令和いらねえ釣りはホットケーキ vol.2/2024年4月16日



2024年4月16日。がばっと目が覚めて時計を見たら8時前。いつもより寝てしまった。昨日ちょっと飲みすぎたかもしれない。ライブ後にハワイレコード久保さんや和久田さん、小堺さん一家と会ったり、伊藤ガビンさんにはじめてちゃんとごあいさつしたり、情報量の多い夜だった。ホテルの朝食をどんちゃんと一緒に食べる約束していたの、8時だっけ? 9時だっけ? 8時なら遅刻だ。LINEで確認したら「9時です」と返事。ほっ。ではもうひと眠り……はわるいくせなので、なんとか起き上がってシャワーを浴びる。今日は午後2時くらいまで動く必要はないから、この時間に確定申告の用意をする。書類一式、旅先まで持ってきたし、このあとのいろきろ考えると今日この時間しかないよ。3月15日に間に合った最後の年はいつだったっけ? 9時になったので朝食会場へ。終了時間直前なので、ほとんどだれもいなかったが、食べていると海外からのお客さんがちらほらと。どんちゃんはこれから東京に帰って打ち合わせとのこと。部屋に戻り、e-Taxとしばらくにらめっこした。笑うと負けよ。くそー、笑うかよ! あっぷっぷ。

格闘終了後、ホテルから京都国際マンガミュージアムは歩いていける距離なので、開催中の「おおひなたごう展」に向かう。あんまり時間はないけど、まだ期間はあるから、どこかで再訪したらいい、くらいのつもりで。おおひなたさんとぼくはほぼ同い年なのだった。少年時代の自主制作漫画からあふれる勢い。笑うところだが泣けてきた。気持ちがわかりすぎる。漫画家人生をいくつかのピリオドに分けたオデッセイ的構成が、おおがかりなギャグのようでもあるが、素直に感動した。最新パートは現在進行形の最新作「レコード大好き小学生カケル」。イベントやるんだ。見に来たいが、その日は無理か……。お呼びじゃないかもしれないけど、おれとジョーが聞き手になってレコードかけるイベントやっても相当面白いと思う。そんなことになったらすぐ来ます京都。おおひなた先生とはまだSNS上でのやりとりしかありませんが……。針とびのように思考しながら、売店で、この展示で買うつもりだった「カケル」のコミック第1巻。マスキングテープと「ラティーノ❤︎」トートも。トートは7インチはいるサイズだし、ラティーノ(こちらはRはじまりですが)という名のトートにチカーノソウルの7インチ入れるの最高じゃないか。また来ます。館内の火の鳥像の前で10年前にセルフィーしたことを思い出し、10年後の自分も撮った。

磔磔では、今日ワンマンライブをするElephant Gymの取材。通訳をお願いしていたウェイさんとも無事に合流できた。先々週、WWWでのシャバソン&ケルゴヴィッチ、VIDEOTAPEMUSIC、Summer EyeのライブでSpykeeとぐうぜんに会って、その後にみっちゃんを交えて3人で飲みに行った。そのときにSpykeeなら台湾語の通訳のアテがあるかもと相談してみたところからつながった縁だった。なにがきっかけになるかわからない。最高に燃焼したライブ(アンコールしない姿勢もいい。アンコール求めのインフレ化に対する、全力でやり尽くしたという説得力)が終わってからインタビュー。3人とも利発だし、台湾国と日本語を交えてチャーミングなインタビューになった。そのままバンドは磔磔で打ち上げ。ぼくはというと、ようこちゃんに呼ばれて、近くのお寺へ。そこでは今夜、誠に💡社・堀部さんの主催で、ジョンとポールのライブが行われていたのだった。ライブは見られなかったけど、ジョンポさんや堀辺さんにごあいさつを、ということで少しおじゃました。こちらはお寺の部屋で、親戚の集まりのような打ち上げ。ライブも見てない招かれざる客としては長滞在はハートが持たないので、しばらくして中座した。話題に出ていた「ジョン・レノンを降霊させたアメリカのイタコが語る言葉を、日本語に訳した本を読んだが、タイトルが思い出せない」という限りなくうさんくさい本が気になる。ぼくも堀部さんも思い当たるフシがない。そのひとは「10000tに売ってしまった」と言っていた。まだあの近くを漂流してはいまいか。いずれにせよ、今回の滞在では100000tに行く時間がない。気になるなあ。めちゃめちゃ気になるなあ。

新原さんとニューシンマチでふたり飲みしてホテルに帰る途中、ピシャッと閃光、そしておそろしい破裂音。避雷針に落ちた雷だったらしいが、一緒、マジで爆弾かと思った。「オッペンハイマー」見たばっかだから。もうひと缶くらい飲もうかと思ってたけど、おへそを隠して寝た。

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