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【右目と左目】

 両目で視界の色味が違うから検索してみたらけっこう他にもそういう人がいて安心した。右目で見ると白っぽい寒色系の視界で、左目で見ると黄色っぽい暖色系の視界。暗闇の中だとどっちだっけ、どちらかはよく見えてどちらかはほぼ見えない。
 視力はほぼ差がないからまだ良いけどね、視力に左右差があると立体感とか遠近感を認識しづらくなるらしいね。
 そういえば昔、片目だけモノクロに見えるって人がいて、学校で整列した時にちょっとズレるって話をしてたな。フルカラーの漫画を読んでる時はどんな感じなんだろね、ちょっと聞いてみたい。

 そういえば最近、母親が目の手術をしたんだけど、片目で見ると人間が宇宙人みたいに見えるって症状が出たそうだ。
 ちょっと頭蓋骨に穴でも開けたのかなって思ったけど、ホムンクルスかってね、そうではなくそういう病気があるんだそう。
 無事に手術は成功したそうで宇宙人はいなくなったそうだが、今後、実際に宇宙人に遭遇してしまった場合、うちの母はおそらく眼科に行くと思う、医大のね……再発しましたって。
 こういう遠回りしたジョークを理解できない人が最近増えているらしいから気をつけて。
 「へーそうなんだ、なんで?」
 って返されたの時のあれはなんとか感で説明するとしたら脱力感かな。漫才とかコントを見てて、どこが笑うポイントだったのか説明してって言われるのと同じぐらい辛いよね。
 あ、でもたまに海外の映画を観ててちょっと感覚ズレてる瞬間とかたまにあるけど。

 視界にしてもなんだけど、みんながみんな同じように見えているとは限らない。色弱の友達がぷよぷよで大苦戦していたのを思い出すんだ、緑と紫を並べてなんで消えないのって騒いでいた記憶、緑と赤だったかも。
 味覚も人それぞれだしね、聴覚も年齢によって聴き取れる音の周波数が違ったりして面白いよね。
 触覚も実は怪我をした時に知ったけど人によって感覚が違うみたい。手の怪我をしたときに触覚が敏感になりすぎて僅かな凹凸も気になる時期があったんだけど、あれはもう超能力みたいな気分だったもの。服屋に行って服を触ると生地の良し悪しが明確に分かる感じ、あれは面白かった。

 感覚や性格、自分では普通で一般的だと思っていることでも、実は他と違っていて特徴的であったり、その逆のパターンもある。一度そういう自分の立ち位置を確認してみるのも面白いと思う。

 確認してみたところ、自分は今、太り気味である。

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