「心」のお話

 恋愛すると女性が綺麗になる、というのは「恋」をすることで「女性ホルモン」の分泌が活発になるがゆえで、これも「心の動き」が影響している。


 こういう「恋」などのポジティブな「心のパワー」は認知されているのに、ネガティブな側面は認知されない。というか認知したくない、というのが実際なのかな、と感じている。

 例えば、生まれてから一緒に生活してきた「愛犬」が亡くなっても「忌引」は貰えないだろう。「残念だったな、さ、仕事しろ」といった具合に「人生の中にある何気ないワンイベント」としてカウントされてしまうのではないか。

 人それぞれ育ってきた環境も違えば心の育成度、有り様も多種多様で、「何が」「誰にとって」「心に傷をつける」のかなんてのは千差万別である。

 現行の組織運営では、そういった「ネガティブ」で「トラウマ要因」となる出来事に対応はできない。「非合理であるから」であろう。
 

 当人にとってはいくら「重大かつ落ち込む出来事」であったとしても、そういった「モノ」は組織を運営するうえでは「非合理的」で「邪魔」なモノとされていると感じる。

 この事例は極端であるが、大なり小なり「単一指標」で人を管理するという「弊害」がどんどん出てきているように感じる。

 もっと多様性を包括できる組織運営、社会基盤が必要とされてきている様に思えてならない。

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