【百鬼異聞録】藤貫通LOデッキ解説

幻境大好きもりにくぱです。
誰がなんと言おうと幻鏡デッキパート1です。

今回は百鬼異聞録のパワー型デッキ破壊をご紹介。
相手のデッキ枚数を減らしてLO(ライブラリーアウト)するのもよし、藤貫通で殴り抜けることもできますので誰かの参考になれればと思います。

◆藤貫通LO◆

コンセプトは「デッキ圧縮と殴り」です。
リーサル方法は以下の3つになります。
・猛婆や夢喰いで相手のデッキ枚数を0にして勝利
・貫通夢喰いに藤を乗せてパワーで押しきる
・夢喰いの悪夢によるバーンダメージで削りきる

デッキはこちら↓

R=7枚 SR=19枚 SSR=6枚
SR以上を多く含んでいるので玄人向けではあります。
こんなん組めるかぁ~!って方は申し訳ありません。

ちなみに、猛婆の貫通持ち形態「牙牙、行くぞ」を私は入れていません。
「覚醒藤姫」と「牙牙、行くぞ」だけでもこれと似たようなことが出来なくもないです。

【今回のキーカード】

猛婆で相手のデッキ枚数を減らした後に悪夢を付けることでデッキ破壊するor悪夢を引く確率を増やし体力を削っていくという戦法です。
藤を乗せることで貫通持ちの覚醒夢喰いが大きくなり、貫通が通りやすくなります。そのまま殴りきって勝つのもよし、少量でも顔面に入れば悪夢を+3付与することが出来るのでLO、バーンダメージ、幻境で盤面を荒らすと3つも嬉しい効果を発揮します。

実際の細かい説明をしていきます。

【マリガン】

初手手札は何があると嬉しいか。

最優先
藤を乗せるために「満開の庭」「覚醒藤」
デッキ破壊下準備として猛婆の「猛婆湯」「空からの落し物」

青色は無くても良いけどあっても嬉しいカード
序盤の裏処理や延命のために一つ目の「布施」「金剛経」「覚醒一つ目」
「覚醒夢喰い」と「千年華」は絶対引きたいカードなので先に取っておくのは良し。(形態猛婆が消しちゃう恐れあり)

先攻であれば猛婆の「忘憂の旋律」を握っておくのもあり。ただし相手のデッキにもよるので判断は相手次第。
五丸や閻魔のような厄介な前出し式神がいたら唯一の法術ダメージ「湯盆衝突」を取っておくのもあり。この辺はお好みで

【等級1の動き】

●猛婆…「猛婆湯」「空からの落し物」は初手から打っておきたいところ。
相手が初手藤姫処理をしようとするとこの「空からの落とし物」が落としづらくなるので毎ターン1枚ずつ割と簡単に消去することができます。

●藤姫…「満開の庭」や「幽玄の響」で藤を増やしていきます。
大抵の等級1法術ダメージが藤姫に飛んでくるのでできれば藤姫の形態剥がされても気絶させないのが理想。

●一つ目と夢喰いは前出しして壁にしますが、等級2になる時に「覚醒・藤姫」を乗せられるよう前に出すタイミングは復活から逆算できるといいでしょう。
形態が乗った猛婆や藤姫は前に出さないように注意。

【等級2の動き】

相手のデッキタイプと自分の手札次第です。
画像の場合焦る必要はなく、「覚醒夢喰い」は夢喰いが気絶復帰した後でも構いません。相手に除去が少ないのと藤が程よく育っているため「覚醒藤姫」から入れました。

●一つ目…ハッピーセット「覚醒」→「布施」→「金剛経」で厄介な裏処理しつつ顔を守れれば理想。玉藻や閻魔のような素の体力4の式神はこれで処理できます。ここに藤まで乗っちゃうと大成功って感じ。

●藤姫…「覚醒・藤姫」を上手く乗せることができれば強力な壁ができるので打っておきたいところではありますが、場合によっては1/1になった藤姫ごと処理されてしまう可能性もあるので状況次第です。
とはいえ等級3で「千年華」が引けなかった場合も考えると「覚醒」は入れておいて損は無いかと思います。

●夢喰い…どこかしらのタイミングで「覚醒」を入れておきます。
等級2の段階で藤貫通はまだ狙いません。幻鏡を貼って悪夢を打つのもまだしなくていいです。(全然余裕があるならもちろんやってよし)
まだ前出し壁要員でいいくらいです。まずは猛婆で相手のデッキを圧縮することを優先させます。

●猛婆…「猛婆湯」「空からの落し物」でひたすらデッキを食うだけ。
「湯盆衝突」は相手のデッキが16枚以下になると8ダメージ投射ができる強力カード。料理や酒呑のようなデカスタッツを前に出された時になかなか使えます。
今回のデッキでは相手式神を処理するための法術が少ないため貴重なカードとなります。

ちなみに、後攻で初手から猛婆「空からの落し物」だけ発動しているとこんな感じ。(青坊主が1枚カードを引いたかな?)
「猛婆湯」や相手のドローが発動するともっと早くデッキを減らすことができます。相手のデッキが16枚以下になると猛婆の「湯盆衝突」が増強されるので、16枚という数字は目安にもなります。

【等級3の動き】

ここからが本番です。

●猛婆…先攻であれば先に起こして「忘憂の旋律」を打ってしまうのもアリです。納棺師や覚醒書妖ような等級3決定打を持つ式神に対してはぶっ刺さります。猛婆は最後まで基本ずっと裏で待機です。

●藤姫…キーカードである「千年華」を打てばほぼほぼ役目終了です。
最近料理デッキも多いため、食神のようにデカデカバフされるとせっかくの藤バフもパワー負けしてしまうので「幻夜の反響」を一枚入れています。
「千年華」じゃまだ力負けしちゃうと感じたら「幻夜の反響」を打って延命してください。キョンシー妹も止められます。

●一つ目…「欲無ければ」を打って延命します。藤も乗れば巨大な壁となるので次の手までの時間稼ぎができます。

●夢喰い…やっと今回のタイトル回収ができます。
「千年華」の恩恵で藤バフを乗っけた覚醒夢喰いでひたすら殴るだけです。
猛婆「空からの落し物」「猛婆湯」が事前に入っていればこの時点で10枚前後まで圧縮されていると思います。そこに悪夢が入るとかなりの確率で悪夢を引かせることができるので効果を発揮しやすいです。
藤身代わりや一つ目「欲無ければ」が入っていれば顔にダメージが通りにくくなるので「千年華」を割られる心配もなくなります。そこに夢喰い幻境「永遠の眠り」を付けるだけでも安心して盤面をめちゃくちゃに出来ます。

「驚夢」相手ターン中の発動

もうひとつ強みとして、夢喰いの戦闘カード「驚夢」があります。
このカードの誘発は「相手が悪夢を付与されたカードを引いた時にこのカードは自動的に使用される」なので、鬼火関係なしに相手が悪夢を引いた瞬間に発動します。
基本的に相手ターン開始時に1枚カードを引いたタイミングで発動することが多いので、相手の戦闘区域に召喚物や人面樹が残っていない限り、ガラ空きの顔に殴りかかることができちゃいます。
前ターンで覚醒形態藤が乗った夢喰いで貫通攻撃し、手札に「驚夢」があると連続でもう一発撃ちこむことが出来てしまうので、実質1ターンで貫通ダメージ×2+悪夢6付与。驚夢リーサルも少なくありません。誘発効果で「攻+2 盾+3」もなかなかエグいです。
できれば自動誘発で使いたいので序盤で使わず温存できるといいと思います。

詰みの形

夢喰いSSR「夢境の支配者」は相手のデッキにある悪夢の数だけ+1+1される形態カード。藤バフに更に悪夢バフで超巨大化した夢喰いで貫通殴りしちゃえばほぼ勝ち確です。
さらに「夢境の支配者」がダメージを受けるとそのダメージ分(最大3)相手デッキの悪夢が付与されているカードをランダムに消去してくれるのでLOにも繋がります。ここで相手が「何をしても詰む」形まで持っていけることがこのデッキの気持ちいいところです。

【注意点】

①悪夢を猛婆で消してしまう
夢喰いの悪夢を入れてから猛婆でデッキのカードを消去すると悪夢ごと消えてしまうことがあります。初手から猛婆と並走して悪夢を入れ続けることができるなら良いですが、悪夢の無駄打ちが無いように注意しましょう。

②「夢鏡の支配者」の消滅
夢喰いのSSR形態「夢鏡の支配者」は相手のデッキにある悪夢の数分+1+1されますが、相手のデッキに悪夢が無いと0/0になり勝手に消滅します。
藤が付いていると相手のデッキに悪夢が付いていなくても0/0にならないので生き残ります。ただし、次のターンになって藤が他の式神に移動してしまうとその瞬間0/0になって消滅します(これが一番笑える)
ちなみに覚醒が乗ってると覚醒分の+1+1で地味に生き残りますが敵の攻撃1発で死にます。
あとは「夢鏡の支配者」の藤身代わりが相手によって剥がされた場合は、なんと形態ごと消滅するので元の夢喰いのまま生き残った…はず!(あとで確認しておきます)
とにかく相手のデッキに ある程度の悪夢が乗った状態で「夢鏡の支配者」を打たないと自然消滅してしまう恐れがあるので注意しましょう。

【強い点】

コントロール系に強い印象があります。
・最近千姫と当たることが多いので千姫の貝は貫通のエサです。序盤で猛婆も藤も処理されてしまうこともありますが、終盤の藤次第で全然ごり押せるのと、コントロールは等級3に厄介なカードが多いので先に猛婆「忘憂の旋律」で消しちゃうということもできます。
・夢喰いが縁結神に強いのと百目鬼に対しても忘憂を打ってしまえば怖くないです。ワンチャン百目鬼の呪いも「空からの落し物」で消せるのは嬉しい。
・雲外鏡や蟹姫にも効き目があります。デッキにあるカードを先に消すことができれば機能しなくなります。
・般若のカードもデッキから消すことが出来ればかなり効果的。ただ、顔面通って占いされると「空からの落し物」対処されてしまうので、1つ目形態があると良いです。
・ドローソースが多いデッキはLOの手助けになるため、運勢の座敷や小松、金魚や白黒童子も嬉しい存在です。とは言えキーカードを先に揃えられてしまうと厄介なので油断は禁物。

【弱い点】

・書妖に関しては正直微妙です。「覚醒書妖」を先に潰せるか潰せないかで勝敗が決まってしまうのと、書妖は悪夢を消去する方法を持っているのでかなり対策されてしまいます。書妖相手の場合はLOより藤貫通を意識した方が勝てる気がします。
・運頼み要素が多い。猛婆で何が消されるか、夢喰い幻境がどこに刺さるか、藤がどの式神につくか、とランダム要素が結構多いので決まる時と決まらない時で結構差があります。ムラがあるため確実に勝ちたい人向けではないかと思います。
・アグロに弱いです。アグロは少ない手札で序盤から削り切ってくるで猛婆でいくらデッキの枚数を減らしてもあまり響きません。運良く1つ目形態で耐え切ることができれば等級3から逆転できますが、それまでに終わってしまうことの方が多いです。

【感想】

私はこのデッキが好きで名士帯ランクマでよく使っています。
勝率はまぁまぁなので、ランクマTier1みたいなデッキと当たるとなかなか勝てませんが、息抜きや遊び程度で使う分には楽しいデッキです。

「牙牙、いくぞ」を入れていない理由としては単純に波に乗るまでが遅いからです。「牙牙、いくぞ」をLOデッキとして採用すると大抵の場合「覚醒猛婆」も入れる必要があり、藤が付いて大きくなっても藤剥がされれば貫通形態も消えてしまうため顔に攻撃が届きづらくなります。
まぁとにかく私は使っていてこっちの方がしっくり来ました。興味がありましたらぜひ自分なりにアレンジして使ってみてください。




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