綿矢りさ『大地のゲーム』
東日本大震災をモチーフに書かれていると思うし、そう意識して読んでしまう。非日常に生きる大学生達の物語。混乱、嫉妬、狂気が渦巻く集団の秩序を守る存在の大きさ。政治物語としても読める。所々スリルな描写があるが、最後まで読み切れる。読みの可能性に溢れた作品。

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