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私がブドウの根圏制御栽培を始めることなったキッカケ!

ブドウ栽培をやったことないまったくの素人が、
通常の露地栽培ではなく根圏制御栽培という方法で
初めてブドウ栽培に挑戦する姿をお伝えしていきます。
近隣にブドウの師匠がいないので、ネットやいろいろな知人を通して
育成情報を集めながら日々孤軍奮闘しています。

ブドウの種類は今人気のシャインマスカット5本、
ナガノパープル5本、クインニーナ4本を、
この春(2021年4月)に定植しスタートしました。
果たして素人栽培が上手くいくのでしょうか。

私は、そもそもブドウを栽培しようなんて思っていませんでした。

コロナ禍になり自営業の私も出張が減り、在宅で仕事をすることが多くなりました。
両親の目には、私の仕事に余裕があると映ったのでしょう。

ある日、母親が
「腰が痛くて畑仕事ができないから、お前たち夫婦でこの畑を守ってくれ」
と言われたことが、事の始まりです。


それまでは80代になる両親が、先祖から引き継いだ土地を守るため、
季節ごとに野菜の種をまき、収穫したら、耕運機で土を耕し、
新しい作物を植えることを繰り返していました。

今までいつも取れたての野菜が食卓に並んでいたのは、両親のおかげです。

私たち夫婦は、両親のように畑仕事をするときが
いつかは来るだろうとは思っていましたが、
もう来てしまったのか!という気持ちでした。

私はどうせ農業するなら、ラクで放っておいても収穫できる作物で、
もしそれが余ったら高値で売れるような都合の良いものはないだろうか?
そんないい加減な気持ちのままネットで作物を調べ始めました。

日経新聞の果樹取引高でキロ当たり高額なのは、ブドウでした。
シャインマスカットはキロ当たり3000円以上するではありませんか。

ブドウいいじゃん!これにしよう!
露地に植えて放っておけば実がなるでしょ。
もし変な形のブドウでも、地元の道の駅でそこそこ売れるかも。
これこれ!という簡単なノリで作物はブドウに決めてしまいました。

ただ、私の中では今までのような露地栽培ではなく、
今の時代、もっと新しく簡単な栽培方法があるのではないかと思い、
更に検索を続けました。
すると「ブドウの根圏制御栽培」なるものがヒットし、
何それ?と思い、その栽培方法に興味を持ち詳しく調べました。

まず、最初に出会った文献が、
栃木県農業試験場の「果樹の根圏制御栽培法 導入マニュアル」です。

果樹の根圏制御栽培導入マニュアル(基礎編)
https://www.pref.tochigi.lg.jp/g59/kajyu/documents/manual-kiso.pdf

果樹の根圏制御栽培導入マニュアル(樹種編)
https://www.pref.tochigi.lg.jp/g59/kajyu/documents/manual-jushu.pdf

そしてYoutubebeで検索すると、
愛媛県で根圏制御栽培を実際に農園としてやっている
「ナチュラルファームen」さんがいました。
https://www.youtube.com/channel/UC5wi-5UxOu-8MRsC4zAAmdA/featured


初めてその動画を見たとき、
えっ、ブドウが露地栽培ではなく、ポット栽培でできるの?
頭をガツンと一発殴られたくらいショックでした。

そこでまた私の大きな勘違いが始まり、
露地栽培は肥料散布や土壌管理が難しそうだけど、
ポット栽培なら簡単かもしれない。私にもできるかも。
よし、栽培方法はこれにしよう!と決めてしまいました。

ただ、本当に根圏制御栽培を実際にやっているところを確認したいと思い、
栃木県農業試験場まで行き夫婦で見学してきました。

試験場の職員さんが、梨とブドウの根圏制御栽培の農場を丁寧に案内をしてくださり、
またできるだけ設備コストをかけない方法も教えてもらえたので、
よし!本当にやってみようと決めました。

ウィズコロナ禍の時代。
少しでも多くの人に、楽しく、美味しく毎日が過ごせるよう
このNOTEで伝えられたらと思っています。

さあ、期待と不安の始まりです!

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