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2024年度 東京工業大学二次試験得点開示調査


はじめに(おわび)

東京工業大学 学士課程1年(24B)のもずやと申します。

 今回、令和6年度東京工業大学の入学試験(一般選抜)を受験した方を対象に成績開示調査・アンケート調査を実施しました。集計し、分析した結果を公表します。

 調査開始から3ヶ月以上もお待たせしてしまい、回答やSNSでの拡散に協力してくださった方や、受験生の皆様に、ご心配とご迷惑をおかけしてしまいました。大変申し訳ありませんでした。

調査の目的

 東京工業大学の入学試験では、受験した各個人に対しては請求に応じて科目別の得点が開示されます。しかし、全体に対して公表されるのは学院別の最高点と最低点のみです。
 成績開示の結果を匿名で収集し、アンケート調査と併せて分析することにより、東工大入試に関するより具体的な情報を収集し、提供することを目指しました。

調査方法

 令和6年度の東工大入試の成績提供が開始された5月7日から、Googleフォームにて「2024年度東工大入試得点開示に関するアンケート」をX(旧Twitter)にて公開しました。回答数を増やすため、XやLINEなどのSNSや口コミでの拡散をお願いしました。
 調査の前半に原則として必須回答の得点開示調査を、後半に任意回答のアンケート調査を行いました。
 以下に調査項目を示します(*をつけたものは必須回答としました)。

前半(開示調査)の項目

  1. 出願時の整理番号(匿名性を担保しつつなりすまし等を防止するために伺いました。)

  2. 受験番号*

  3. 科目別得点*

  4. 志望した学院*(第二志望学院には「なし」の選択肢を用意しました)

  5. 合否(合格した場合はその学院)*

  6. 大学入学共通テストの素点(900点満点)

  7. 自由回答欄(意見・要望・二次試験の感想・受験生に向けたアドバイスなど)

後半(アンケート調査)の項目

  1. 今年度から志望できる学院の数が3つから2つに減ったが、どちらが良いと考えるか(「3つの方が良い」「どちらかといえば3つの方が良い」「どちらかといえば2つの方が良い」「2つの方が良い」の四択)。

  2. 1.の理由(自由回答)

  3. 今年度の入試も第三志望学院まで選択できた場合、どの学院を志望していたか。(第二志望・第三志望には「なし」の選択肢を用意しました)

  4. 大学入試共通テストの点数を第二段階選抜(合否の判定)に用いることについて、どのような意見を持っているか(「全科目の点数を利用すべき」「一部科目の点数を利用すべき」「利用すべきでない」の三択)。

  5. 4.の理由(自由回答)

  6. 二次試験に国語を導入するか否かについて、どのような意見を持っているか(「現・古・漢を導入すべきだ」「現・古を導入すべきだ」「導入すべきでない」「その他(「古・漢を導入すべき」など)」の五択)

  7. 6.の理由

  8. 自由回答欄(アンケートに関する意見・感想など)

 調査結果の分析にあたり、昨年に同様の調査を実施された方のnoteを参考にさせていただきました。

 22年以前に実施された開示調査の結果について、Web上で見つけることのできた記事を紹介します。他にもありましたらコメントかSNSのDMなどで教えて頂けると幸いです。


調査結果

注:各学院の表、文章での略称を下記のようにしました。

  • 情報理工学院:情報理工、情理

  • 理学院:理、理学

  • 工学院:工、工学

  • 環境・社会理工学院:環社理工、環社

  • 物質理工学院:物質理工、物質

  • 生命理工学院:生命理工、生命

回答者の志望学院と回答率

 今回は337名の回答を頂きました。うち2名については入力された二次試験の得点の合計が、合格したと回答した学院の最低点を上回っていなかったため、今回の分析からは除外させていただきました。
 私が調べた限りでは、今回の回答者数が過去最多だったようです。回答と拡散にご協力いただき、ありがとうございました。
 情理では55%もの回答率となった一方、生命との差は大きいです。得点分布など回答者全体の分布を見る際はその点に注意する必要があります。
 今回は志望学院を調査したので、合格した学院の志望度も調査しました。   理学の第二志望合格がいない理由としては、元々理学院を第二志望にする人が少ないことに加えて、最低点が昨年から大幅に上昇したことが挙げられるでしょうか。
 工学・環社・物質の第一志望合格の割合が大きく増えたようです。志望できる学院の数が3つから2つに減った影響なのでしょうか。工学については、志例年第一志望を情理にしていた受験生が工学を第一にしたことに加えて、情理の大幅な定員増加により、「第一情理・第二工学」の受験生が第一志望にそのまま合格したケースが増えたことも理由として考えられそうです。
 生命の第一志望合格の割合は大きく変わっていないようです。

回答者の志望学院

 今年の合格最低点の順に学院を並べているので、灰色のセルより左下にあるのは「第一志望の最低点<第二志望の最低点」の組み合わせになっています。去年と最低点の順序が変わっていないため(理学と工学、環社・物質・生命の間で最低点が入れ替わる可能性がないわけではありませんが)「第一志望に落ちたらそのまま不合格になる可能性が高いこと」を承知の上で志望している、かなり第一志望の志望度が高い人だと思われます。実際、左下の人と「第二志望なし」とした回答者は全員第一志望に合格していました。


 

 第一志望だけは大学側がデータを公表しています。上に直近三ヶ年の東工大の受験者数(=第一志望者数)と実質倍率をまとめました。
 第二志望として物質・生命が選ばれるのが多いのは例年通りのようです。他学院を第二志望にする組み合わせとしては「第一情理+第二工学」と「第一工学+第二環社」が特に多いです。工学に情報通信系があることなどからも、多いことに納得できる組み合わせです。

科目別得点(五数+平均・標準偏差)

不合格者を含む
合格者のみ

 五数(最大値・四分位数・最小値)と平均・標準偏差を算出しました。不合格者を含む回答者全体の集計結果と、合格した回答者のみの集計結果の二つを作りました。
 まず、昨年の開示調査と、各科目の合格者得点の四分位数を比較してみましょう(回答率の変化、学院ごとの比率などを考慮していないため、かなり乱暴な気がしますが、大まかな傾向と難易度の変化くらいは分かるのではないかと思います)。
数学:(120, 140, 170)→(150, 175, 210) (+35前後)
物理:(84, 95, 107.5)→(62, 74, 86) (-20前後)
化学:(93, 106, 117)→(81, 95, 107) (-10前後)
英語:(69.5, 85, 98.5)→(96.5,106, 117)  (+20前後) 
でした。どの四分位数も同程度変化しているため、上位25%~75%の「山」の部分がほぼそのまま横に移動していると思われます。
 講評を発表している大手予備校(駿台・河合塾・東進)の、昨年比の難易度評価(駿台と東進はおそらく三段階、河合は五段階)を見てみると、
英語 駿:易 河:易 東:昨年並
数学 駿:易 河:やや易 東:昨年並
物理 駿:難 河:難 東:昨年並
化学 駿:難 河:やや難 東:講評なし
でした。
 やはり英数易化、化学やや難化、物理レジェンドといったところでしょうか。集計の結果とおおむね合致しています。
 多少標本に偏りがあっても、これだけの回答数を揃えられれば、分析する意義は大いにあると思われます。

 入試の中身の講評は予備校講師に任せて、得点分布の変化から東工大入試を考察していきます。
 次に学院別の得点を見ます。

学院別得点(科目ごと)

 昨年と比較して、どの学院の中央値も全体的に30点程度増加しています。
 去年の(調査に回答した)合格者の最低点は50点でしたが、今年は100点だったようです。


 

 去年より大幅に難化したことが読み取れます。
 個人的には今年の難易度ならもっと下がっていいと思いますが…(後述します)。数十点変動することがあり得るくらいの得点調整が行われたのではないかと思っています。


 満点が4人もいました。
 でも四分位数や最高点・最低点を見るとだいたい10点程度下がっています。
 正誤問題の数が減ったこと、去年は作問ミスにより全員10点が与えられた正誤問題があったことなどが理由として考えられるでしょうか。


 学院間の差は他科目と比較するとほとんどありません。
 最高点は昨年と変わらず140点台ですが、全体的には20点ほど、得点分布が上に動いているようです。例年より英語で差をつけづらかったと考えられます。物理も急激に難化したので、例年以上に数学で差をつけることを求められた入試だったのではないかと思われます。
 英語が40点台の合格者がいるところに東工大らしさを感じます。


学院別得点(二次総合・共通テスト)

合格最低点は以下の通りです。

 掲示板では物理の難化などから去年よりも下がるとの予想が支配的でしたが、情理が-10、理学が+37、他の学院は+10~+20という結果でした。
 情理と理学の差が大きく縮まりました。情理と生命の最低点の差も88点から65点になりました。

 任意回答にしましたが、共通テストの素点も調査しました。335人中314人の回答がありました。
 二次試験との相関は弱いと思われます。
 共テ64%で理学院に合格する人がいるのも、合否判定に共通テストを利用しない東工大ならではという感じです。

科目間の相関

 統計的に意義のある分析なのかは分かりませんが、各科目、合計点、共通テストの素点の間の相関係数を算出してみました。「抜き」は、ある科目の点と、その科目以外の合計点との相関係数です。今回は共通テストの合計点(900点満点)しか調査していないため、下記の相関は共通テストの合計点との相関であることに注意してください。

不合格者を含む
合格者のみ

 数学、物理、化学の間では弱い相関があります。英語と他科目との相関は全くないといってよさそうです。しかし、わずかとはいえ負の値になるとは思いませんでした…
 数学と合計点の相関が強いです。配点の高い数学を合計点に含んでいるのだから当たり前といえば当たり前な気がします。
 物理と物理以外の合計点の相関が他に比べて強いです。
 共通テストで点を取る能力と二次試験で点を取る能力は全くの別物だという話をよく耳にしますが、そうなのかもしれません。


得点分布

 最後は得点分布です。
 色のついた(合格者が含まれる)棒が10本程度になるように階級を定めました。

自由回答欄

 大まかに分類して全部載せました。全部原文のまま載せました(誤字訂正などはしていません)。

  • 数学について

・1+1>2大学だけど数学は大事です
・180分トイレを耐える練習も受験勉強。
・あまいあまいと聞いていた数学の採点厳しくないか? 
・いや、数学ミスったけど90くらいはくれると思ってたんだが、、
・数学:思ったより点が入る、最後の計算ミスはあまり減点されてなさそう
・数学0完だけど思ったより点入る。
・数学0完でも150来たので、最終的な答えに辿り着かなくても方針と記述がきちんとしてれば点くる可能性高いです。配点がでかい数学が1番最初にあって、できないとメンタルにくると思いますが、諦めずに頑張ってください!
・数学0完でも取るところ取っとけば半分は超えました。数学出来なくて1日目絶望してても2日目絶対諦めないで!!
・数学0完で情理いきました。部分点結構くれるからあんまり悲観しなくていい
・数学0完なのに半分ももらえちゃったぜうぇい
・数学120でも理学院受かります!数学得意なのにな…
・数学1完でも6割取れたし、〇〇完てのはあまり気にしなくていいと感じました
・数学がダメでも英理で巻き返すプランでしたが、物理に裏切られました。
・数学ができなくても他教科でカバーできるよ
・数学が思ってたよりずっと低くてめちゃめちゃショック
去年(1浪生です)は数学、英語がクソ低くて落ちたけど、今年は英語が高くて生き延びたから最低限英語はやろう!
・数学ギャンブルに負けました。数学次第では情理行けてたぁあああ……
・数学で稼ぎたいなら応用問題だけでなく基本問題の演習も積み、また捨て問を見極める訓練もした方がいいかもしれません。
・数学ゲー(ほか多数)
・数学ゲーです。赤チャと赤本買ってガンガンやりましょう。
・数学ゲーに思われがちだが割とほかの教科が安定していれば大丈夫
・数学と物理が体感より高い気がする
・数学の記述は足掻けば点来るから, やばいと思っても諦めないの大事です
・数学の計算ミスには気をつけて
・数学の採点厳しすぎた😭240点だったら情理受かってたのに😭😭165点でした😔75点も何で引かれたのか全然わかんない😫
・数学の問題はかなり自分に合っていた
・数学は下振れても受かるように、他の科目の目標点数を設定した方が絶対いい!今年は理科が崩壊して数学に救われたけれど
・数学は計算ミスったら0点です
化学は部分点あります
・数学は思いついたこと書いとけば意外と点数来ます
・数学をやりましょう
・数学をやりましょう…
・数学頑張れば受かる!
・数学三冠しないやつ、ガチで危機感持った方がいいと思う
・数学自己採よりも高すぎ笑
・数学半答でも自己採点より結構点数来る

  • 物理について

・物理が蛍の光
・物理が思っているよりも取れていた。教科が難化すると悲観的になりがちだが、その分採点基準は優しくなると思うので、頑張って欲しい
・物理が終わったけど英語に救われた。苦手科目がない方が絶対にいい。
・物理と英語(特に物理)は思ったより点が貰えた
・物理の下駄全然履かれてなくて泣いた🥺
・物理の調整無いっぽくて、今年は英数ゲーだったと思う
・物理の導出過程でめっちゃ入ってる
・物理の得点調整どうなってんねん
・物理の配点絶対おかしい
・物理は力学はAのbのみ正解、電磁気は磁場から受ける力のみ正解で、数問記述だけはした、熱力学はa~c正解、d計算ミスで44なので、熱力学はある程度前半に点数が偏っている可能性が高いです
・物理絶対低くされてると思います。
・物理難化でも解けるとこ解いたら点が来たよ!
・物理爆死してなかった

  • 化学について

・化学の点数計算わからん!!
・化学の正誤問題に関して、2つ正答の問題で、1つ正解もう1つ空欄の場合、5点じゃなくて、7点説
・化学は教科書、大学入って英語できなくて死にそう
・化学は全大門10点で、選択問題1つあってれば5点になる計算でピッタリだった。去年も同じだったのでほぼ確定だと思う。
・化学もっと取れたと思ったんだけどなぁ

  • 英語について

・英語70点以下の人としか仲良くなれません(大嘘)
・英語が狙い目!点数取りやすいよ!!
・英語そこそこできるやつは安定してる
・英語で差をつけろ!!!英語で受かります
・英語に救われることもあるので英語も頑張ってください
・英語の採点ゆるい英語の採点結構甘い
・英語はキーワード的なやつずっと間違えて書いてたけどそれにしては点が来たので、多分単語が合ってるかどうかよりも構文理解を重視してるんだと思います。
・英語は完璧な文を書こうとするより中学生レベルの文を堂々と書く方が大事です。
・英語は差がつかないから数学を頑張った方がいいが、それは英語が低いとお話にならないってことだから気をつけた方がいい。みんなとれてる
・英語は採点甘いので数学と化学を勉強しましょう
・英語は捨て
・英語は本当に安定する!英語も重要です英語をやろう!(英弱)
・英語を固めて数学をやってください 理科を捨てよう
・英語を早めに安定させておくと、安心して他教科の上振れを狙えます。頑張って下さい!
・英語の記述は結構甘めな気がする

  • 全科目について

・こんなに取れてると思わなかった(特に物理)
・どの科目が突然難化するかわからないので苦手を作らないように意識しよう。
・なんでこんなに物化低いのに受かってるんですかねぇ…
たぶん物化ちゃんと勉強した方がいい
・1科目で無双できれば他は爆死してもなんとかなる
・安定の数学ゲー
・英物化でそれぞれ100点取れれば数学半分でも情理受かるんです 数学ゲー?いや数学以外ゲーなんだよ!
・下駄最高👍
・化学と英語は安定させろ!
・何かしら書いとけば部分点けっこう入る
・共テと2次の得点率ってある程度の相関はあるだろうけどそんなに気にしなくていいと思う
学院の志望順位はしっかり例年の合格最低点を参考にして決める
あと2次は結局数学ゲー
・思ったよりは高めになりがち?
・自己採+70になったから採点甘い
・自己採とほぼ同じ
・数学0完でも物理壊滅的に出来なくても英語と化学程々に出来れば東工大は受かるよ!!数学はめっちゃ部分点くるよ!最後まで諦めないで頑張って!
・数学の採点はちょっと辛めだと思う。多分方針に点がほとんど入っていなそう。物理は逆に方針に点が来てそう。まあ難しかったしね。英語はノー勉でカスみたいな記述をしても点が来るのでなんかは書きましょう。
・数学はほとんど全大問で計算ミスをして0完ですがこの点数なので、方針が合っていれば計算ミスで即0はなさそうです。英語もめちゃくちゃ点をくれていそうなので、困ったらとりあえず埋めましょう。物理は、大問ごとに40分程度でちゃんと切り上げることが重要です。物理の得点調整が思ったより少なくて悲しいです(自己採点で85〜90くらい)
・数理は問題の相性でブレやすいから英語を固めるべき。今回みたいに数学が比較的取りやすくて理科が難しいと、数学の出来が合否に直結してる気がする。
・数理得意で英弱って感じのタイプだったのに本番数理やらかしまくって上振れた英語に救われたので全教科できるのが一番いいと痛感した
・東工大は一芸入試 数学できれば受かる
・物化が得意科目だったけど入試本番は英数に助けられた。受験は何が起こるかわからん。
・物理は難しかった。難しいと思ったら他の受験生も難しいと感じてるはず。次の科目に引きずらないこと。

  • 共テについて

・共テの勉強なんてするな
・共テは捨てましょう
・共通テストなんか勉強する必要はありません
・共通テストはゴミだ!
・二次ゲーです

  • 勉強の進め方について

・過去問は解けなくていいから夏休み中に始めた方がいい。まだ実力がないからと渋っていると夏休み明けはガチで時間ない。
・苦手科目(自分で言うと化学)は後回しにすると地獄をみる
・自信をもって得意といえる科目を1つか2つ作ろう!(もし出来るならば数学がいい)
受験で追い込まれたときに、こういった科目が1つあるとメンタル的に大分違うから
・捨てていい科目なんてないです。全部頑張りましょう。
・受験の最後は精神ゲーです。教科バランスをよくしておくと精神の安定につながります。
・受験勉強はなるべく早いうちから開始すべき。高12月から丸2年勉強して合格した。
・得意科目を作って伸ばすべき。
・本番1か月前が一番伸びる!
・理科は伸びるのでやりましょう!
・浪人生は英語と理科を固めよう!

  • 志望学院の選び方について

・情理と理以外は最低点そこまで変わんないので自分の学びたいこと優先に選んだ方がいいかと
・生命保険は強力
・生命理工を第二志望にしておけばと悔やんでも悔やみきれません
是非とも実力に即した学院を選択してください
・第二志望は最低点で考えず、行きたいところを選ぼう

  • 直前・当日の立ち回りについて

・マジで難しい問題は白紙でも大丈夫だから安心して
・よく寝ること
・休憩時間はXをやれ!!!!!!!!!!
・試験内容があまりに難しいと、採点のときに必ず下駄履かせ(得点調整)があります。なので、試験がとても難しかったら、きっと得点調整があると思って、気持ちを切り替えて頑張ってほしいです。
・試験本番の休み時間は知識を詰め込むよりも精神を安定させる事に集中した方が良い。
・事故は起きます
・自信持てばいける
・最後まで頑張ってください
・最後まで諦めない
・手応えはあてにならん
・前泊のホテルは大井町でとるのがおすすめです。
・同じ教室の人ほとんど落ちるからリラックス
・二次試験前日はどうせ勉強できなくなるぐらい緊張するものなのでホテル周りをプラプラ散歩するのがオススメ
・凡ミスがないように問題をよく読んで解答を見直すのは必要だと思った。結局二次が大事

  • 模試について

・オープンの結果は参考程度にすれば良いと思う。ほんとに関係ないんじゃないかって思うくらいでした。
あとはメンタルが大事です!
・オープンは当てにしない
・現役生ですが、オープンから77点落ちてたので模試で一喜一憂するのはやめましょう!!!
・受験生のみなさん、オープンとかダメでも過去問で伸びたから諦めずに頑張って!
・秋模試D判定だったけど合格点+100取れたよ!

  • その他(長文のアドバイス、激励など)

・ノートと手の擦れが痛くなったらハンカチを敷いてみるのがおすすめです

・化学や英語と違って分かりやすい変化ではないけど数学も問題がよく練られるようになったり近年明らかに傾向が変わっていると思います。過去問演習ではどの科目でも必ず最近のを1度やってから古いのをやるようにしましょう、でないと僕みたく試験2週間前に前年の数学が解けずに絶望してすることになります。
4科目満遍なくできるようにしましょう。今年みたく難易に差が出ても対応できるし、英語は大学の授業でももちろんあります。物理で微積を使うことに抵抗がないようにはした方がいいと思います。
自分の自己採点が大体あっていたので採点は本レやオープン模試とほとんど同じようだと思います。今年の物理の大問1は小問の配点に偏りがあったかもしれませんが。化学で計算問題が2個あるときは最初のが6点かも?)
早慶の理工、特に早稲田は東工より難しく受かってる人は少ないです。英語の比重が大きい上受かるのは東大京大志望)
模試の判定はあてにならなりません。11月のオープンがA、B判定でも落ちた人を見てきたし、僕のまわりでも共テ後に志望を下げてきたため大学別模試を受けていないという人がまあまあ居ます。
最後の最後まで気を抜かず頑張ってください!
・過去の模試結果です!参考にどうぞ。
ちなみに東進の第3回は申込忘れました(´>∀<`)ゝ
23年度河合全統記述第3回
英語122
数学128
物理55
化学73
Σ378
判定D(理学院)
23年度河合全統記述第2回
英語125
数学158
物理62
化学75
Σ420
判定C(理学院)
23年度河合全統記述第1回
英語124
数学144
物理33
化学71
Σ372
判定E(理学院)
23年度東進東工大本番レベル模試第2回
英語68
数学60
物理101
化学71
Σ300
判定E(情報理工), C(理学院)
・過去問で合格最低点を超えても満足するな!!!
最後の一瞬まで成長を求めて諦めずに勉強しつづけろっ
私の二の舞にならないようにがんばれ!
By 東工大落ち数学徒
・自分を信じれる人が勝つと思います。自分は9月以降の模試全部D.Eのどちらかでした。
・焦らずやっていこう
・数学←耐えた 英語←だいおう🦑でこれは悲しい 物理←メンタル崩壊 化学←1番得意だったが初手の計算ミスで答えが合わず焦りまくり無事死亡😇😇 物理は下駄少しあると思う
・本レ7月∑219→本レ10月∑251→オープン11月∑391→本番∑466
・本番開始5分前目の前にある10ページの数学の冊子が今までの勉強の成果を示すと思い、情緒が不安定で半泣きのまま始まり、一瞬にして三時間が過ぎた記憶がある。感触は分からないま、例年より簡単なのに結果としてはオープンの60%程度しか取れてなかった。受験生にはメンタル的に強くなるためにも、一回の模試、併願校の受験時には命をかける思いでやった方がいいと思う。あと、物理が悪かったの引きずって化学死ぬほど計算ミスったから切り替え大事よ。
・油断したら情理落ちるよ^^
・来年から工学院難しくなるかもやけどがんばー

  • その他(感想など)

・運が良かった
・24B最低点だけど質問ある?
・GG
・m_(.)_m
・記憶がない
・最低点最高🤩🤩🤩🤩🤩🤩🤩
・三浪でした。
・山を張ったら後悔することを知りました
・志望学院3つに戻せや…
・情報理工まであと10点で鬱!
数学のせいだ…数学が悪い…
・数学研究同好会に入ってたのに数学5完できなかったので数学得意を名乗るのやめます。GW明けの課題つらい。
・全然情理受かるレベルにはなくて感触も最悪でしたが、諦めずに分かることだけ書き続けたら点数が割と来たみたいです。あと化学は稼ぎどころだと思います。
・早慶理工は受かりました
・総合型を甘く見るな(by工学院総合型共テ足切りされた人)
・大差乙
・東京科学大学を感じた
・東工大ちょろい
・敗北者です
・来年待ってて東工大。
・立志の書評面倒くさい。

その他

 数学の開示得点は全員5の倍数、物理の開示得点は1人を除いて2点刻みでした。

まとめ(感想)

 冠模試(本番レベル模試、オープン模試)の判定や、現役か否か、浪人の年数、自己採点との差異なども調査すれば、より興味深い分析ができたのではと思いました。来年度の開示調査を担当される方にお願いしたいです。
 しかし、調査項目を増やすならば、科目別・学院別の得点などの重要な情報と、冠模試や自己採点の結果も考慮した考察とで数回に分けて投稿するなどして、受験生の「少しでも早く情報を入手したい」という要求に応えられるような調査結果の公表の仕方を考えるべきだとも思いました(私が今回最も反省している点です)。

 物理が得点調整されているかどうか、化学の正誤問題の部分点を特定するための追加調査もできたら面白いと思いました。自分でやるのは難しそうなので、やる気と時間のある方がいたらお願いしたいです。

 後半のアンケート調査については今後どうするか検討します。
 開示調査の結果の方が重要かつ有益だと思われますし、少しでも早く公表すべきだと判断しました。また、アンケート調査はおおむね予想通りの結果となっていて開示調査の結果ほど面白くありません(「東工大の合否判定に共通テストを利用すべきか」「東工大の二次試験に国語を導入すべきか」のどちらも反対が大多数を占めていました)。
 アンケート調査の結果は得点開示調査の結果ほど機密性が高くない(個人の特定に直結しない)と思われるので、ほしい方がいたらアンケートの結果のみをお渡しすることを検討しています。

 以上です。調査の回答と拡散にご協力いただき、本当にありがとうございました。ご意見をお持ちの方、相談したいことがある方は私のDMか質問箱にお願いします。

補遺(?): 物理で得点調整が行われたのか?

 私は合格発表の前に、駿台や河合塾の冠模試の配点を参考にしながら自己採点をしました。部分点を厳しくつけると60点で、どんなに甘くつけても75点を超えませんでした。しかし、開示では94点でした。
 
大問の後半部分の埋めようがなかった部分は白紙だったので、均等配点ならとても94点分の答案を書けていたとは思えません。
 「部分点のつけ方が甘い」というだけでは説明しきれない、何らかの得点調整が行われたのではないかと思っています。
 得点調整の方法として考えられるのは

  • 下駄(全員に一定の点数を与える)

  • 傾斜配点(小問の難易度・正答率などに応じて点数を傾斜させる)

  • 点数を多めに振る(満点を151点以上にして、150を超えた人は全員150点に)

  • 素点を変換(一次関数的な変換や等百分位法、分位点差縮小法(共通テストの得点調整に利用される手法)など)

などでしょうか。これら手法を組み合わせたものも考えられます。
 ただ、具体的にどのような調整が行われているのかを我々が特定するのは困難です。こういった得点調整の方法などを大学が公表してくれたらいいのですが…。最高点・最低点だけでなく、平均点や科目別の得点分布なども教えてくれたらいいのになって思います。
 ともかく、数十点単位の得点調整が行われる可能性が十分あるということを意識するのは大事だと思います。本番でいつもより極端に出来の悪かった科目があっても、得点調整の可能性を信じ、次の科目へ切り替えて頑張ってほしいです。

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