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自己紹介

子どもの頃から、絵や漫画を描くこと、小説や詩を書くこと、歌づくりや歌うことが好きだった。
目線を上にあげて世界の様々な色彩に目を向けるより、穴ぼこの中がどうなっているのかが気になっていつもその奥底を覗き込んでいるような、そういう人間だった。

誰かと好きなものを共有することは妙に苦手で、だけど好きなものを一人きりで語り連ねることは大好きだった。
独り言と一人遊びの延長を、大人になってもずっと続けている。

不思議なもので、例えば知り合い数人でリモート雑談なんかは恐ろしく緊張してしまう。考えただけで憂鬱になるくらい、そういうことは苦手で自分には軽やかに出来ない。
だけど例えばどこかの会場、その壇上で大勢の前に立ち、好きなものを発表しそれについて話すことは、なんでだかできてしまう。リモート雑談より遥かに心穏やかな状態で。

いつも生きづらくて、自分の歪な円グラフの形に悩まされてきた。
ものを生み出している時以外、つまり普段の生活は、だから笑えるほど不器用だ。

そういう奴の、独り言だ。
そういう奴の、独り言の掃き溜めだ。
穴ぼこの奥へ向かって「ヤッホー」と言い続けてる、なんだかトンチキな人間が妙に安心できるような、ここをそんな場所にしたいと思う。

ヤッホー。
穴ぼこの奥を知りたがる、同じような円グラフを持ったあなたと出会えたら、私は万々歳です。



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