運について

運命とやらに嘆いたことはないだろうか？
世の中には，運のいい人間，運の悪い人間，が存在する．

運のいい人間は，幸せな生活をし，
運の悪い人間は，ストレスの多い生活をしている．

才能や学歴，実績などが同じような人間でも運の良し悪しで人生が大きく変わってしまう．

私は遊戯王デュエルリンクスというカードゲームをよくしている．
何を引く(ドローする)か，相手が何をドローしているか，これらは運だ．
私は運が悪いと嘆く人間をたくさん見てきた．
私自身もその一人だ．
あまり嘆いているところを見せないが，心の中ではよく叫んでいる．

「どうしてだよおおおおおおお」と．

では果たして本当に，運を変えることはできないのか．

私は，人間の運とは二種類存在すると考える．一つは生まれたときに決まっている環境などの不可変である「宿命」．もう一つは本人が変えられる「運命」だ．持って生まれた才能や家庭の経済状態，何をドローするかなどは変えられないが，それをどう生かすかはあなた次第だ．

この運命をどう変えるかで運の悪い人間は運のいい人間に近づくことができる．

その方法は三つある．以下の三つだ．

・自分で変えられない宿命を受け入れる精神
・変えることができる運命を変えようとする勇気
・運命と宿命を見分ける賢さ

人生ではどうしても望んでいないことは起きる．ありえない手札，ありえない相手の上振れ．現実的なことで言うと，会社の倒産や失恋．

そんなとき，「どうして自分だけこんな目に」「どうして自分はこんなに運が悪いのか」と落ち込みがちだがそれはいけない．落ち込んだらますます運が悪くなる．

そういう時は「ここからどう展開すべきか」と考えると運が開ける．

どんなに苦しい状況であっても．あなたの一手や人間性，努力でひっくり返すことは可能だ．

運のいい人間に近づく人間は，目の前の出来事に一喜一憂をしない．
なぜならそれ自体があなたの人生を決めるわけではないからだ．

あなたの人生を決めるのは，その状況に対してあなたがどう感じ，どう考え，どう行動するかだ．

結論，運について考えること自体が間違っている．
運に従われるな，運を従える人間になれ．

運の主人になれる人間だけが，最高の運を呼び込めるのだ．

ドローに嘆くのは無駄だ．
運命のドローなんて存在しな，，，