「なにわ男子、 CDデビュー」

2021年11月12日。

それは私の人生の中で記憶に強く残る

 忘れられない大切な日になった。


私は元々 なにわ男子が好きではなかった。

謙杜くんのことは好きでも、

グループ自体が好きになれなくって。

私が謙杜くんの虜になって数年間は

「なんでなにわ男子なんかに謙杜くんが入ってしまったんだろう」と何度も思った。


私は今まで長い間 嵐ファンで

きっと人生の半分以上 好きでいられたのは

「嵐というグループが好きだった」ことに違いないと思う。

翔くんが幸せそうにしている時

必ず傍にはメンバーがいて

友達でもない、ライバルでもない

強い絆が芽生えた「仲間」という存在が

翔くんをここまで連れてきてくれたのだろうと。

優しく笑う君が あの時間が空間が

泣きたくなるくらい一番 大事なものだった。


それを経験してきたからこそ、

「グループ自体が好きになれない」ことが辛くて

その辛さ故にこのままいっそ降りてしまえば

葛藤も何もかも全て消えて楽になるのではないか、

そう考えたが、やっぱり謙杜くんが好きだから。

降りられるはずもなくて。


Twitterのトレンドには グループとしての記念日や

各メンバーの誕生日に関するものが載っていたが

自分は敢えて呟かなかったりもした。


それがいつの間にか、消えていった。

本当にそれは最近の話で。 

きっかけは分からないけれど。

私の勝手に感じたことかもしれないが、

私が知っていた「なにわ男子」と変わったような気がしていた。

あの空気感じゃない。あのグループじゃない。 

ようやくひとつになった気がしていた。

それはきっと 7人全員が

このグループで生きていくと覚悟したからだろう。


微かに抱いていた思いが 確信に変わったのが、

#なにわ男子しか勝たん コンサート。

彼らはものすごい勢いでレベルアップしていた。

歌やダンスもトークも。

何から何まで違った。

それを感じた瞬間、私はふと思った。

「彼らは進化し続けている」のだと。

そして 私はまだ置いてかれている立場なのだと。

光の速さ如く変わり続けるなにわ男子に

きっと私はついていけてなかったのだろう。


そして 2021年7月28日。

私は友人と少しの期待を胸に、カラオケにて生配信を見守ることにした。

大画面に映し出された、困惑する本人たちの顔。

きっと ファンも彼らも期待が確信へと変わりゆく時だったのではないか。

そして 画面いっぱいに映し出された

「なにわ男子 CDデビュー決定」の文字。

ずっと泣いていた。

彼らも、私も。

今まで抱いていた、デビューに否定的な気持ちはとっくのとうに消えていて

心の底からデビューを喜べた。

嬉しかった。


こう思えたのは、7人がただひたすらに

努力し続けてきてくれたからに違いない。

最高のアイドルでいてくれて有難う。

幸せを届けてくれて有難う。

ヒーローのように辛い時 助けてくれて有難う。



きっと前なら言えていなかったこと。

どうしても この場を借りて伝えたい。



なにわ男子がこの7人でよかった。

CDデビューという長年の夢を

掴み取れて 本当に本当に良かった。

なにわ男子を好きになってよかった。

大好きです。


2021.11.12  










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