レールから外れて気がついたこと

 私は無職。NPO法人の副理事やったりしているけど、立ち上げ間近で収入はゼロ。そういった意味で、誰からから報酬を得て生活しているわけではなく、失業手当と貯金で生きてる状態。

これまではどこかの企業に所属して、その企業の仕事で人とのつながりが増え、Facebookの友達人数も爆発的に増えたわけだが、今本当に繋がっているのは何人なんだろう?。とふと考える時がある。

企業に所属しているときは、私と付き合い、それによって企業対ユーザーといった関係性において、メリットを提供したりすることが出来た。しかし、今は特段無い。要するに「利用価値」が無い、という状態である。

ざっと友達一覧を見ても、あれ?あの人いなくなったな〜というコトがしばしばある。まあ、それはどうでもいいんだけど。

人間、仕事で忙殺されたり、損得が絡んだ人間関係を長期間続けていると、本当に大切な人、モノ、コトが分からなくなってくるんじゃないかなと思っている。

「企業に所属している私」または「同じ企業に所属しているスタッフ」だから「付き合っていた」という事は往々にしてあるんだろうと。

当時いくら仲良くしていても、こういう状態になったタイミングで去る人たち。それに気がついた時はショックだった。しかし、それは私自身が他人に対して過剰な期待と依存をしていたんだ、ということも理解できた。

そういった意味でも、この病気になって良かったのでは、と思う。当然、闘病中の今は辛いけれど。そうやって人間関係もリセットされたのだと思う。

お陰で、今のNPOでは素敵な連中と出会えたなと思えたし、これからもそうだろうと思える。そして、私としてはこれまで出会った人たちの中で、好きだな〜とか素敵だな〜と思える人たちが困っている悩んでいる時には、手を差し伸べられるような人間になれたら良いな、と考えている。

人は出会い別れ、また新たに出会うもの。去る者追わず、来る者拒まず。そんな思いでこれからは生きていこう。そうやって大切な人たちと共に人生を楽しもう。そうしよう。

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