SYNCRONICITY01 バルベルデ国設定

国名 バルベルデ
場所 中南米のどこか

国の面積はアメリカ大陸では8番目に大きい国である。日本の約3.3倍の広さである。首都はマウベ。首都から少し離れた所にエスカロン国際空港があり、外国人の往来は比較的多い。
かつてはより広大な国土面積を有し太平洋沿岸部にも領土があったが、周辺国との戦争に負け続けたために現在は最大時の半分ほどであり、内陸国である。
豊かな天然資源を持つにもかかわらず実際には貧しい状態が続いており、現在も中南米貧国の一つである。約1万人強の日系バルベルデ人がおり、日本人町もある。

大統領を元首とする共和制国家であり、国家元首である大統領は行政府の長として実権を有する。任期5年。
建国以来政治的に非常に不安定なため、クーデターが起こりやすい政治文化があり、過去100回以上のクーデターが起きている。


近年の主な動向
2011年1月25日、先住民の権利拡大や大統領の再選を可能とする新憲法案が60%あまりの賛成を得て承認された。2011年12月6日、大統領選挙が行われ、現職のモントブランが6割を超える得票で勝利した。

2016年10月29日、モントブランが大統領選で2度目の当選を果たし、翌2017年1月に第2期モントブラン政権が発足した。

2018年、バルベルデ北部の森林地帯であるイダルヴィにてレアメタルである「コルタン」の鉱脈が発見された。

2021年8月10日、モントブランは大統領選で3度目の当選を果たしたものの、開票結果の不正操作疑惑が浮上し、これに反発した対立候補の支持者による大規模な抗議活動が発生、国内は混乱。

2021年8月某日、首都マウベにて、同時多発的な戦闘行動(詳細不明)が行われ、国内はさらに混乱を極める。


経済
石油の輸出が盛んであり、1930年代に東部で油田が発見されたことが戦争の一因ともなった。東部の低地地帯で開墾、農業開発が進み、近年大豆、サトウキビ、綿花、コーヒー、バナナなどの大規模な輸出用農業が盛んになっており、北部の熱帯地域ではカカオなどが産出する。
一方で、西部ではコカ栽培が盛んに行われており、屈指の麻薬輸出国でもある。
2016年にはレアメタルである「コルタン」の鉱脈が発見され、鉱業分野にも進出した。

麻薬カルテル
麻薬カルテルのリーダーは「麻薬王」と俗称され、財閥を築くなどバルベルデ社会および経済において多大な影響力を持つ。麻薬以外にも非合法な事柄(暗殺、人身売買、密入国、恐喝)を請け負い資金を得ている。
最大手のカルテルは「サンタ・ブランカ」圧倒的な資金と技術力によって生み出されたコカインは世界最高級とされており、質の高さと安定した供給網でもってサンタ・ブランカブランドのコカインは毎週20億ドルとも言われる収益を上げている。
サンタ・ブランカはメキシコ発祥のカルテルであり、モントブラン政権発足後にモントブラン大統領はサンタ・ブランカに対して、国内での殺人を最小限にするのと、資金の工面(上納金)をすることを条件に、活動を黙認するという密約を結んだ。

レアメタル「コルタン」
コルタンは精製すると「タンタル」が得られる。タンタルの主な用途は、PC、タブレット、スマートフォンなどの情報通信機器をはじめ自動車部品などに使われる。現在、5Gの通信規格のスマートフォン、電気自動車などのテクノロジーを中心とした第4次産業革命が進展しており、タンタルはこのテクノロジーの今後を支える最も重要な原材料である。
バルベルデの「コルタン」開発に「アジアの某大国B」系の企業がかかわっている可能性は非常に高く、「アジアの某大国B」よりのモントブラン大統領に対して「某大国A」は非常に厳しい姿勢をとっている。
現在レアメタルの80%は「アジアの某大国B」が供給しているといわれ圧倒的な優位にあり、バルベルデのコルタンが「アジアの某大国B」の手に握られることは、「某大国A」にとっては大きな痛手となるだろう。
また、「コルタン鉱脈の発見」という急な事情は、バルベルデ国内での「某大国A」の工作員の活動を活発化させる理由としては十分であり、今回の大統領選挙にも何らかの関与をしていると思われる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?