令和いらねえ釣りはホットケーキ ver.2／2024年4月22日

2024年4月22日。出かけたはいいが、なんとなく決まっていたいくつかの用事がなくなってしまい、わりとポカンとした月曜日になってしまった。ルノアールで原稿でも書くことにしたが、ちょうどコーチェラのクルアンビン2週目の配信がはじまったので、ずっと見てしまう。カメラワークも先週とは結構違った気がする。「リンダはチキンがたべたい！」に行きたいと思って映画館を調べていたら、キム・ダミ主演の「ソウルメイト」を吉祥寺アップリンクでやっていることを思い出した。江口寿史さんがインスタに書いてたわ。「リンダ」と「ソウルメイト」は絶妙に時間が被ってしまう。だけど、「リンダ」は、まだやってるでしょう！　どこかのタイミングで見に行けるはず。そうだそうだと自分で合点して吉祥寺に移動した。ユニオンやHMVを少し覗く。「ゆるディスコ」と「ぽんぽこ山」の余韻が影響した買物。ゲラがあがったとメールがきたので喫茶店に入ったが、添付ファイルが間違っていた。映画見てから直すことに。

「ソウルメイト」。出演者もロケ地も絞っての小品という感じだけど、すばらしかったな。キム・ダミが主役ではある。だが、彼女の親友であるハウン役のチョン・ソニが後半からどんどん盛り返す。「ありきたり」をちゃんと描いて、「人生の不可逆性」にあらがいながら、それでも夢を残すことはできるのかを問う。写真がぼけたのは涙のせいではないですよ。こんな映画を見たらもう何もできない気分。とりあえず電車に乗って移動。気分を変えて、校閲ゲラに手を入れた。直しで取り替えた文章に、「ソウルメイト」の影響が出てしまったかもしれない。まあ、それはおれだけがわかっていればいいこと。