英語修行難行苦行ニュージーランド編 149 普通に話してる!
土曜日1時ちょっと前に日本領事館に着く。
早速本日の教室に使う部屋に入って準備を始めた。
すると元気な子供たちの声が聞こえてきた。
たまたま用事があって領事館に来ていた他のスタッフと居合わせたようだ。
お互いに顔見知りなのか明るい挨拶が聞こえる。
「Hello , Mr . Sperber .」
(こんにちは、スパーバーさん)
「Oh , hi , kids , how are you ?」
(ああ、やあ、子供達、元気かい?)
「Not bad , thank you .」
(元気だよ、ありがとう)
「All of you , fine , too ?」
(みんなも元気かい?)
「Yes .」
(うん)
「Fine .」
(元気だよ)
「No problem .」
(問題ないよ)
「Just OK .」
(大丈夫だよ)
まるで友達のようなやり取りがほほえましかった。
さらに話が続く。
「From what I heard ・・・・・・・・・・・・」
(聞いたところによると・・・・・・・・・・)
「No , that's not my fault・・・・・・・・・・」
(ううん、それは僕のせいじゃないよ・・・・)
その後大きな笑い声が響く。
「Mr. Sperber , you tried to complete・・・・・・・・・」
(スパーバーさん、‥を完成させようとしたんですってね)
「Well , it's my first time to・・・・・・・・・・」
(そうだけど、初めてなんでね・・・・・・・・)
またどっと笑う。
「But I heard you were taught how・・・・・・・・」
(でも、やり方教わったって聞きましたよ・・・・)
「That's not so simple・・・・・・・・・」
(そんなに簡単じゃないよ・・・・・・・)
再び笑い声。
私は唖然とした。
この子達は現地の人たちとごく普通に、自然に英語を話している。
しかもなんと冗談を言い合っている。
聞けばこの子達のニュージーランド滞在期間は
長い子で2年、一番新しい子は5ヶ月だと言う。
日本で英語教育を受けないでこちらに来た子達だ。
私は大学の3年間を含めれば9年間英語教育を受けてきた。
なのにまだ「道半ば」だ。
一体この違いは何なのだろう。
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