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『青黒ガルラガンザーク』と《ヴィオラの黒像》の関係について

こんにちは。
開発部セレクションデッキ『水闇魔導具』の時から青黒ガルラガンザークを研究している自分です。
今回は『青黒ガルラガンザーク』を研究する時に非常に重要なポイントになる《ヴィオラの黒像》の関係性について説明したいと思います。

《ヴィオラの黒像》の簡単な説明

《ヴィオラの黒像》

《ヴィオラの黒像》は、S・トリガーとシンカライズを持っていて、さらに、相手のクリーチャーを無条件で破壊&そのクリーチャーよりもコストが小さいクリーチャーをリアニメイトする効果を持っています。

『青黒ガルラガンザーク』に採用した場合はどうなるの?

《ヴィオラの黒像》を『青黒ガルラガンザーク』に使った場合の相性としては、若干良い感じはあるかなと思います。

《ガル・ラガンザーク》
《卍 デ・スザーク 卍》

相手のクリーチャーを除去した後、クリーチャーをリアニメイトするため、魔導具クリーチャーをバトルゾーンに出すと、すぐに《ガル・ラガンザーク》の『夢幻無月の門』、《卍 デ・スザーク 卍》の『無月の門』の効果を利用することが出来ます(なお、前者の場合は、そのまま出しても効果を利用できる関係もあり、コスト9以上のクリーチャーを破壊させて、そのまま出すのもありである)。

《堕魔 グリギャン》

特に、魔導具クリーチャーの場合は、コストが低いクリーチャーも多いため、リアニメイトしやすいのも大きな利点になるかなと思います。
また、防御札として用意できるのも利点の一つになるかなと思います。

《絶望と反魂と滅殺の決断》

しかし、その場合は、《絶望と反魂と滅殺の決断》が最大のライバルになります。こちらの場合は、ハンデスやパワー低下による除去で最大2体の除去が可能である点、コストが軽い点があるため、《ヴィオラの黒像》を使う場合は、防御札として使える点などを意識する必要があるかなと思います。
また、後述する理由もあり、ミラーマッチに対しては、このカードを採用して、ミラーマッチ対策をするのもありかなと思います。

相手に使われた場合は非常に厄介!!

一方で、相手に使われた場合は、非常に危険なカードになります。

選ばれない効果の対象は呪文のみ

特に《ガル・ラガンザーク》は、相手の呪文に選ばれない効果を持っていますが、タマシードである《ヴィオラの黒像》には選ばれてしまうため、簡単に除去されてしまいます(そして、相手はコスト7以下のクリーチャーをリアニメイト出来てしまう)。
前述したように、ミラーマッチに対しては、《ガル・ラガンザーク》を除去することが出来るため、《ヴィオラの黒像》を利用することでミラーマッチ対策をすることが出来ます。しかし、その一方で、《ヴィオラの黒像》の採用率がかなり高くなったということもあり、このカードが簡単に除去されやすい時代に入っているため、少し逆風が吹いている状態です。

《零龍》

一応対策方法もあります。例えば《零龍》。バトルゾーンを離れない効果を持っているため、《ヴィオラの黒像》を気にしなくてもよいという利点があります。そのため、《ヴィオラの黒像》が流行っている今は、このカードを採用した方が良いかなと思っています。但し、その場合は《∞龍 ゲンムエンペラー》などには警戒しないといけません。

《サイバー・B・フィッシュα》

他には《サイバー・B・フィッシュα》でジャストダイバーを付与する方法もあるかなと思います。《ガル・ラガンザーク》を『夢幻無月の門』で出して、ジャストダイバーで選ばれない効果を与えても、《ガル・ラガンザーク》は召喚酔いしているため、アタッカーとしては使えないですが、それ以外のアタッカー(前述の《零龍》)などを用意し、そちらで攻撃し、《ガル・ラガンザーク》は相手ターンのコスト踏み倒しメタとして扱うという方法として扱えば、一応《ヴィオラの黒像》に対して有利に戦えるかもしれません。

《ギガボルバ》

《ヴィオラの黒像》を使うデッキの殆どは、光文明のタマシードを使うデッキや、稀に5Cディスペクター(《霊宝 ヒャクメ-4》や《ヘブンズ・ゲート》が採用している型の方)に採用されていることが多いです。つまり、光のS・トリガーが多いデッキに採用されることが多いため、その点を活かし、光のS・トリガーを封じ込める、現在絶賛高騰中の《ギガボルバ》を採用し、相手に《ガル・ラガンザーク》or《ギガボルバ》の除去の選択肢を与えさせる方法も考えられます。こうすることで、
・《ガル・ラガンザーク》を除去しないとコスト踏み倒しが制限される。
・《ギガボルバ》を除去しないと光のS・トリガーが使えない
……ということを相手に選択肢を与えることが可能になります。個人的には、光文明のタマシードを多く採用したデッキが流行っている現在の環境にとっては、《ギガボルバ》を入れて、《ヴィオラの黒像》の除去対象をこちらに向けて、《ガル・ラガンザーク》を無事に生き残らせる方法が良いかなと思っています。

《ロマネス仙鬼の封》

光文明のタマシードを多用するデッキには、同じく《ガル・ラガンザーク》対策になってしまう《ロマネス仙鬼の封》があるため、そちらの対策を含めておくと、《ギガボルバ》を採用して、除去対象を《ギガボルバ》に目を向けて、こちらはアタッカーを生き残らせるという方法も可能かなと思います。

《Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド》

……でも、その場合、光文明のS・トリガーを使うデッキ以外に対しては弱いのが欠点。特に、光文明のS・トリガーが《ディスタス・ゲート》しか存在していない、地雷デッキの代表格だと思える《Dの妖艶 マッド・デッド・ウッド》を使用したデッキにも《ヴィオラの黒像》を使用していることが多いため、《ギガボルバ》がほぼ単なるバニラになってしまい、《ガル・ラガンザーク》が狙われやすいことも多いです。

《堕魔 グリナイブ》

一応《ガル・ラガンザーク》などのドルスザクは『マフィ・ギャング』を持っているため、《堕魔 グリナイブ》で守ることも可能ですが、こちらはメタ効果は持っていないので、《ギガボルバ》とは選択肢になりそうですね……。

まとめ

『青黒ガルラガンザーク』と《ヴィオラの黒像》の関係性について説明しましたが、結論としては、《ヴィオラの黒像》対策を考えるなら、やはりメタクリーチャーと《ガル・ラガンザーク》をうまく並べて、《ヴィオラの黒像》の除去効果をメタクリーチャーに向けさせることで、うまく《ガル・ラガンザーク》を生き残らせておく方法が良いかなと思います。
特に光文明のタマシードを多用するデッキが環境に存在していることから、光文明のS・トリガー対策に使える《ギガボルバ》を採用し、《ギガボルバ》と《ガル・ラガンザーク》を並べて、そのまま《ヴィオラの黒像》を気にせずに攻めた方が得策になるかなと思います。
《ヴィオラの黒像》(場合によっては《ロマネス仙鬼の封》)の登場で、少し逆風が吹いている《ガル・ラガンザーク》を使用した『青黒ガルラガンザーク』デッキですが、一応《ヴィオラの黒像》は、『青黒ガルラガンザーク』との相性が良いため、こちらにも採用しても良いかもしれないと思っています。主に防御札が欲しい場合は《ヴィオラの黒像》を採用しても良いかもしれません。
『青黒ガルラガンザーク』はまだ環境に向き合えるデッキであり、開発部セレクションデッキ『水闇魔導具』が販売されて使用者も増える可能性があるため、将来性が高い可能性があるかなと思います。なので、《ヴィオラの黒像》の対策をうまく解決する方法が見つかれば、もう一度環境デッキに成れる可能性があるかなと思っています。

それでは。

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