2作品でTAの世界記録保持数世界1位になった

今回はスプラトゥーン2、スプラトゥーン3のヒーローモードの世界記録(以下WR)保持数でそれぞれ世界1位になったので、なんか色々語ります。ときどき※が入りますが筆者の独り言的なニュアンスで読んでいただけると嬉しいです。

1.ステージの難易度・好き嫌いと優先順位

現在の(というか昔からずっと)ある1ステージを攻略するタイムアタック(専門的に以下ではILsと表記します)での総合的なランク付けは、WRの保持数を用いて行われています。つまり、簡単なステージを片っ端から埋めてしまえばそれだけでも世界ランクは高くなります。スプラトゥーン3のヒーローモードには隠しヤカンと呼ばれる、とても難しく長い言わばエクストラステージがあるのですが、そんなエクストラステージのWR保持者と簡単な2~30秒で終わるステージのWR保持者は、世界ランクでは同順位になります。

※おかしいとは思ってるんだけど、ステージの難易度のランク付けをした表を作ってそれを反映して順位決めて……ってするとそれぞれの得意不得意で個人差が生まれてしまう上、かなり複雑になっちゃうので諦めました。

ILsにおいてはまず簡単なステージを片っ端から埋めることが世界ランクで上位欲しい!という人にとっては最優先事項です。筆者は該当しているのでこれを実践していました。他の走者が「ここ簡単だよ」と口を揃えている場所は優先するに値しますが、自分に合っていないことがあります。筆者がそうです。簡単だと口を揃えられていたステージのWRを取るのに1週間使いました。かかりすぎ。
また、ヒーローモードには66ステージあります(ロケットを除く)、そのどれか1ステージだけでも好きなステージがあるならそこのWRは絶対取った方がいいです、単純に嬉しいしもっと好きになれるかもしれない。

2.好きこそ物の上手なれ

義務感に襲われてしまったら終わりです。楽しむ目的やTAが好きだという気持ちが自然とWR獲得に繋がります。嫌々だったり義務感があったりすると調子が出ません。
『好きこそ物の上手なれ』はほんとにTAでもぴったりな言葉だと思います。

※前述した1週間かかったステージは世界1位になった後だったので義務感がどうしてもありました。苦手意識も強かったです。とてもこの1週間は辛かった……。

3.WRに疑問をもつ

TAにおいてWRで使われているチャート(ルート取りのこと)に疑問をもつことはかなり大事です。「なぜそれが早いのか」、「こっちのチャートの方が早いのでは?」と大人しくWRチャートに従って走るのではなく疑問をもつことで、TAそのものの理解につながります。何度も繰り返し動画を見返し、考えることで自然とその理由が見えてきます。
「こっちのチャートの方が早いのでは?」という疑問には、2つのアプローチがあります。
1つ目は「自分自身で2つのチャートを走り、その動画を比較する」という方法です。これはタイムの違いが視覚的にわかるようになります。動画編集ソフト『Aviutl』には拡張編集機能にタイマーがあり、小数第2位レベルでの比較が可能なので、この機能を有効活用するのも良いと思います。しかし、フレームを合わせるのに若干時間がかかるのがデメリットです。
2つ目は「記録で証明する」という方法です。自分の考えているチャートの方が早い、と考えるのであればWRよりも早い記録が出るはずです。スプラトゥーン3は公式アプリで自己ベストが少数第2位まで見れるようになっています。これを有効活用して記録がWRより0.2~3秒くらい早くなれば証明完了です。この方法は上級者向けなので、筆者のおすすめは1つ目の方法です。

4.学習→考察→実践の繰り返し

これは3番に繋がりますが、記録狙いで走っている時に大事なことです。疑問解決後にWRチャート、もしくは自身のオリジナルチャートで走っていくうちに、どこか自分の苦手な部分が見えてきます。そこがWRチャートと同じことをしているならば、先人はどのようにしているのか動画を見て学習し、このような処理を自分が出来るようにするにはどうしたらいいのか考察することが大事です。自身のオリジナルチャートであれば、どのようにしたら苦手を克服できるのか考察する必要があります。

※TA勢には感覚派と理論派が存在します。もしかしたら感覚派の人の中には「そんなことしていない」という人もいるかもしれませんが、そんな訳がありません。絶対しています。本当に。断言出来る。

学習→考察の結果が出れば、それを活かして実践します。これを繰り返していくうちに記録は早くなりいずれはWRの獲得に繋がります。

※長くなった

ここまで読んで勘のいい方は気づいたかもしれません。
「4番、やってること普段の学校とかの勉強と同じじゃね?」
そうです。TAは学校の勉強に近く、頭の柔らかさがものを言います。
好きこそ物の上手なれという言葉がTAにぴったりという話もしましたが、学校でも好きな教科は頑張れませんか?
宿題ってやる気全然出ないですよね、それ義務感じゃないですか?
頻度が違いすぎますが、学校のテストはTAで言うところの記録狙い中です。
悪いところは❌がついて返されます。TAも悪いところは記録の遅さで分かります。

なんだかんだ、学校の勉強とTAは似てる気がします。これでTA苦手になったらごめんなさい。

最後に

TA頑張ることも大事だけどリアルはもっと大事にしてね。取り返しのつかないことになるから。

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