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星めぐりの物語 (I) 冥王星 旅人プルート

西洋占星術では、天体はそれぞれ性質や意味を持っています。この星めぐりの物語は、惑星が巡っていくときのイメージを綴っています。
初回は、冥王星♇(プルート)について語ってみます。

遠くを旅する 旅人プルート
プルートには、“プラネット”と呼ばれる10人の仲間がいて、それぞれ違う性質をもつ友人たちが支配する12の”ハウス“を旅している。ハウスを支配する友人達はとても個性豊かで、それぞれの部屋はそれぞれの友人の性質に彩られている。
 
プルートは15年くらいの長い時をかけて、ハウスを1つずつ滞在していくが、いつも次に行くハウスを支配する友人の性質は、前の部屋の友人の性質ととても違っている。活動的な性質を持つ友人の支配するハウスのあとは、ゆるぎない性質をもつ友人の支配するハウスに移る。プルートはいつも移動するのに大きなエネルギーを使いことになる。
  
2023年3月、これまで滞在してきたハウスを支配するカプリコーンは、現実的でリアリスティックな性質を持っていた。このハウスでは大きなものに守られ、秩序が大事にされていた。このハウスに、もう15年くらい滞在してきたので、そろそろ次のハウスに移る時期になる。次に移すハウスを支配するアクエリアスは、知的であり、自由と博愛を大事にする性質を持つ。平等で、個性が発揮されることが大事にされる。アクエリアスは、クールでゆるぎない信念を持つ。
 
特に今回は、定期的に会合を持っている友人であるとサターンとジュピターが、その会合の場所を変えたという。他の友人達もそれぞれこれまでいたハウスを移動しようとしている。今回のプルートの移動は、より大きな変革をもたらすものになるだろう。
 

冥王星が動くとき
冥王星は太陽系の一番遠いところをめぐり、200年以上の年月をかけて12星座のサインをめぐっていきます。1つの星座にとても長く、約17年滞在します。サインにが変わるときに社会はガラッと変わってしまい、滞在中はそのサインが示すことが、だんだん当たり前になってしまいます。そして、また、サインを移るときは世界がガラッと変わってしまいます。

冥王星は2011年から山羊座に滞在してきて、2023年3月24日に水瓶座に移りましたが、一気に移り終えてしまうのでなく様子をみるようにいったり来たりします。少し前に進むと、振り返り、また山羊座に戻り、少しの期間山羊座に滞在します。そして2024年末から水瓶座に移動して約17年間水瓶座に滞在することなります。

水瓶座は、自由そして博愛の時代です。そして、自由に生きていくためには自分のヴィジョンがとても大切な時代になります。

自分なりのヴィジョンを持って、常に新しいことに挑戦していくそんな時代になるのではないかと思っています。




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