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『優しさの秘密』

私は優しくなんてない。
弱くてずるい。
ただただ臆病なだけ。
優しさという名前を借りて傷つかないように予防線を張っているだけ。

傷つくのが怖いから人に与える優しさで怖さを隠す。
優しさで刃から逃げる。
ただそれだけ。

私は今きっととても怖いんだ。
少しでも気を緩めれば涙が溢れてしまうほどに。
不安なことから、嫌なことから逃げ続けた結果なのに。
ただ嫌だったわけじゃない。やらなければ行けないことがいくつも重なってどうしたらいいかわからなかった。怖かった。
だからどうでもいいふりをした。ほんとはどうでも良くないくせに。
期待してだめだった時が怖いから。
はじめからどうでもいいと思えばそれ以上に傷つくことはないから。
どうでもいい。どうでもいい。そう思えば思うほど辛くなるのはわかってる。
それでもどうでもいいと思わなければ立っていられないから。平気なふりを続けなければ崩れてしまうから。

助けを求めることが苦手だ。
助けて。苦しい。その一言が言えない。
大丈夫?と聞かれても大丈夫と答えてしまう。
だから今は立ち続けるために平気なふりをするけど大丈夫じゃないんだなぁって思って見ていてほしい。
その分頑張れた時には
頑張ったね。えらかったね。って沢山沢山褒めてほしい。

こんな我儘なクソガキを許してほしい。

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