「あなたの夢のために戦う時が来たら、荷物をおろせ」

 今読んでいる本に書いてあった言葉をタイトルとして引用。最近、また調子が悪くなってきており、脳みそはオーバーヒートするわ、心は重たくなるは、体は気持ち悪くなるわでてんてこ舞いなんだけど、何かに集中すれば多少和らぐだろうと、本を読んでた。

うつ病の人は往々にして「過去に囚われている」。それも雁字搦めに。強烈に。

過去の良くない記憶が次々と蘇り、悲しみ、悔しさ、憎しみの感情がひっきりなしに体中を駆け巡り、気力を奪う。

「あんな奴死んでしまえ!」「あんなクソ会社潰れてしまえ!」なんて朝飯前で、夕方にはその感情が肥大化し、そんな自分を嫌悪し、「あ〜もう死にたいな」なんて考えてしまう始末。

こんなことを繰り返していると、日に日に生きる力は加速度的に減っていき、体は生きているけど、心は死んでいる状態になってしまう。

ここで大切なのは、「捨てる」ことを「決断」するということ。

頭が動いてない状態でどうすりゃいいのよ。って個人的にも思ったりするけど、「あんな奴」や「あんな会社」は既に自分の人生に関係ないんだ、と強く思うことが大切。実際、過去のアレコレに思いを馳せても、何も変わることは無いし、変えられない。その事実をまずは認識することが大切。

そして、「あんな奴」や「あんな会社」を嫌ってもいい。と認識すること。うつ病の人は八方美人で、そういった感情を抱くことすら「悪」だと考えることが多く、それによってさらに自分を苦しめる。嫌いになっては行けない、相手に失礼だ、なんて具合に。それはもう捨てよう。ダメな奴、ダメな会社はダメなんだ。自分にとって。良かれと思っていたけど、最低最悪だった。それがわかっただけでも良かったじゃないか。次に同じ轍を踏まないようになるじゃないか。こんな具合に考えてみる。

それをやっていくうちに、無理やり背負っていた荷物を捨てることが出来るようになる。あ、これなんで背負っているんだっけ?付き合い?そんな程度で背負っているなら捨てちゃおう。って。

この現象って、Facebookの「いいね!」と似ている。別にイケてないのに。ってページにも知り合いがやっているから「いいね!」してしまう。これは良くない。ちなみに、僕はそういう「いいね!」は全て外した。「いいね!」と思えないものに、「いいね!」する必要はないもの。

こうしてどんどん荷物を整理しよう。肩からおろしてやろう。そうすると余白が出来る。余白には自分の好きなモノをどんどん入れていこう。今はつらい時期かもしれないけれど、いずれ立ち上がる時のためにいらない荷物は捨てて、準備をしていくんだ。

立ち上がる時がいつくるかは人それぞれ。焦らず、不要なモノは捨て、人生を楽しもう。

辛い時間はまだ続く。でも良いこともどんどん増えていく。そう信じて止まない。少しのワクワクを大切に育てていければ良いな。

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