オクトパストラベラーオーケストラコンサート-To travel is to live-感想
オーケストラとかの知識のあんまりない素人によるオクトパストラベラーオーケストラコンサート、感想垂れ流しです。
Xに流すにはあまりにも長くなったのでこちらに記します。
突っ込みどころ満載かもですが、当日の感情をそのまま叩きつけたのだと笑って許していただきたい。
第一部
○オクトパストラベラーメインテーマ
始まりはいつもこの曲
高橋Pも仰ってましたが、出だしでもう「あぁ良い…(どっかの富豪みたく)ってなっちゃいましたよ。
サビに入ってからはこれがオーケストラ生演奏の圧かぁ…と全身で受け止め、これから始まるオケコンという旅路の準備が整えられた感触。
どちらかと言えばⅡ軸のメインテーマ展開で、生演奏ならでは広がりと厚みのある開幕でした。
○リバーランド地方
概ね原曲と同じ出だしから時間の経過を感じるような編成、いつもの穏やかな川のほとりや、夕刻のキラキラ光る河川が見えていた筈、染み入るアレンジでした。
ストリングスの音色がとにかく情緒を刺激してくる…ちょっと鼻っ柱がツーンとしてました。
○バトル1~勝利のファンファーレ
オクトラの原作原曲がそもそもオーケストラみたいなもんだから違いが~という先入観を華麗に初手break、間髪いれずに流麗な旋律と積み重なった音圧による感動の大ダメージが襲い掛かってきて無事ノックアウト。
戦闘中に間合いを読み合うような静けさのあるパート込みでこれがオーケストラアレンジ!と思い知らせてくださいました。
加えて旅路の果てのワンフレーズ!って噛み締めたところにすかさず勝利BGM!本当にこの時点で完全勝利だよ全く!そんな楽しい幕開けでした。
記されざる島オルサ
MCパートを挟んで、今度は大陸の覇者におけるストーリー転換期に都度訪れることもあり、印象深いオルサ島のテーマ。
元からワクワク感が堪らない楽曲でしたが、オーケストラアレンジで見える…島を囲む中つ海が見える!
そしてスッと入ってくる覇者メインテーマのフレーズ…素晴らしかった。
そしてその島を転機に色々と変わる彼のテーマに続きます。
○深淵の覇者サザントスのテーマ
大陸の覇者サイドオルステラにおける重要人物、サザントス氏のとある区間のテーマ曲であり、事前にリリースされたオケコンCD収録の無かった曲目。
メインテーマだけかなと思いきや、蓋を開けてみれば深淵の覇者~絶望を司りし者~絶望を授けし者の豪華メドレーというか複合仕様でした。
……でしたよね?
個人的にサザントス関連楽曲では絶望を授けし者のサビからのフレーズが本当に好きなので、デデデッ!デッ!デッ!デッ!×nをこの生で聴けたのに心底震えました…!
生演奏のバトルエクステンドからしか得られない栄養素はある、あります!
○白雪舞い落ちる街
同じくCD未収録組。
編成もあって聖火教会前に佇むロンド君が見えました。
演奏全体が静かに進行してて先程までの熱が心地よく冷まされていく…そんな中、雪を表現するパーカッションさんのスレイベルをならす手元に注目してました…美しかった。
○薬師アーフェンのテーマ
CD未収録組。
ここからはゲストのサックスとして鈴木広志さんが合流。
全体としては清廉なるアーフェン・グリーングラス、そんな印象。
元から穏やかで涼やかな印象があるけれど、サックスが絡むことで彼らしさがグッと高まる…それも生の演奏とあれば効き目抜群。
心の奥にスッと効いてこれは…見事な薬師の仕事だ…
○商人パルテティオのテーマ
同じくCD未収録組。
出だしのエレキのフレーズどうすんだろ、から始まる力強いストリングスの圧!
そしてメインフレーズを奏でるサックスが絡む!合わさる!
まるで商売相手と肩組んでるパルテティオそのものだぜ!っとめちゃワクワクしました。
原曲よりもパワフルな感じが御気に入りです。
○富を授けし者
同じサックス参加の前二曲とはベクトルが違う、オスカらしい演奏が心震わせた一曲。
陰鬱さと躍動感が合わさった感触は本曲ならでは。
特に中盤のサックスソロから終盤に向かう流れが堪らなかった。
某シーンの始めんぞぉぉぉぉ!!って彼の叫びが聴こえてきそうな引きがゾクッとしました。
○宝物のために~ボスバトル2
金の力を思い知らせてやるで有名(?)、アレンジやライブでもお馴染みのシリーズを代表する大人気楽曲。
生演奏のオーケストラで奏でられるバトルエクステンドからのデデッ!デデッ!デデッ!デデッ!の強さよ!
生演奏バトルエクステンドからしか得られない栄養素はあります(2回目
常時フルパワー気味な原曲とは緩急の付け方、パートごとによる演奏分けが鮮やかかつ美しかった…
ということで公演前半がここで終了。
いやぁ最初から凄い勢いでしたね…
第二部
○風駆ける、戦場
未収録組
開演前にチラッとパンフレット開いてこの曲見た時から楽しみで仕方なかったんです。もうストレートに最っ高でした。
開幕の躍動、主旋律が響き渡り、緊張感を生むストリングス。全て大迫力も大迫力、特にトランペットのパート生で聴けて本当によかった…!
○華やかなる都会
ここはニューデルスタ。
まごうことなきニューデルスタ。
バスの皆さんが弦を弾いてる感じとか視覚的にもノリノリで楽しいニューデルスタ。
ゆっくりと夜の帳が降りた街並みも味わえて嬉しい楽しいニューデルスタ。
こういう曲をオーケストラで聴くのも楽しいなぁって感じられました!
パーカッションさん方の細かな仕事も素敵だったなぁ。
○理を司る者
CD未収録組。
バンドアレンジに続いて登場したエクステンドなしバトル曲はオーケストラの皆さんとゲストアーティストの吉田篤貴さん、塚越廉さんによるガチバトルセッションに進化した!
照明効果も相まって交互パートが映える冴える盛り上がる!技巧同士の熱いバトルに感服しました!
演奏後にお二人がグータッチしてるの見て黄色い悲鳴あげちゃった。
話はやや逸れますが、指揮の佐々木新平さんらが曲の終わりの一礼後にその曲毎の特徴的なパートを担当した方に有り難う、みたいなハンドサイン?かなにか送って、メンバーの方が応えたりしてるの好きだったなぁ。映像撮ってないのが残念。
ともあれ静かに燃える本曲、まさにそのパワーアップバージョンでした!
○背中を押して
御存知全力で泣かせに来てるⅡのイベント曲。
幕間でも話されてましたけどボツになりかけてたこれを拾い上げた宮内Dには感謝しかない…
低音が涙腺刺激してくる印象なんですが、吉田篤貴さんのソロがね、本当にね、やばいの(語彙の消失
アレンジも担当されたと記載ありましたが、本当に見事な嵌まり具合で…堪らない(潤む視界
○旅立ちの唄~きぼうの唄
そして待ちに待った國土佳音さんのターン!!
旅立ちの唄は事前リストにあったけどきぼうも欲しいなぁって思ってたら願い叶ったり!
旅の始めと果てにまつわる2曲を、成長していったアグネアのように歌い上げてらっしゃってるように感じられてもう大興奮。
特にきぼうの唄は原曲がバンド編成寄りだからオーケストラをバックに展開されるのはかなり新鮮。
ふと本編後にスターになったアグネアはニューデルスタの舞台でこんな感じにきぼうの唄を歌唱したんだろうか、などと考えていました。
あ、違う今日ここニューデルスタだったわハハハハ。
○灯火の守り手~欲望の道に待ち受ける者
國土さんが一旦退いてから青い照明をバックにして覇者ユーザーお馴染み灯火陣営のテーマ。
サビの所、クラリネットが主旋律だと決意のような静かに燃え上がる感じになるんだって発見がありました、素敵です。
そして収録通り流れるように欲望の道に待ち受ける者に繋gあああっ!國土さん戻ってきたらストールやコサージュ?が変わってる!アグネアがエリカ様になっとる!!!
歌声もアグネア関連2曲とは全く別ベクトルの力強さと冷酷さを感じる、まさに呪王のごとき歌唱で、共に彩るオーケストラの演奏相俟って覇者やっててよかった…!ってなりましたね…有り難う御座いました…!
いやー可愛い美しいから格好いい美しいに変わるの本当に見事でした!
○決意
未収録組、事前告知なし(ここから後ろは殆どそうですが)まさかの選曲。人気上位でしたよね確か。
僕も大好きです!!
構成も素晴らしく、どちらの決意をベースにするんだろうとワクワクしてたら、
変わるんですよ。
「決意」が「揺るがぬ決意」に。
その構成に気が付いた時に一段と胸が高鳴りましたね…切なさも静かな熱さもある…名曲とオーケストラの組み合わせは最高でした!
○王道を求めて~決戦2
CD収録組のトリを飾るのはⅡにおいて一番最初に情報公開されたバトルエクステンドの組み合わせ。
原曲よりも静かな立ち上がりからオーケストラならではの広がり方がとてもマッチしていました。
あとなんと言ってもラスサビ前に入るメインテーマフレーズ!あれは本当に素晴らしかった…!
○旅路の果てに立ちはだかるもの
個人的に無印で一番好きな、ティンホイッスルという楽器を知る切っ掛けにもなった4章ボス曲。
サビの切ない音色が堪らなく好きだったんですが、坂本圭さんらによるそれを生で聴けて本当に幸せでした。
原曲に近い展開からアレンジが次第に強くなっていき、入り交じるボスバトルのフレーズで、これまでの旅路を脳裏に浮かべるような、そんなイメージを浮かべていました。
やはり旅路の果ては強かった。
○魔神の血を継ぐ者~明日を望まぬ者
未収録組かつ事前情報なしでパンフ大トリに記載されていたのはまさかのラスボスタッグでした。
しかもYuccaさん村上敏明さんによるソプラノ&テノール生歌唱。うわこれゲームで聴いた声だ!!
うわ生だと更に迫力が!!オーケストラの演奏と合わさって凄い圧に!!と終始圧倒されました。
構成も凝ってて、ヴィーデ→ガルデラ→セッションという何たるラスボスラッシュ。これは堪らない。
アンコール
○踊子プリムロゼのテーマ
BB&Bの時もアンコール枠だったなぁと思いつつ
同ライブに参加されてた吉田さん塚越さん再登場
理を司る者とはまた違った御二人のタッグのスタイルを味わえました。
前回ライブの小編成とは異なるオーケストラならではの音色の重なりが、彼女のテーマらしい悲しくも折れない強さを表現していたように思いました。
○キャットリンのテーマ
何を隠そうこのオクトラオケコンという旅路、真のラスボスはキャットリンであった。
カーテンコールのようにゲスト様とオーケストラメンバーによる超豪華版。
説明不要の超パワー。超エキサイティングなノリ。楽しすぎて訳が分かりませんでした。
あの軽快なリズムをオーケストラが奏で、更にソリストの皆様が加わり、ついにはボーカル御三方まで合流。
あのテーマに合わせてコーラスを重ねていく。
その様子は正に魔神キャットリン、邪神キャットリン、呪王キャットリンでした。
経験値多めに貰えるってレベルじゃないよこれ!
下手したら負けちゃうよ!!
最後にそんな隠し球が用意されていたオーケストラコンサートでした。
プリムロゼのテーマで割としんみりしていたので、最後は笑って締められると思ってなかったから予想外であり、皆様を送る拍手を惜しみ無く元気よく出来ましたね。
ともあれそんな盛り沢山なコンサートのやや雑かつ素人目線の感想でした。
ニューデルスタフィルハーモニックオーケストラの皆様、ゲストアーティストの皆様、設営や照明や音響担当の皆様並びに関係各位の皆様方。
そして素晴らしい原曲を御作りになられた西木康智さん。
本当に有り難う御座いました。
観客として参加できて本っ当に良かったです。第二回も是非御待ちしてます。
そして先ずは音源CD、是非に宜しくお願い申し上げます!
長文駄文にここまでお付き合いいただき有り難う御座いました!
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