あれもこれもそれも

 うつ病の人は自信が無い。私もそうだ。

なんでこれが出来ないんだろう、今まで何をしてきたんだ、他の人はどんどん前に進んでるし。云々。

気がついたら毎日呪文のように唱えている。頭の中でエンドレスリピートで、もうお腹いっぱい。疲労困憊。疲れてしまう。

ひとえに、これは自分自身を受け入れられていない証拠であり、幼少期から外部の期待に応えることを強く求められてきたという背景が大きく影響している。

その為、他人と比較し、足りないことばかりに目がいき、あれもこれもそれも手に入れようとする。

「自分が心から欲するものが何かがわからない」

という状態なのだ。心から欲するのではなく、他人に認められたいから欲する。アプローチが全く違うのである。

限られた器の中に色々詰め込もうとするために破綻してしまう。

それは辛いし、いつまでたっても「詰め込むべきモノ」たちは目の前から消えてくれない。

ではどうすればいいのか。それは「これは本当に自分が幸せに生きるために必要なものなのか」を都度考えるクセをつけることである。

「必要かどうかなんてどう判断するの?」って思うだろうが、意外とシンプルだと思っていて、「自分の心がワクワクするか」どうか、が根本だろう。

判断に迷っている事柄があって「あ〜嫌だな〜」とか「これやったら褒められるかな〜」とか、そういった感情が発生した時点で、それはたぶん間違っている事柄だと思う。

なるべく心に素直な判断をしていくことで、その「判断主体」自体を自分自身の手に取り戻していくんだ。今までは判断主体が「他人」だったものを、「自分」の手の中に。

そうすることで、「詰め込むべきもの」から「吸収したいモノ・コト」へとインプットの質が変化していく。

これが幸せへの小さな第一歩だと思って生活している昨今である。

みなさん、詰め込みすぎてませんか?

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