見出し画像

将泰庵 様 Instagram / Tiktok におけるグロース支援を担当。

提携:合同会社GURU


「飲めるハンバーグ」で大ヒットした「A5ランクの黒毛和牛」などを展開するフランチャイズ焼肉店「将泰庵」が、タイ・バンコクに海外初支店をオープン。

バンコク支店における、Instagram及びTiktokのSNSマーケティングを担当し、コンテンツ企画〜制作、コンサルティングを中心にアカウントのグロース支援を行った。

【Tiktok】


◾️「文化の違いを考慮し、アイデンティティを活かした発信方法」

将泰庵の店舗ではA5ランクの黒毛和牛に合うワインも多く取り揃え、スタッフがお肉を全て焼いてくれる豪華なシステムが特徴的。

メニューも様々で、ユッケ・肉寿司からすき焼き・しゃぶしゃぶまでかなり豊富な品揃えで迷ってしまう。一方で、タイではユッケなど、お肉を生で食べる習慣がまだ根付いていない側面もあることも確かだ。そこで、動画では生肉を切るシーンではなく焼いた後のお肉やハンバーグなど、タイの方々の食欲に直接結びつくメニューをピックアップしたコンテンツ企画を意識している。

また、日本では「回転寿司の大学芋」「焼肉のデザート」など、そのお店のメイン料理とは少しギャップのある品に目をつける若者が増えている。その動向を応用し、将泰庵では「かき氷」に着目した。特に将泰庵ではお肉だけでなくかき氷にもかなりこだわっているとのことで、その虜になる人々は今後も増え続けそうだ。


◾️「生の声からインサイトを引っ張るTiktok企画」

GURUでは実際Tiktokを閲覧するユーザー層の感覚をコンテンツに取り入れることを重要視している。そのため、事前にタイの現地の学生に既存のコンテンツにおけるフィードバックを収集し、そのリアルな声を元に改善を進めている。

特にTiktokやSNSにおいては、そのコンテンツを閲覧したユーザーのエンゲージメント(いいね数やコメント数)によって拡散率が変動するアルゴリズムがある。そのため、ユーザー起点のコンテンツはSNSを運用するプレイヤーにとって非常に重要なファクターだ。


【Instagram】


◾️「ブランディングや企画へ繋げるSNSの活用方法」

上記にも述べた通り、エンゲージメントはコンテンツの拡散率を左右する重要な数値だ。その数値を獲得するために、プレーヤーは常にユーザーを巻き込んだコンテンツを生み出す必要がある。その一例が今回使用した「アンケート方式」であり、フィード投稿やストーリーズ投稿にて質問を提示し、ユーザーが回答できるシステムを作る形式を取る。この施策によって、❶ユーザに考える時間を与え、滞在数を伸ばす❷DMやコメントの返答率の向上などの効果が期待できる。


◾️「カテゴリを制すSNSの戦い方」

現状、SNS上では様々なカテゴリのコンテンツが日々拡散されているだろう。実際焼肉という市場においても、SNSを活用し集客を伸ばしているブランドも多数存在している。確かに競合が多いことは紛れもない事実だが、それと同時に「焼肉」という分野に興味を持つユーザーが一定数必ず存在していることも意味する。特にここ数年のタイでは日本から来た「焼肉文化」がかなり話題となっている。それを活かし、店舗やブランドにファンをつけるのみならず、「日本の焼肉」という視野を広げたファンを生み出すことで、結果的により多くのユーザーを巻き込むことを戦略として策定した。


例えば、日本には「29日は肉の日」という文化がある。これは日本人からしたら当たり前のことであるが、海外から見るととても珍しく、面白い「ネタ」の一つなのだ。このように、日本ならではの考え方で、日本人があたりまえだと認識しているからこそ、なかなか気付かないような潜在的なネタに私たちは着目した。そういったコンテンツを発信することで、タイ人や外国人が豆知識として投稿を楽しんでもらうことで、離脱率の減少やエンゲージメントの増加に繋げている。

「ファン化」という言葉を聞いた時、比較的多くの人たちが「ブランド単体」を対象としイメージをする傾向にあるが、今施策においては「タイにおける日本焼肉の市場」のファンと、大きく視野を広げたアピローチをすることで拡散を狙った戦略を行った。