令和いらねえ釣りはホットケーキ ver.2/2024年10月5日


2024年10月5日。阿佐ヶ谷Rojiの18周年。予定より1時間ほど到着が遅れて、DJの出番をあとまわしにしてもらった。それにしても店内はぎゅうぎゅう。毎年混み合う周年だけど、コロナ禍以降ではいちばん。トシさんとルミさんが亡くなって今年で10年という話をした。不思議なもので僕は3年ほどしかルミさんと話してないのに、この10年よりも長いような感覚で思い出すことがある。あっという間ですね、とよくいうけど、1日1日の時間は変わらない。なのに圧縮された時間がある。その反面で、拡張された思い出の時間というものもある。インタビューで昔の話を聞くと、相手が思い浮かべている過去の時間が突然拡張しはじめるときがあり、そういうときはぼくも一緒にその空間に入るようにしている。昔Rojiにはレタスという通い猫もいた。今回の周年の告知デザインに写っているのがレタス。いたりいなかったりだったはずなのに、なぜかレタスのことも忘れずにいるのは不思議。ルミさんもレタスも、拡張された時間の流れる世界ではまだ生きていると思うこともできる。そういえば去年の周年では、ルミさんが残したカセットテープを流した時間があった。DIAMOND FOREVERがルミさんのDJネーム。今回はそういう演出はなかったなと思っていたら、最後にビデオくんが桑田佳祐の「ベガ」をかけた。ルミさんが好きな曲ということだった。


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