耐久度を強化させ、頃合いを見て属性防御バフや全体回復を皆に振り撒ける。
後衛時の自動回復と自身の特殊アビリティが重なり、そうそうSPが枯渇することはない。
一応杖と氷の全体攻撃が可能だが、ダメージバフ類は備わっていないので、あくまで補助で前衛に出すという事を念頭に。
本人前衛に出そうとするとえらく吃驚したりしているのが納得の立ち位置であり、役回りである。

○メノ 属性:風 補助型 影響力:名声
・現状唯一の速度デバフ付き風属性二連攻撃持ち神官
・全体に風属性デバフ付与可能
・持続前衛全体回復使用可能
◇必殺技 風耐性デバフ付きランダム三連風攻撃
学者と神官を足して2で割った性能、というのがしっくり来る補助よりの風属性オールラウンダー。
全体と二連風を有するが、本人の攻撃性能より風属性のアタッカーの攻撃性能を引き出すことに秀でており、またその性能が高水準。
前回のバフデバフの話でも触れたが、敵へのバフデバフは50%まで作用する内、20%を全体に付与出来、味方が掛ける属性防御デバフ、また属性攻撃バフと効果を重ねることが出来る。
そういった点から盗賊のカルツ、学者のノエル、狩人のスケアクロウ等の面子との相性が頗る良い。
前衛全体に持続回復をばら蒔けることもあり、属性が噛み合わない場合でも、神官の仕事をこなせる。
また、特殊アビリティで風と雷の二属性耐性強化を所持している稀有なタイプでもある。
それから余談になるが、歴とした男の子である。
間違っても僕っ娘ではない。
※追記 本人に不足していた多段攻撃がデバフ付きで必殺技になり実装。
デバフ倍率が違うのでアビリティと重ねて使用が可能な為、ブレイク目的で使うのも悪くないだろう。

○セドリック 属性:炎 物理型 影響力:権力
・持続前衛全体回復使用可能
・出血付与可能な全体杖攻撃所持
・強力な条件付き物理バフ持ち
ざっくり言えば、彼は神官の皮を被った血に餓えた戦士である。
その最たるはボード三枚目で収得する特殊アビリティ「血気」である。
現在これを所有するのは彼とステッドのみであり、その効果は出血状態の敵が居た場合、自身のダメージアップ(30%)。
ミソは対象が出血状態ではなく、敵の誰かが出血状態であれば発動し、その倍率が自動発動特殊アビリティでは最大数値であるということ。
そしてこのダメージバフ、物理攻撃とは別カテゴリーなので30%打ち止めではない。
つまりは倍率強化出来る幅が格段に大きいのである。
ただし多段持ちではないし、アビリティの倍率が高いわけではない。
しかしながら杖弱点へ出血狙ってぶん殴ってると神官らしからぬ、寧ろ薬師すら凌ぐダメージを叩き出していく。
その様はやはり神官ではない気がする。
そういう在り方ではあるが、神官の本分の回復に関してはメノと同じ持続前衛全体回復も使いこなすしので役割はきっちりこなす。
更に割り当ての炎属性の攻撃は一応使え、しかも何故か物理防御を下げる。
やはり……殴り倒すしかないのか……
余談では有るが彼は大陸の覇者時点で滅んでいるオルベリクも居たホルンブルグ。
そこで将来を有望視されていたとか。
彼の能力相まってトラスト実装が楽しみである。
※追記※
あんまりにあんまりな、それでいてオクトラらしいトラストが追加されました。
エゼルアート家の令嬢に同情され、励まされるなんて多分彼だけじゃないだろうか?
そりゃこんなアビリティ習得もやむなしだよ。
ともあれ「んな聖火の導きあってたまるか三人衆」の一人に挙げたい。
そのうちの一人であるステッドとは互いに「血気」持ちで互いに出血付与技をばらまきながらバフを維持できる。
特殊な運用にはなるが、回復も行いながらの火力補助で馬鹿にならないダメージを引き出す運用は長期戦での手段として、頭の片隅にでもとどめておいて欲しい。

○エフレン 属性:火 物理型 影響力:権力
・杖3連擊、全体、高火力杖単発アビリティ持ち
・攻撃関連の固有アビリティを二つ所持
・始動時杖最大火力1.5倍
個人的「んな聖火の導きあってたまるか三人衆」の二人目。
聖火の教えに従い、異端も悪も纏めて地獄へ導く。ただの断罪者では?
その方針の現れか、マドよりもアビリティが偏り、セドリック以上の瞬間火力を求めたパラメーターになっている。
異端見付け次第速攻で片付ける姿勢そのままに、初期レベルから直ぐに開幕物攻1.3倍を習得する。
神官としてもタフな方なので、杖持った前衛職として扱って問題ない。火属性は添え物。
一応神官なので、回復は持続を含めて可能だが、最低限に変わりはないのでそういう役割は本職?にお任せしよう。
ちなみに現状杖ダメージ最大火力保持者は彼になる。
レアリティ上に、全体2連持ちのアニエス、3連持ちのモルルッソが居るが、後半常時発動になる杖1.2倍と開幕物攻1.3倍による杖ダメージ1.5倍の差を覆すことはできない。
杖弱点持ちなら、その豪腕で地獄へ導いてくれる、頼れる男である。

○ブリジット 属性:無 補助型 影響力:富
・属性攻撃デバフ、属性防御バフ所持
・自己回復効果及び全体回復所持
・瀕死時速度&回復量バフの固有所持
アクション時のポーズは転けているだけという事実と、まさかの攻撃アビリティ非所持という点に驚く純サポート型神官。
全体属性防御バフと属性攻撃デバフによって単独軽減率30%を有する対属性攻撃系エネミー対応力が光るドジっ子。
しかしアビリティ面に一分の隙もなく、全体回復も備えている。
加えてその効果を上げる独自のアビリティにより、ブーストを使わずに十分な回復量を確保することが可能。
更に瀕死時にも回復量が伸びる固有も手伝い、リカバリーが上手である。
レベルが上がって後半には体力が半分切った状態から速度が20%上昇し、その速度は健脚を誇る美丈夫兄ちゃんことミロードにも匹敵する。火事場の馬鹿力タイプなのだろう。
ともあれ強力な全体に対するリカバリー役としては申し分ない。申し分ないが、攻撃参加だけは無理。
とはいえ、普段属攻を下げたり属防を上げたりしているからその暇はないのだが。
また、2021年5月末現在、唯一の弱体ターン短縮アビリティを有する。
バステと違い、ターン経過でしか治癒出来ないものだが、彼女のアビリティなら最大4ターン短縮が可能。
アタッカーがブレイク時に攻撃バステを受けたままでは勿体ない。その対処の唯一の手段を持っている。
ドジっ子という面ではあるが、その素養の高さが伺える彼女である。

★5トラベラー

○ミロード 属性:光 回復型 影響力:名声
・全体光属性攻撃、前列全体回復完備
・物理属性の両防御強化可能
・ダメージをSPに転換可能
◇必殺技 前衛後衛全体回復+光耐性バフ
事案を臭わせるイラストから真っ当で清いシナリオを繰り出す糸目の美丈夫兄ちゃん。
前作のオフィーリアの役割を殆ど受け継いだ優等生。
反則的な使い勝手の反射のヴェールはなくなりました。
代わりに神官としては異例の身体能力(パラメーター)を誇る。
HPは低いが、一部脆めの前衛職より防御は高いし、属性防御は当然トップクラス。
属性攻撃の高さは当然一部学者に次ぐレベル。
そして何より恐ろしいのは速度。
他の神官、薬師学者商人らより速いのは勿論、アビリティボードの習得状態によっては剣士連中よりも速い。
何だろうこの糸目の兄ちゃん。
これによりターン内における味方のリカバリーや防御を敵の攻撃に先んじて行うことが出来、後列待機から咄嗟に飛び出して全体回復でピンチを救う姿はまさに神官の鑑。
しかしながら弱点も存在し、★5でありながら一切の多段攻撃を持たない為、ブレイクには通常攻撃でしか貢献できず、単体高威力の技を持たない為、弱点であっても後衛がアタッカーでもない限り(というか基本的にアタッカーと組ませるべきなのだが)、ブレイクターンに攻撃参加をするのは勿体無い。
その分リカバリー能力は随一なのでバランスは取れている。
更に、三枚目で収得する特殊アビリティを取得すると喰らったダメージの3%をSPとして吸収するとかいうインチキ能力を手に入れる。
前後のパートナーが戦闘不能になったら、後列に移動できない関係で基本的にSP回復が出来なくなるシステムをぶっ壊しに来ている。
しかも喰らった分のダメージで回収したSPを使って回復するからトドメを刺されない限りは何度ボコられようとそうそう役割を放棄しない真摯でドMな属性を持つ。
何だろうこの糸目の兄ちゃん。
ともあれ速度控え目な他の回復面子と敵の攻撃を挟む形で万全な体制を組んだりして見るのも面白いだろう。
※追記
必殺技っていってるのにまさかの前衛後衛纏めて回復するとかいう他に出来ないことをし始めた。
しかも光耐性バフのおまけ付き。
効果量もでかいので実質全回復、さながらメインストーリーのボス戦イベントである。
何だろうこの糸目の兄ちゃん。

○モルルッソ 属性:風 バランス型 影響力:権力
・風の高威力属性攻撃持ち
・物防属防強化付与アビリティ、杖3連持ち
・強化持続延長の固有アビリティ持ち
尊いトラストと、それを台無しにしてしまう村イベントの間に挟まれるもこもこ頭の神官。
回復に特化した面子の多い神官の中では攻撃も回復も均等にこなす優等生。性格が反映されているといえるだろう。
風は強力な単発型、杖は3連、防御は両面バフ、回復に至っては即時回復とターン末の持続回復を同時に行う親切さ。
敵の大ダメージ構成におけるタンクを引き受けてくれる商人達への即時対応と、次ターンの建て直しの手間を一人で省くことが出来るのが特徴である。
ちなみに持続のみなら高倍率のものを全体に負けるのも特徴。
流石に回復量はどこぞの薬師の孫には劣るが、それでも十分な効果量である。
また、本人の固有アビリティにより、その持続を1ターン増やすことが可能。
全体持続を取りあえず撒いておけばどんどんターンを積み重ねられる、オクトラらしい戦い方が可能である。
ただし、どれも出来るが、他人より劣るが多いのがこの子。
風は多段がないし、即時回復は全体がない。
持続回復ばらまくだけでも仕事にはなるが、物足りない。
そんな彼女に適合するのが風弱点構成面子。
持続回復や防御バフをばらまきながら、ブレイク時にはアタッカーとして参加して大ダメージを与え、再び業務に戻る。
歴戦の書や、闘技大会リ・トゥ杯の回復役として採用しておけば、その性能を余さず使いこなすことが出来る。
特にノエルは属攻強化、カルツやハーレー、メノは風のデバフにより威力を引き上げることも出来る。
折角高い属攻パラメーター、生かさない手はないだろう。

○ステッド 属性:闇 属攻型 影響力:富
・現状最高倍率の闇アタッカー
・出血条件の強力なダメージバフ持ち
・50%反撃(出血付与)の固有アビリティ所持
「んな聖火の導きあってたまるか三人衆」の三人目にして、三行説明で語り尽くした感のある○ソ神官、それが彼である。
属性防御破壊に、前衛属性攻撃バフ、そして2連や高倍率単発闇属性攻撃。
闇属性弱点持ちを徹底的にメタりにいくスタイルでがちがちに固められたアビリティ構成だけでなく、低倍率ながら全体回復と持続回復を併せ持った優秀なアビリティも有している。根はともかく優秀な神官らしい。
また、セドリックにも搭載された出血状態の敵がいた場合ダメージ1.3倍になる「血気」が彼にも搭載されている。
更にそのトリガーとなる出血に関する攻撃アビリティのみならず、自身に対する物理攻撃の50%に出血効果を付与するカウンターを発動するという念の入りようである。
残念ながら全体攻撃はないが、普段のバフと回復、出血付与後のアタッカーとしての参加という前者モルルッソに近い立ち回りが可能である。
もっとも、こちらはアタッカーとして振り切れた性能を有しているが。
相性がいいのは同じ闇属性高倍率のハインツ、属性の一致のみならず、全体多段の闇とクラックでシールドを削り、ブレイク時には交代して威力を跳ね上げるウィンゲート等。無論、セドリックと併せて血塗れにしつつバフを維持するスタイルもいいだろう。
当然ではあるが、闘技大会グロッサム杯特効キャラ。前述闇面子と組み合わせて、大いに活躍することだろう。

○アニエス 属性:風・光 バランス型 影響力:名声
・貴重な蘇生アビリティ持ち
・全体回復、持続回復、物防、速度バフが可能
・杖全体2連、属性攻撃二種持ち
ブレイブリーデフォルトコラボにて実装。
紆余曲折あって実質配布となった神官。エルヴィンの陰が薄くなってしまった。
序盤から全体回復や風2連、育てば高倍率の光も修得する上、攻撃に対する自己回復カウンターも所持し、前衛物防バフ等の優れたスキルを有するだけでなく、2021年10月現在、二人しかいない蘇生アビリティ所持者である。
いかにしてダウンさせずに戦うかが肝であったこれまでと、様相が変わるのかはこれから次第だが、一部ボスや歴戦相手に対して大幅な難易度低下が見込めるのは間違いない。三回までとはいえタンク役を起こせるというのは未知の領域である。
その他にも、杖全体2連や、ブーストによって範囲の広がる持続回復、速度バフなども兼ね備えており、同時期に実装された闘技大会リ・トゥ杯に適した編成でもあり、当然歴戦の書攻略にも適している。
数少ない欠点は同レアリティ他の神官に対して全体回復の倍率の低さや、持続回復のばらまきにくさくらい。
両方ともブーストの使用で解決は出来るが、それだけ他の面子より計画的に使用していかないと肝心な場面でブーストが切れかねないので、持続回復は他の薬師や神官に任せるのが上策といえる。
よって相性がいいのは持続回復を撒ける面子。
他は風面子との相性がよく、また物理ボス対策としてタンク役との噛み合いもよい。
どの構成においても腐る場面はほとんどないだろう。

一つ、注意点を上げると、三つ目のボードで介抱可能な固有アビリティ「スロウ反撃」はこのゲームにおいて重要な行動順に作用し、ざっくり言ってしまえば、次のターンの行動計画が乱されてしまう可能性が大いに出てきてしまう。
速度を下げると言えば聞こえはいいが、予め予定していた相手の行動後の順番での回復行動や、ブレイクまでの攻撃数、そう言った重要な行程の順序がランダム要素で崩れてしまうと言うことである。
その辺を気にしない、という剛胆な方をのぞいて、出来れば取得しないままにすることを、当旅団としてはおすすめしておく。
2ターンの行動予定を見つめながら、戦略を組む。
これがオクトラにおける重要な要素なのだから。

○プロメ 属性:火 バランス型 影響力:権力
・現状唯一のダメージ軽減バリアアビティ持ち
・全体回復付き持続回復持ち
・フルブースト時最速行動型
聖火教会の教えが生んだナチュラルサイコパス放火魔にして「んな聖火の導きあってたまるか」神官組の4人目。どうしてトラスト終えても根本的な解決してないんですか…?
その性質を反映してか、神官としては攻撃的な性能が多め。
単体の火属性耐性デバフ付き攻撃、その全体版。
更には自身の属攻20%、火属性ダメージ20%の両方を一気に上げる自己バフ。
対火属性弱点なら攻撃参加も視野に入るラインナップを揃えている。
現状唯一にして破格の最大50%軽減可能な前衛全体バリアアビリティ、更に持続回復と全体回復を纏めて行えるアビリティにフルブースト時に最速で動けるサポートアビリティによって窮地に於ける救済能力はトップクラス。
これまで見れば大変優秀なのだが、一点だけ致命的な弱点が存在する。
消費SPが どれも めちゃくちゃ 重い。
本人が90越えて300ちょいのSPに対して、全体回復は55、全体デバフ付き火属性攻撃は64。
そして目玉の軽減バリアは大台越えを果たしたまさかの100。ハハハNiceジョーク。
そんな訳もあって、割りと前衛出しっぱなしが多い神官のなかでは後衛に引っ込めたり、アクセサリーによる補助が必須。
その為メインアタッカーにもメインリカバリーにも採用しにくい。
あくまでサブの立場で勢いよくSPとBPを振る舞ってアシストしたら引っ込むのが基本となる。
故に彼一人ではなく、他の本職が居て初めて機能すると言う点で、あまり良い言い方ではないが、リセマラや確定枠等で初めて引いた★5トラベラーという括りの中ではワーストに近い活用性になってしまう。
単独ではただの無軌道な放火魔故にそれを諌めて導く仲間が必須、という意味では正しいのかも知れない。
相性が良いのはペレディール、ムールゥ、リネット、サイラスら炎属性アタッカー。
SPをフォローするという点では属性防御デバフによる火力援護とSPパサーで援護できるニコラ、相互の回復や防御バフと持続的な回復が出来るハスミが候補に上がる。
また、最難関と呼ばれる闘技大会ガートルード杯では、回復性能、火属性デバフ、単発高威力に対する軽減バリア等、すべての性能アビリティ含めて有用に扱えるため、導けたのなら、そこへの登用を視野にいれてみては如何だろうか?

○リアナ 属性:氷 バランス型 影響力:名声
・複合効果アビリティ多数所持
・貴重な蘇生アビリティ持ち
・後衛時前衛自動回復のサポートアビリティ所持
まさかのレジェンド枠、しかも期間限定の旅人での採用と相成った幼馴染を昏睡…ゲフンゲフン、ともかく無印では心の隙に付け入られて色々してしまった心優しき女性神官。
これまで実力に関する描写はなかったが、式年奉火に選抜されるだけはあった、というか心の面さえ突かれなければこれだけの実力出せたんだなぁという条件付き強キャラみたいな扱いになってしまった。その実力を解説していきたい。
杖は単体2連に氷デバフ付き、もう一つに至っては全体3連に速度デバフまで付与。
氷属性も単体2連、もう一つは全体3連に物攻属攻の両方デバフ付きで、威力も決して低くなく、自身の属攻も比較的高めという始末。
さらに、(←この表現がアビリティ欄に多数出てくるのがおかしい)全体回復は基本と、属攻防両方を引き上げる属性攻撃パーティー垂涎の仕様。
単体バフには物攻属攻バフに加えてフルブースト時に物理回避を付与しつつ最速で動く攻防一体の仕様が備わっている。
これにアニエスと同じ蘇生まで加わっているというのだから優等生が過ぎる。
基本複合だけに燃費は決して良くないが、ミロードと同タイプの被ダメージによるSP還元、後衛待機時に前衛のHP回復を行うサポートアビリティがある為SPを回復しながら援護、アクセサリーや専用装備による消費軽減等々その抜け道は多様に存在する。
ただし気を付けたいのは、複合なので回復ならブーストで伸びるのは回復量、攻撃なら伸びるならダメージ量という点。バフデバフに関しての効果時間が伸びる訳ではない点に注意。持続には他者との連携が必須となる。
バフデバフ目的で使って効果が2ターンであることを忘れてミスした、といった事例に注意されたし。
とはいえ弱点がそのくらいなので、不定期開催の聖炎の導きにて運良く引き入れられたなら、無印で活躍できなかった分も含め、思いっきり暴れて貰おう。一応過去時間軸ではあるのだけど。
相性が良いのはソフィア、ルーセッタ、カージェス、サイラスといった氷属性が扱える面子。
中でもカルドナは氷属性シナジーのみならず、二人で協力すれば1ターン最速で物攻属攻の2種バフに加え、HPを大きく回復させつつ挑発効果を付与し、更には一回分の物理回避のおまけが付く高性能な身代わりを用意できるというコンビネーションが可能。
これに一部面子が所持する物理回避が重なれば最大5連まで無傷でやり過ごしたり、カウンターアビリティならリスクなしで反撃が可能といった特殊な運用が可能になる。
複数名が揃うことは稀だが、もし巡りあった際は試していただきたい。

以上、偏見だらけではありますが、神官トラベラーを簡単に書かせていただきました。
導くことが出来た面子の使い方に悩んだ、考えてみたくなった時、何か一つでも切っ掛けになれば幸いです。

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