悩むタイミングは十人十色
人は五感を通して世界のありとあらゆるものを感じ取り、人それぞれのセカイを構築していく。
そのセカイにおいて、何が重要なのか、大切なのか、愛おしいのか。何が妬ましく、憎々しいのか。人によって違う。
また、直面する問題も、人によってひょうひょうと解決できるレベルのものなのか、問題ですらないのか、夜も眠ねるほど悩ましいものなのか、も違う。
ゆえに、「あいつはもう30歳にもなって、こんなこともできないのか、解決できないのか、悩んでいるのか」といった考えは、とても安易だと思っている。
成長過程や環境、時代、人の人生に関わる変数は膨大で、人によって千差万別だ。変数が変われば、生じる困難や問題、逆に幸福や成功もバラバラである。
自分は20歳そこらでぶちあたった悩みや問題を、他の人は10代でクリアしているのかもしれないし、30代でぶちあたることだってあるのだ。
だから、人の悩んでいることをバカにしたりしてはいけないのではないだろうか。当の本人にとっては、とても苦痛で耐え難い状況におかれているのだ、この人は「今」、その問題に対峙するタイミングなのだ、と共感・理解する姿勢を示し、共に考える。
そんなことから、人間関係というものは生まれてくるのではないだろうか。
優しいセカイを願って。
空が澄んで心地の良いオフィスより。昼間の一言。
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